「1秒もムダにしない」時間節約術。通勤の電車内で雑務を終わらせるテク
なんだか近頃「タイパ(タイムパフォーマンス)」が重要視されているんだそうで、
コスパの追求が、ここ30年ほど日本の労働者給与水準を横這いにした理由だとすると、
給料が上がらないのなら、せめて時間の節約を・・・の悪循環が、
配信映画鑑賞時に1.5倍速再生なんて風な「悲しい判断」を強いているのだと分析しています。
映画鑑賞がその人の趣味ならば、時間を惜しまず楽しむのも「趣味たる所以」に思いますし、
(それはそれはごく狭い範囲であっても )音楽鑑賞を趣味とする私なんかは、
「言葉のかけら」向けの日記を支度する際にも、気分が乗って来るまで時間をかけるといった
「日本一の逆タイパ男」の称号を得るべく日々努力を惜しまないのです
そんな話はともかく、時間がもったいないから急いで先に進めましょう (ダメじゃん )
そんなわけで、次回のかけら対象曲は、LP「That's The Way It Is」A面5曲目の「Mary In The Morning(マリー・イン・ザ・モーニング)」になりますが、「日々是エルヴィス」でこのような関連記事を書く場合に、とりあえずチェックするのは「録音データ」「楽譜」「Wikipedia」「作者の証言」などですが、今回の「Mary In The Morning」に関して触れておくべきなのは「Wikipedia : Mary In The Morning」になるでしょう。 バークレー氏にツッコミを入れてもらいたくてしょうがない話になっているのです。
「Wikipedia : Mary In The Morning」を見てもらうと
エルヴィスは1970年にライブ期間を通して良く歌ったが
「version(それとは異なるもの)」をエルヴィスは録音し
「From Elvis In Nashville」に収録
なんてなことが書いてあります。
2020年発表の4CD「From Elvis In Nashville」を掲げていますから、
割と最近に書き換え(書き加え?)られたものに思えますし、
同CDはアンダブド・マスターや別テイク(YouTube)で構成されていましたから、
確かに「version(それとは異なるもの)」に違いはないのですが、
「Wikipedia : Mary In The Morning」が決定的に間違っているのは、
実際にはエルヴィスが「Mary In The Morning」をライブで歌った形跡がないことです。
ここでエルヴィスのレコーディング・データが高いレベルで調査された
「言葉のかけら」ページ (自画自賛の極み)を参考にまとめてみますと・・・
1970年11月発表LP「That's The Way It Is」収録の「Mary In The Morning」は
1970年6月5-6日ナッシュビルでのスタジオ録音であり
シングルカットされなかった歌なので、発表されたのはステレオミックスだけである
映画「エルヴィス・オン・ステージ(That's The Way It Is)」には
1970年8月7日にインターナショナル・ホテルのメイン・ショールームで歌われた
リハーサル・バージョンが確認できるが
1970年のみならずその後もライブ・バージョンの存在は知られていない
・・・と書いておけば、2022年11月時点でのデータとして
後世に立派に伝えられるでしょう(自画自賛やまず)
その他に「作者の証言」としてFTD-Book「Writing For The King」(p.259~)を
チェックしたのですが、作者「Michael Rashkow」の証言は
「エルヴィスに歌う意向があるようだと聞かされた」程度で
レコーディングに関する情報としては参考になりませんでした。
「エルヴィスの歌った歌詞はちょっと違う」の証言の方は興味深いのですが
歌詞に関する話題は「言葉のかけら」ブログ<で取り合上げることにしているので
また気分が乗ってきたときにでも書こうかと思っています。
結局やる気の問題じゃん
2023年10月23日 20:00スタート
「言葉のかけら」ブログ > かけら補足資料「Mary In The Morning」
「言葉のかけら」ページ
【 関連リンク 】
Wikipedia "Mary in the Morning"
エルヴィスのブログでシロチンとケロチンもBeach Bird BluesてえんだからFTDだって・・ by TiBITA (タイビットA) 14 23 27 32 34 38
Wikipedia「Mary in the Morning」には
https://en.wikipedia.org/wiki/Mary_in_the_Morning
LP「That's The Way It Is」で発表されたとの記述がなくて
アンダブド・マスターが、4CD「From Elvis In Nashville」に
収録されたとの指摘だけが目立ったのですけど
「言葉のかけら」スタートに合わせるがごとく
Wikiがちゃんと修正されているのに気付くのも
私の視力低下のおかげに他ならないでしょう