正定寺の閑栖  (しょうじょうじのかんせい)

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立て札設置完了!

2012年10月25日 | 日記
3ケ所に立て札が設置されました。

お近くを通りましたら是非ご覧下さい。


分衛所(ぶんねいしょ)
法要時間 24日午前8:00
場所   佐伯市直川下直見江河内

分衛とは托鉢のことです。
托鉢は食を施して頂く乞食(こつじき)の事です。
禅の修行における托鉢は単に経済的な援助ではなく、
精神的な意義と工夫がなされています。

網代傘に草鞋の姿で行脚(あんぎゃ)する修行僧の
休息場所を「分衛所」と言います。

晋山するために新命和尚が行脚して最初に立ち寄り
お茶を頂く場所です。
この度の分衛所は甲斐照光総代さんの
お宅をお借り致します。



安下所(あんげしょ)
法要時間 24日午前9:00
場所   佐伯市直川赤木久留須

安下所とは新命和尚の臨時宿所です。身支度を整える場でもあります。
「安下」(あんげ)とは、行李(こうり)を解いて安息する事を言います。
行李とは柳行李(やなぎこうり)などが一般的で現在の「衣裳ケース」の
事です。

安下所には檀信徒より支度された法衣・袈裟などが用意されて、正定寺から迎えの
使者(法類の和尚さん)が出向きます。
この度の安下所は安藤廣美総代のお宅にお願い致しました。
この安下所から晋山行列が行われます。

稚児(稚児)
稚児行列 24日午前9:20出発
(稚児集合 午前8:40)
場所   安藤廣美家前から直川中央公民館
 
稚児は平安装束の稚児衣裳を着て、男子は烏帽子・女子は天冠をかぶります。
額には「位星(くらいほし)」と呼ばれる丸を黒で入れます。
単なる装飾ではなく神仏聖として行列に参加します。
稚児は「神仏の子」なので付き添いの方も神仏のお伴として参列します。


茶礼所(されいしょ)
法要時間 24日午前10:00
晋山行列 24日午前10:40発
場所   佐伯市直川仁田原上の地

茶礼とはお茶を呑むことです。
湯飲み茶碗に少しのお茶を注ぎ
一同介して一斉に頂きます。

茶礼所は行列の途中で休憩をしてお茶を
頂く所です。
この度は小野道夫家のお宅にお願いを致しました。

この場所からいよいよ正定寺山門に向かって晋山
行列が再び行われます。

30年前はこの小野家が安下所となり稚児行列を
行いましたが、交通事情などから新命・役付の和尚さん
それに役員さんなど20名程の行列で正式な参道である
164段の石段を上りを山門を目指します


分衛所・安下所・茶礼所の立て札と畳替え

2012年10月19日 | 晋山式
10月13日に晋山式で新命和尚が托鉢途中に休息する
「分衛所」と宿をとり行李をとく「安下所」それに
稚児行列のあと休息する「茶礼所」の看板が立ちました。

通常は「安下所」だけが多いのですが、稚児行列が
国道では難しくなったり、法要時間の調整などもあり
3ヶ所の檀家さんにお願いして、それぞれ新命和尚を
迎える準備をして頂きました。

最初に立ち寄る
分衛所の立て札


稚児行列の出発点の
安下所の立て札


最後にお茶を頂く
茶礼所の札


本堂では畳替えが始まりました。
100畳を超えます。


晋山式まであと一ヶ月あまりです。



タオルを贈る

2012年10月01日 | 行事
お寺の下に「特別養護老人ホーム」があります。
創立してそろそろ30年を迎えます。
開苑してまもなくの頃から「手作りの味」を
入苑者に届けようと「梅干し」を女性部が
秋のお彼岸に合わせて持ち寄り贈っていました。

10年ほど前からは「タオル」を持ち寄り
贈ることにしています。

タオルは入苑者に重宝されるようで、
とても喜んで頂いています。

今年も花園会女性部役員がお彼岸法要のあとに
出向いて贈呈しました。

タオルは商店の記念品やサービスで頂いた
新品ですが、それぞれ業者の名前が袋に書かれているので
いちいちビニール袋から出して渡しています。

写真のタオルも新品で未使用の物です。