落款の問い合わせ

「教えて！」の続きですが、

「落款を見せてください」との問い合わせが
ありました。

忙しい中調べてくれているのだろうなと思うと
申し訳ないやらラッキーやら・・・







いずれも違う書に押してあった同一の落款です。

佐伯市内には、天慧老師の書画が沢山あります。
特に蘭の花をよく見かけます。

この直川村にも仏間や床の間で見かけることがあります。

どの家でも、当主の方々はあまり興味もなく、古びた掛け軸や扁額を
そのままに飾っているようです。

落款の上の右は「鉤」と言う字のようなので
最初の教えては「鉤玄（奥深い道理を引き出し悟ること）」と
読むのかも知れません。

今度は落款を調べなくてはいけなくなりました。
老眼になり「篆刻辞典」を見るのも大変です。

それから、正定寺檀家の方がこのブログを見て
「なんだか、たいそうな書を調べているからには高価なものかな？」と
思ってしまう方がありますが、高価なものではありません。

ただ、この書を所持している家がすごいのです。