正定寺の閑栖  (しょうじょうじのかんせい)

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最近はあべこべ

2013年03月26日 | 日記
24日の臨時世話人総会で晋山式の収支報告が
終わり、会計資料がお寺に渡されました。

収入一つを見ても振込用紙や世話人さんから手渡された
封筒に至まで細かく整理されていました。

会計報告でも晋山式の負担金の納金状態は
100%と言うことで、当初の法要・付帯工事も
支障なく終える事ができたと報告にありました。

特別寄付は21,696,030円にのぼり
行事への参拝者や規模も当初より多く
なりましたが充分な対応ができました。

お祝儀も8,935,080円と当初の法要予算に
手を付けることなく、宴席慰労や参拝者の記念品など
お祝儀でまかなうことができたようです。

多くの檀家さんは、新命和尚さんのために
貴重な浄財を喜捨したのだから、
自分達が飲んだり、食べたりした分は自分たちで」と
当日は、過分のお祝儀や寄進を賜りました。

そのお陰で余剰金は、付帯工事に回すことが
できて、当初の設計や見積もりよりも立派な
材料や安全性の高いものを使用することができました。

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役員会の雑談でこんな話しが出たりします。

○○地区の××さん
「ワシ達の寄付金で役員は、飲んだり食ったりしよるんじゃねえな」

役員さんの○○さん
「今時、人の金で飲んだり食ったりする奴はおらんでぇ」

また別の

檀家さんの△△さん
「会計さん(予算)があるけん、祝儀を包つまんでんいいんじゃ。飲み食いも会計でまかのうからいいんじゃ」

役員さんの◎◎さん
「老人クラブでん、弁当は会費からじゃのうて、毎回、手出しで食うんが当たり前じゃにぃ。
記念品はお祝いじゃからありがとうもろうーとくが、飲み食いは別じゃ。」

役員会が終わった後の雑談では、「まさか・あり得ない」ような
話しで盛り上がります。

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上記の【○○地区の××さんの意見や檀家さんの△△さん】の考えは
「接待する側」の考えのようですね。

通常、接待する側はお世話になった方々に
「どうぞお気遣いなさらずに、粗末なものですがお上がり下さい」と言います。

接待を受ける側が
「みんなから集めたお金があるから手ぶらで良いですよ」とは言いませんよね。

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最近は接待する側とされる側の立場が判らなくなっているようで
なんだか滑稽な場面に遭遇することもあります。

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葬儀の後には、喪家や親族などで寺参り(礼参)と言うのがあります。
今はお茶にお菓子ですが、昔は一寸したお膳を出していました。

礼参は喪家や親族が席に着くと和尚さんが遺族を前にして、

和尚:「○○さんの葬儀も無事に終えられてご苦労様でした。なにもありませんが」と膳を進めます。



ある日、その挨拶を突然喪主が言い出しました。

喪主:「親戚のみなさま、葬儀にはお世話になりました。
粗末なものですがどうぞごゆるりとお召し上がり下さい」と

待ってよ!

そのお膳はお寺が出したものですよ。
女房が喪家のみなさまの為に作ったものですよ。
ましてや「粗末なものですが・・」とは・・・女房は凹みます

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葬儀のお布施をお寺に差し上げるので、
お寺で出される食事やお茶・菓子はサービスの一つだと思ったのかも知れません。

このような出来事は、一度しか見たことがありませんが
若い喪主は、臨席した親族のあちこちから叱られていました。
喪主も気まずそうにしていました。

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最近、このような「あべこべ」を見かけませんか?

「人への感謝」がなくなった時に「あべこべ」になるのかな?













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