この度私が入社を決めた企業にはゴールデンウィーク明けに出会いました。
京都に本社を構える中小企業でしたが、 説明会の段階で社長が登壇し、ざっくばらんに話をしてくれたことで企業の雰囲気や理念、社長自身の人柄を知ることができました。
訪問を重ねるうちにこの企業の魅力にどんどん引き込まれた僕は、「この企業に内定を貰うことができれば、後悔無く就職活動を終えよう」と思っていました。 最終選考も自分が何故この企業で働きたいのかを一生懸命に熱弁し、無事に内定をいただきました。
実は、僕の就職活動において一番大変だったのが内定を貰った後・・・ここからなんです。
大学の友人はまだまだ大手企業の選考真っ盛り。
「ES5枚書き上げた~。」とか「今日、グループディスカッションやわ~。」という会話がされる中、僕は就職活動を終えているので「頑張れ!」と激励をする日々でした。
ある日、友人から「諦めんともっと良い企業受けたら、お前なら受かるやろ!」という一言が。
僕からしたら「はぁ?!」というハテナで頭がいっぱいでした。 その友人からすると大きな企業、上場している企業が良い企業という認識で、僕の就職活動の軸とは全く相容れませんでした。
周囲の多くが就職活動を続けろと言ってくる中、
「自分の事を評価してくれた社長を裏切る事はできない」
「僕にとって良い企業は大きな企業や上場企業ではなく、地元京都に根差した転勤のない企業だ」
「妥協して諦めたわけではない」
と何度も何度も説明を繰り返しました。
この周囲と自分の企業に対する“想い”のギャップが就職活動をしていて一番辛かったです。
あまりにもみんなが言ってくるので「自分が間違っているのか?」と思ったこともありましたが、
自分にとって“良い企業の条件”は人それぞれ、他人の価値観じゃなくて自分の価値観で就職先を決めて良かったと今では思っています。
みなさんにとっての良い企業も人とは違うかもしれませんが、自信を持ってベストマッチする企業に入社してください。
僕は、決して大手企業だけが良い企業ではなく、中小企業でも良い企業はたくさんあると胸を張ってお伝えします。