自動車業界に貢献できる会社に入社したいと思い、就職活動をしていました。昔から自動車が好きだったため、業界の有名どころ企業の事は知っており、大きな企業から順番にエントリーをしていきました。説明会に参加し、エントリーシートも無事通過。意気込んで面接に挑みましたが、どの企業でも聞かれる「ウチに入社してどのような業務がしたいですか?」という質問にふと、疑問を抱きました。
どの大手企業の企業研究をしても、部署は縦割り構造になっており、販売職ならずっと販売、技術職ならずっと技術と自分の役割以外には挑戦できない環境がほとんど。僕が思い描いていた自動車業界への貢献は、あらゆる分野の業務を一気通貫で経験し、幅広い業界知識を身に着けて活躍することだったため、
「縦割りの大手企業では自分の夢は叶わない」
そう思って中小企業でありながらカー用品を豊富に取り扱う販売店に入社を決意しました。 選考を進めている際にも、大手企業と中小企業の違いを体感。大手企業では、ある程度マニュアルなのか?と感じるほど同じ様な質問が繰り返され、こちらも定型文のような回答をしていました。しかし、中小企業では自分の趣味の話から学生時代に没頭したこと、楽しかった思い出など、自分自身にフォーカスした面接だったのが印象的でした。僕自身、大学時代はゼミでの発表会やカー用品店でのアルバイト、教授の講義サポートなど、学生の時ならではの経験を全力で楽しんでいました。面白おかしく過ごしてきた日々が、結果的には面接の場で話せる内容となり、とても盛り上がりました。また、面接官の方も自分の話にしっかりと耳を傾けてくれ、本当に僕の事を知りたいと思っていると伝わってきたことも嬉しかったです。
就職活動を振り返って、「ガクチカが充実している大切さ」を何より感じます。
特に、自分の事をしっかりと聞いてくれる中小企業の面接では、ガクチカが充実すればするほど盛り上がり、楽しい面接になりました。そのためにも、大学時代ダラダラと時間を過ごしていると勿体ない!!今からでも、自分が楽しいと思う事をトコトン突き詰めるとガクチカになります。みなさんも自分なりに楽しい事をしながらガクチカをどんどん充実させてください。ようやくコロナも落ち着きました。“今”しかできない事を楽しんで、就職活動を有利に進めることができる思い出をつくりましょう。
【自動車用品販売店 総合職】