昨日は現クラス最後の親睦会ということで保護者の方々からご招待していただき参加してきました。
今の保育園は2012年10月からの勤務なので、担任として1年間担当する最初のクラスです。
今思えば、ちょうど1年前担任発表の時の保護者の方々の気持ちは本当に不安だったと思います。
0歳から2歳まで持ち上がった先生2人のうちどちらか1人は持ち上がるだろうと予測していた
お母さんたち。
今までみてもらっていた先生に引き続き保育をしてもらいたい。
乳児から幼児へと変わる子どもの成長に関しても相談しやすい。
という思いだったと思います。
それが持ち上がりなしという担任発表。
そして1人はこの保育園に来たばかりでどんな先生かもわからない。
お母さんたちの不安は大きくなるばかりだったと思います。
どんなクラスになるんだろう。。。
この先生に預けて大丈夫なのだろうか。。。
4,5月は朝挨拶するたびにお母さんたちの顔からそんな不安が伝わってくるほどでした。
それでも毎日の連絡帳やお迎えの時の会話、懇談会、個人面談、そしてなにより
子ども達からお母さんたちに伝わる保育園の様子を通して少しずつ信頼関係を築いていきました。
保護者と保育士の関係はどちらかが優位になるということは絶対になくて、お互いさまの関係から信頼が
築かれると思うんです。
しかし、現実には自分たちの力不足を保護者批判で終わらせてしまう現状が多いです。
そのたびに胸を痛め、聞き流すことしかできない自分の無力さを痛感してきました。
それでも私の中で絶対に揺るがない想いは、どんなに大変だと言われる家庭でも決して否定はしないこと。
そして真摯に向き合い人と人とのつながりを大切にすることです。
これを続けてきました。
3月に入り、どの先生が担任になるのかソワソワし始める時期。
新入園児の面談や、クラス移動の時にどこの部屋を片付けていたかなどの行動を見て、
私が来年度は乳児クラスを担任することは水面下で噂になっていたようです。
昨日も「なべちゃんの持ち上がりはないんだよね」と言われました。
それでも保育士冥利に尽きる嬉しかったことが1つ。
私の知らないところでお母さんたちが園長先生に担任を私にしてほしいとお願いしていたこと。
園長先生からはもちろん何も聞かされていないのでびっくりしましたが、保育士歴25年のベテラン先生ではなく
私を推薦してくれていたことを聞いて、自分が頑として揺るがなかった想いが実を結んだ結果
なのかなと本当に嬉しかったです。
そして、そう思っていただいた保護者の方々には言葉では言い尽くせないほどの感謝の気持ちでいっぱいでした。
しかしその反面、担任として持ち上がることができないこと、感謝の気持ちを今伝えられないことが本当につらかったです。
保護者の前だからといってつくろうことなく真の自分の姿、自分の保育を見せてきて、きっと複雑な思いを抱いた方も
いらっしゃることだと思います。それでも広い心で、ご理解とご協力をしていただいたおかげで子ども達とたくさん遊んで
泣いて、笑って幸せな1年間を過ごすことが出来ました。
私自身、保護者の方々に育てていただいた1年間だったなぁと改めて思います。
明日で担任として子ども達に接するのが最後となります。
それでも同じ園にいる先生として子ども達、保護者の方々を見守っていきたいと感じながらの帰り道でした。
夜桜がきれいに風で揺らいでいます。雨の降りそうな土の匂いもします。
雪国育ちの私には土の匂いがし始めると、雪が解けて春が近づいてきたことの証として体に刻まれているようです。
もうすぐ新しい年度が始まり、また新しい出会いが私を成長させてくれると思うと新年度準備の忙しさも楽しさに
変わります。
今年度最後の休日、17人の子ども達への手紙を書こう
そしてワクワクする世界へ子ども達を導く手伝いができるように、もう一度読み返そう
『The Sense of Wonder』
always be smailing
~いつも笑顔でわたしらしく~
今の保育園は2012年10月からの勤務なので、担任として1年間担当する最初のクラスです。
今思えば、ちょうど1年前担任発表の時の保護者の方々の気持ちは本当に不安だったと思います。
0歳から2歳まで持ち上がった先生2人のうちどちらか1人は持ち上がるだろうと予測していた
お母さんたち。
今までみてもらっていた先生に引き続き保育をしてもらいたい。
乳児から幼児へと変わる子どもの成長に関しても相談しやすい。
という思いだったと思います。
それが持ち上がりなしという担任発表。
そして1人はこの保育園に来たばかりでどんな先生かもわからない。
お母さんたちの不安は大きくなるばかりだったと思います。
どんなクラスになるんだろう。。。
この先生に預けて大丈夫なのだろうか。。。
4,5月は朝挨拶するたびにお母さんたちの顔からそんな不安が伝わってくるほどでした。
それでも毎日の連絡帳やお迎えの時の会話、懇談会、個人面談、そしてなにより
子ども達からお母さんたちに伝わる保育園の様子を通して少しずつ信頼関係を築いていきました。
保護者と保育士の関係はどちらかが優位になるということは絶対になくて、お互いさまの関係から信頼が
築かれると思うんです。
しかし、現実には自分たちの力不足を保護者批判で終わらせてしまう現状が多いです。
そのたびに胸を痛め、聞き流すことしかできない自分の無力さを痛感してきました。
それでも私の中で絶対に揺るがない想いは、どんなに大変だと言われる家庭でも決して否定はしないこと。
そして真摯に向き合い人と人とのつながりを大切にすることです。
これを続けてきました。
3月に入り、どの先生が担任になるのかソワソワし始める時期。
新入園児の面談や、クラス移動の時にどこの部屋を片付けていたかなどの行動を見て、
私が来年度は乳児クラスを担任することは水面下で噂になっていたようです。
昨日も「なべちゃんの持ち上がりはないんだよね」と言われました。
それでも保育士冥利に尽きる嬉しかったことが1つ。
私の知らないところでお母さんたちが園長先生に担任を私にしてほしいとお願いしていたこと。
園長先生からはもちろん何も聞かされていないのでびっくりしましたが、保育士歴25年のベテラン先生ではなく
私を推薦してくれていたことを聞いて、自分が頑として揺るがなかった想いが実を結んだ結果
なのかなと本当に嬉しかったです。
そして、そう思っていただいた保護者の方々には言葉では言い尽くせないほどの感謝の気持ちでいっぱいでした。
しかしその反面、担任として持ち上がることができないこと、感謝の気持ちを今伝えられないことが本当につらかったです。
保護者の前だからといってつくろうことなく真の自分の姿、自分の保育を見せてきて、きっと複雑な思いを抱いた方も
いらっしゃることだと思います。それでも広い心で、ご理解とご協力をしていただいたおかげで子ども達とたくさん遊んで
泣いて、笑って幸せな1年間を過ごすことが出来ました。
私自身、保護者の方々に育てていただいた1年間だったなぁと改めて思います。
明日で担任として子ども達に接するのが最後となります。
それでも同じ園にいる先生として子ども達、保護者の方々を見守っていきたいと感じながらの帰り道でした。
夜桜がきれいに風で揺らいでいます。雨の降りそうな土の匂いもします。
雪国育ちの私には土の匂いがし始めると、雪が解けて春が近づいてきたことの証として体に刻まれているようです。
もうすぐ新しい年度が始まり、また新しい出会いが私を成長させてくれると思うと新年度準備の忙しさも楽しさに
変わります。
今年度最後の休日、17人の子ども達への手紙を書こう
そしてワクワクする世界へ子ども達を導く手伝いができるように、もう一度読み返そう
『The Sense of Wonder』
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