正定寺の閑栖  (しょうじょうじのかんせい)

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村じゅうと檀家じゅうと

2013年03月28日 | 日記
舅(しゅうと)や姑(しゅうとめ)は、
お嫁さんにとっていささか、
苦手な人物というのが定番です。

田舎に嫁ぐと、嫁ぎ先の姑以上に
近所近辺に住んでいるおばさん達が
何かと、うるさくつきまといます。

他人のお嫁さんを「ああでもない・こうでもない」と
姑さん以上にうるさくしつけます。

こんな近所のおばさん達の事を「村じゅうと」と
いいます。
※「村の舅」や「村の姑」を称して「村じゅうと」と呼びます。
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この「村じゅうと」の方々も40年程前は
若いかわいいお嫁さん達でした。

「世の中は娘が嫁と花咲いて、嬶(かか)と萎(しぼん)で婆々と散り行く」

などと言いますが、まるで女性は七変化ですね。

※セクハラのつもりではありません。

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お寺の場合は、この「村じゅうと」さんだけではなく
「檀家じゅうと」さんもいらっしゃいます。

※昔から里を離れない小姑さんになぞらえて、
 檀家の数だけ「小姑がいる」と言うらしいのです。

「檀家じゅうと」の言葉は、随分昔に「赤木地区のご婦人」から
教えてもらいました。

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このご婦人が嫁いですぐの女房にこんな事を言ってくれました。

ご婦人「みどりちゃん(女房の名)。「檀家じゅうと」はうるさいけれども、
一端お嫁さんの味方に付けば、鬼に金棒だからね」と・・・。

女房は確かに「鬼に金棒」を得てお陰で30年になりました。
関西から嫁いですっかり大分弁の関西なまりに
なってしまいました。

まだ先の話ですが、次の寺庭(寺の奥さんの名称)も女房と
同じように皆さんから助けてもらえれば良いなと思っています。

その時、女房は姑デビューします。

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