正定寺の閑栖  (しょうじょうじのかんせい)

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三余館での仏教講座は20年前・・・

2013年06月22日 | 日記
佐伯市に「三余館」という市民の集会施設があります。

もう20年ほどまえになると思いますが、ここの館長さんから
「仏教講座」の開講依頼がありました。

「着物教室」・「ヨガ教室」・「語学教室」などと同じように
受講生を集めて行うカルチャーサロンの立ち上げでした。

当時私は30歳半ばだったと思います。

毎週金曜日の午後6:00前後から1時間30分の講義でした。
1年もすると話のネタがなくなりました。

そこで宇目小野市の長徳寺和尚さん(2歳下)に声を掛けて
二人で約2年間行っていました。

二人の持ちネタもなくなり、浄土宗の潮谷寺和尚さん(同じ年)にも
参加してもらい3人で1年が過ぎたところで、蒲江丸市尾の梅南寺和尚さん(7歳下)も
加わり作ったのが写真のステッカーです。



『西遊記』をモチーフにして「孫悟空が潮谷寺」・「沙悟浄が長徳寺」「白馬の玉龍が梅南寺」
そして「猪八戒が正定寺」と受講生も「そっくり」という評判でした。

佐伯市では著作権などという観念があまりない頃に、イラストレーターの
制作作品を買い取りました。

ステッカー以外にもTシャツも作りました。

その後、仏教講座は浄土真宗大谷派の十輪寺和尚(同じ年)・日蓮宗の本行寺和尚(同じ年)と
宗旨宗派を超えた若い僧侶が集まり、一時はヨガ教室に次ぐ50名超えの受講生でした。

※受講生の98%は女性です。と云っても年齢は随分上です。

その他に臨済宗から蒲江福泉寺和尚・宇目長昌寺和尚などなど最後には10名を超える
僧侶で講座が運営されていました。

その後、宗旨の異なる僧侶が集まり「佐伯市仏教会青年部」も立ち上げました。

「三余館」での仏教講座は6年間続きました。

後任の館長さんは公共施設での「宗教講座は認めない」という方針だったので
講座はなくなりましたが、私にとって貴重な経験でした。

禅宗・浄土宗・浄土真宗・日蓮宗と宗旨が違う和尚さんが仲良く集まり
互いの教義や佐伯地方の仏教風土を受講生と共に学ぶ良き場所でした。


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