豆日記

小豆原一朗の日記

後日談

2010年06月09日 | 豆日記
6/6ツーマン、沢山のご来場、本当にありがとうございました。
去年弾き語り始めたばかりの無名の僕とフク君のツーマンライブ。
色んな人の声からも、自分の実感としても、大成功だったと思います。

ここでひとつ嬉しかったことを書こうと思う。

お客さんの中に主婦の人がいたんだ。
僕はその人とは以前から知り合いだった。
今回のツーマンは「高校生以下無料」ということでその主婦の方は中学1年の息子を連れてきてくれたのだ。

中学1年といえば、僕は思い出すもいやな暗黒時代・・・そんなことはどうでもいいか。

まぁ、色々悩む時期だ。
彼は母親と口を利かないときも時々あったようだ。
まぁ、ギクシャクしてたんだな。人と長くつきあってくうちで誰でも経験ある話だ。
そんな感じだから当日もかなり乗り気ではなかったろう。
僕も中学時代、母親に知り合いの劇に嫌々連れて行かれたことがあった。

彼は初めてのライブハウスだったようだ。
本番前、主婦さんとお話できたけど、彼の姿は見えなかった。
まぁずっと母親といるのも恥ずかしいか。

僕はさ、そんな初めてのライブハウスで、しかも、そんな年頃の子に聞いてもらえるだけでもう、嬉しかった。
ライブハウスによく来る人の前でやるのもやり甲斐は感じるけど、
普段ライブハウスに来ないような人の前でやるのはすごく恵まれた機会だと思うんだ。
何の予備知識も無しで向かって来てるわけだ。
それは、僕の本領が発揮させる絶好のチャンスじゃないか。

ってなわけで、終了後。
主婦の方と少し話せた。
主婦の方、感動で涙流してくれたようで、若干興奮気味だった笑 ありがたや。
息子はライブ終了後、どっか行っちゃったみたいだ。
まぁ、母親と一緒にいるのも恥ずかしいもんな。

後日、メールがきた。
その主婦さんからだ。

「息子がとても気に入って音源がほしいと言ってます」

うっひゃー。これには飛び上がるくらい嬉しかった。
多分母親に嫌々ながら頼んだのだろう。

本当、一人でこっそり部屋で聞いて欲しい。
僕もそんな一人だったから。

ライブに来てくれなくても、音源何回も聞いてくれる人がいるだけでもすげー嬉しい。
そりゃ、更に来てくれることに越したことはないけど。

そんなこんなで音源作って本当よかったと思う。

まめ

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