正定寺の閑栖  (しょうじょうじのかんせい)

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明日は検査治療で留守です

2013年05月07日 | 日記
病気とお付き合いするようになり、
いろんな薬剤・医療器具の名前を
覚えました。

CEAもその中の一つです。

癌の数値(腫瘍マーカー)を
血液検査で計った事を
CEAと言います。
※簡単な説明です。

このCEAが昨年から下がらないので
度々検査のために病院へ行きます。

数値の加減で抗がん剤投与の
継続か中断かが決まります。

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早朝の午前3:00前後に檀家さんが
亡くなり枕経で新命和尚が
お参りに行きました。

最近では午後11:00~午前5:00の間に亡くなっても、
枕経の連絡を遠慮する檀家さんが多くなりました。

隣保やお寺への配慮もあると思いますが、

斎場や火葬場の都合などは、
夜が明けて通常勤務時間でなければ
葬儀の日程が確定しないという
事情もあります。

20年程前は、隣保の協力だけで葬儀が
出来ていました。

火葬も同じく日時の融通がきいて、
喪家の要望を聞いてくれました。

最近では、葬祭社さんが全てを行い、
直川の火葬場が閉鎖されてからは
午前9:00から午後3:00まで1時間間隔の
利用となりました。

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佐伯市には4ヶ所の葬祭業社があり、
それぞれが葬儀会場を持っています。

葬儀は斎場以外にも、自宅での葬儀・お寺の本堂や檀徒会館での
葬儀などもあります。

昭和20年代までは庭先などの屋外で葬儀を行っていました。

火葬場は昭和24年に薪式のものがありましたが
昭和45年の重油式が出来るまで土葬が多かったと
聞きます。

戦後から昭和50年代までは、自宅で葬儀を行うことが多く、
昭和60年代から平成になって、
お寺の本堂を使う事が多くなりました。

それに合わせて、本堂で葬儀が出来るように
マイク設備や細かな葬儀道具を揃えるように
なりました。

平成15年頃から核家族の影響や隣保環境が
変化して、葬儀社を利用した冷暖房完備の
斎場使用が多くなりました。

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お寺を使用して葬儀を行う場合は、その準備を
寺族か葬儀社が行います。

正定寺は少しでも喪家の負担を減らすために
葬儀社に頼まず寺族で準備しています。

普段の本堂正面



葬儀の飾り付け



普段の本堂



葬儀の本堂



境内の掃除。屋内の掃除・椅子・葬儀荘厳などなど
結構準備が大変なのですよ。

これに加えて、引導・戒名なども寝ずに考えると
時間が足りません。

葬儀の場だけお参りすると、お寺=斎場と思って
しまいますが決してそうではありません。

一人の葬送を営むと言う事は
飾り付けだけを見ても簡単なものではありません。

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今朝のお家はお寺に近いので、本堂での葬儀
が良かったのですが、冒頭の理由に加えて
8日は、葬儀は出来るが斎場が空いていない。
加えてお寺も使えない。

9日は友引で葬儀を出すのをためらう。

そこで10日の葬儀となりました。

隣保の方達が寺族に代わって
葬儀の飾り付けを手伝う事も
考えられますが、

仏具の取扱や障子・襖の取り外しは、
普段出入りしていないと出来ないものです。

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お盆の飾り付け



秋のお彼岸の飾り付け



大般若の飾り付け



お正月の飾り付け



これらの年中行事を見て、一度も見たことがないな~と
思うようでしたら、飾り付けは少々無理かも知れません。

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お寺の本堂で葬儀が出来れば、お寺の布教活動にも
なるので、とても良いのですが今回は残念です。

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少し心配なのは、
お寺の都合で本堂が使えない場合は、聞き違いや思い違いで

「お寺が本堂を使わせない」とか「お寺の寺族がいやがっている」とか
トンデモナイ噂話が出ることがあります。

そこで、あらかじめブログで事情を告知しています。

取越し苦労だと良いのですが。

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正定寺周辺で「ブログ愛読者」や「ブログのぞき見隊」の
皆さまは、是非ご承知していただきたいと
存じます。

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お寺の都合や斎場の都合・火葬場の都合に友引も
重なり、三晩の間を経て葬儀となります。

※都会では火葬が中々出来なくて、葬儀が済んだ後
1週間たって火葬と言うこともあると聞きます。



故人は温厚で人からの信頼も厚い方で
お寺の役員も何度引き受けてくださいました。


家族にとっては、大切な故人とゆっくり
お別れが出来るのかも知れません。

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