豆日記

小豆原一朗の日記

パンパンの塔 今年の総括

2013年12月30日 | 豆日記
こないだの吉祥寺にて2013年パンパンの塔最後のライブが終了しました。
MCで「今年あと一本」なんて言ってたけど、大晦日は深夜3時過ぎなので年明けてますね。
知らぬ間に終了。「お前はもう死んでいる」状態。



というわけで終了ついでにざーっと今年を振り返ってみましょー


1月。「音楽は止まった」のMVをYOUTUBEにアップした。MVを作ってくれた「最後の手段」いい仕事してくれました。後半に「豆」が出てるんですが、僕のことだ、と勝手に思って喜んでいます。

2月。初めてラジオ番組に出ました。
NACK5の「STROBE NIGHT!」という番組で弾き語りライブやらトークやら40分くらいたっぷりやらせてもらいました。
ラジオが好きなので普段からよく聞いていまして、特に「おぎやはぎのメガネびいき」は毎回聞いていまして、
でもだからと言って、聞いてればしゃべれるってもんじゃないんですね。
「俺は何言ってんだ」ってくらいに全然しゃべれなかった…。

3月か4月頃。ボイストレーニングに通いはじめました。
今年のはじめにレコーディングエンジニアさんの紹介で教えてもらって以来、今もたまに通っています。
1回につき3時間ほどやるのですが、そのうち半分ほど筋トレとストレッチでこの時間が本当に、本当に、つらい…
腕立て、腹筋もつらいですが、この度初めて知ったインナーマッスルというやつもなかなか…
確実に1人じゃ絶対にやらない面倒くさい作業だ。いや、これは修行だ。
1人で越えられない壁というのは沢山あるものだな、と思いました。

6月と7月に2か月連続で初めて新曲ダウンロード限定配信をやりました。
配信は日本ではまだまだ馴染みが薄いようですが、アメリカではCDよりも主流というからなんという温度差。
製作者側からするとプレス代など諸々の経費が削れてとても安上がり。
今回の配信曲は今後もCDに収録の予定はないのでまだの方はiTunes等、主な配信サイトで購入できますので是非。
ほぼライブの一発録り(じゃないと録れない曲でした)というスリリングな内容です。

夏から冬にかけてパンパンの塔でベースを弾いている森内ベースが母校の岡山県山陽西小学校で「ロック教室」という子供たちに楽器を教えライブをする授業を4ヶ月にわたっておこないました。
同じく山陽西小学校出身の本田孝義監督がその授業を密着して撮影し、ドキュメンタリー映画を制作しました。(詳しくはこちらを参照)
小学校で初めてライブして地元の新聞でもとりあげてもらったり(山陽新聞の写真を拝借)

NHKのニュースでもとりあげてもらったり(朝の5時に自宅でパシャリ)

映画は岡山県でも公開し、先日都内でも公開しました。
僕もDVDをもらい、こないだ観ました。
個人的にはやっぱり森内くんの先生っぷりが面白かった。
普段とても無口でシャイなのに、みんなをひっぱってて面白かったなー。
自分は一回しか学校には行ってないけど、先生方の話を聞くに相当ワンパクだったみたいだし大変だったろう(笑)
でも、子供たちは楽器の演奏も歌詞もメロディも全部自分たちで作り上げた。
「やってやれないことはない」と教えられたような気がした。

そんなこんなやりつつ今年は水面下で新曲たちを作り続けていました。
ボツにしたやつなど含めて自分にしては沢山作ったなーという感じですが、まだまだ創作ペースを上げたい。
まだ製作途中なので詳しいことは言えませんが、今回はかなりポップな作品になると思います。
まだライブでやってない曲などもありますのでお楽しみに。
ライブで言ったように来年の4月にリリース予定です。
年明けたらそのレコーディングです。
とにかく今はそこを目指していいもの作り上げようと思ってます。



今年も沢山の音楽で感動しました。
ここには書ききれないくらい。

映画やドラマも沢山見た。
今年、個人的に心に残ったものを書きとめよう。

映画
1位『ソウルトレイン』…観終わって爽快な気分になれるつきぬけたコメディ。ことごとく予想を裏切る展開もお見事。物語中間の電車の中で真っ白になるシーンはとても心に残った。
2位『なにもこわいことはない』…演技的なものを一切とっぱらった思い切った作品。「夫婦の日常」という地味なテーマなのに2時間も見れるのはとてつもない技術とセンスがないと出来ない。
3位『Sweet Sickness』…両親が事故死し二人で暮らす姉弟の物語。弟は姉に密かに恋をしてるが、姉は結婚間近。家の撮り方がとてもよく考えられて風の向きや細かい光の加減などが頭の中に残った。そして展開が素晴らしいストーリー。
4位『日本の悲劇』…失職して離婚した息子と病気の父親。ある日父親が自殺(断食)をするため部屋に閉じこもる。回想シーンでかつて同居していた家族が出てくる他は常に息子と父親のロングショットのみ。場所は最後まで二人の暮らす家だった。壮絶で悲惨な設定なのに2人の温度は平熱で怖いくらいに日常的。だから一度だけ感情が爆発する場面は心をうった。
5位『受難』…女性器に人の顔が乗り移るという設定や岩佐真悠子のヌードなどイロモノに思われがちだけど、恋愛ドラマや音楽、カメラアングル、照明などとてもよく出来た作品。全裸で夜道を走る場面には感動。

ドラマ
1位『半沢直樹』…言わずもがな。
2位『第二楽章』…羽田美智子と板谷由夏のアラフォー二人のすごい演技。最初は女性同士の友情に泣けるのだけど、徐々に敵意をむき出しにしていく喧嘩の場面は美しかった。
3位『最高の離婚』…冷徹な真木よう子と激情型の尾野真千子のアラサ―二人の演技が凄まじく泣けた。瑛太もいいやられっぷりだった。
4位『あまちゃん』…言わずもがな。
5位『泣くなハラちゃん』…CGも使って子供うけもよさそうな楽しいドラマだけど、バカ真面目の長瀬智也のセリフが鋭くて大人の自分も泣けた。
6位『書店員ミチルの身の上話』…ふわふわ流される(いい加減な)生き方の戸田恵梨香が2億円当てて人生がどんどん狂っていく物語。スピード感のある展開と戸田恵梨香の演技がいい味だしてた。

それでは、皆様よいお年を
ていうか今晩深夜3時過ぎ池袋Admでお待ちしています。


ライブ写真:橋之口貴志
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今年最後の遠征 | トップ | 毎日の作業 »
最新の画像もっと見る

豆日記」カテゴリの最新記事