「赤毛のアン」は世界中、いろいろな国の人達に読まれています。
物語は国境をこえて心に伝わっていきます。
貴女は作品の読者を日本人と決めていませんか?
日本だけでなく、韓国や台湾、香港、タイ…の人に読まれるかもしれない、
ということも思いながら、物語をつくってみてはどうでしょう。
自身が属しているところを、知らず識らずに、忘れてしまって、そのことに気づかなくなっていることはありませんか。
気づかなくなって、お話を身の回りだけに限って、つくってはいませんか。
日本語だけ、日本だけ、私の世界だけ、私の想像力の中だけ、というふうに。
海の向こうに目をむけて、韓国の方たち、台湾の方たち、中国の方たち、タイの方たち……がその物語を読まれるかもしれない、というふうに想いめぐらせてみると、物語の世界の広がりが感じられるのではないでしょうか。
編集部