物語によるミメーシス「再現」の対象は「行為する人」。
あなたなら、どんな人をどういう手法で再現しますか?
「普通よりも秀れた人」「普通の人」「普通より劣った人」を?
「登場人物たちの行動しかつ行為するそのままを再現するという手法」:『詩学』(岩波書店)
によって?
再現はミュートス「筋」(幾つかの出来事の組み合わせ)。
大切なのは出来事の組み立て。
起こるかも知れない出来事を語ること。
語るにあたって大切なのはレクシス「語法」。
「文章が明瞭であって、而も平板ではない」
「標準的な日常語から成る文章は、意味の明瞭度という点からすれば、一番であるが、しかし、趣きのない平板なものになる」:『詩学』(岩波書店)
登場人物の性格は? キャラづくりの努力目標は4つ、あるとアリストテレスは説いています。
悲劇の構成要素は6つ。
(1)ミュートス「筋」
(2)エートス「性格」
(3)レクシス「語法」
(4)ヂアノイア
(5)オプシス
(6)メロポイイア
悲劇でなくてもこの構成要素を頭に入れておくと、
役立つでしょう。
以上、『詩学』(岩波書店)から目に止まったことばを並べてみました。
「恋愛」を描く時、プラトンの『饗宴』『パイドロス』を読めば、(4)のヂアノイアが深まります。
小説は自由に書きましょう。
物語の書き方は、いろいろありますから。
西洋に限っても、『詩学』に基づいて、いろいろなことが言われてきました。
『詩学』から私達は学ぶことができますが、それはアリストテレスの考え。絶対ではありません。
アリストテレス以前の物語の豊かさは、ソクラテスの想像力に触れるだけでも伝わってくるでしょうし、4000年前のオリエント、インドの物語に触れてみると、物語ることの、「語りの豊饒」を感じるでしょう。
小説は自由に書きましょう。
あなたなら、どんな人をどういう手法で再現しますか?
「普通よりも秀れた人」「普通の人」「普通より劣った人」を?
「登場人物たちの行動しかつ行為するそのままを再現するという手法」:『詩学』(岩波書店)
によって?
再現はミュートス「筋」(幾つかの出来事の組み合わせ)。
大切なのは出来事の組み立て。
起こるかも知れない出来事を語ること。
語るにあたって大切なのはレクシス「語法」。
「文章が明瞭であって、而も平板ではない」
「標準的な日常語から成る文章は、意味の明瞭度という点からすれば、一番であるが、しかし、趣きのない平板なものになる」:『詩学』(岩波書店)
登場人物の性格は? キャラづくりの努力目標は4つ、あるとアリストテレスは説いています。
悲劇の構成要素は6つ。
(1)ミュートス「筋」
(2)エートス「性格」
(3)レクシス「語法」
(4)ヂアノイア
(5)オプシス
(6)メロポイイア
悲劇でなくてもこの構成要素を頭に入れておくと、
役立つでしょう。
以上、『詩学』(岩波書店)から目に止まったことばを並べてみました。
「恋愛」を描く時、プラトンの『饗宴』『パイドロス』を読めば、(4)のヂアノイアが深まります。
小説は自由に書きましょう。
物語の書き方は、いろいろありますから。
西洋に限っても、『詩学』に基づいて、いろいろなことが言われてきました。
『詩学』から私達は学ぶことができますが、それはアリストテレスの考え。絶対ではありません。
アリストテレス以前の物語の豊かさは、ソクラテスの想像力に触れるだけでも伝わってくるでしょうし、4000年前のオリエント、インドの物語に触れてみると、物語ることの、「語りの豊饒」を感じるでしょう。
小説は自由に書きましょう。