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京の一枚

京都 宝鏡寺 人形供養


「人形寺」と親しまれ、歴代皇女が住持となった門跡尼寺で、光格天皇遺愛の人形や多くの由緒ある人形を所蔵しています。


本堂で雛人形やこけし、ぬいぐるみなど約500体の人形が並べられ、住職さん達の読経が行われる中、 子供や一般参加者による献花が行われます。


過去一年間に納められた人形を焼いて供養し、灰を人形塚に埋めます。


島原太夫の舞も披露されます。


宝鏡寺では皇女方が入寺されていたことから御所より人形が贈られ、孝明天皇(こうめいてんのう)ご遺愛の人形をはじめ、由緒ある人形を数多く保存いたしておりました。


そこで、昭和32(1957)年の秋より人形展(一般公開)が始まり、その後関係者によりまして年1回、秋に人形供養祭(及び関係物故者供養祭)が営まれることとなり人形塚も建立され、いつの頃からか人形の寺として名高くなりました。


そうしてその頃より、皆様がたから人形が供養に納められるようになり、今日にいたっております。


人形塚の歴史は意外と新しく、境内に建てられたのは昭和34(1959)年のことです。


1950年代半ばに、京人形商工業協同組合が、京人形を本格的にアピールしていこうと建立を計画したものです。


塚には、京人形を象徴する愛らしい御所人形が彫り込まれています。


その台座には、武者小路実篤の歌碑が寄せられています。


人形塚は、人形と人形制作に一生を捧げた人たちの供養塔として、真摯な意味を持っているのです。








人形よ 誰がつくりしか


 誰に愛されしか 知らねども


   愛された事実こそ


    汝が成仏の誠なれ


            武者小路実篤






人形供養祭”には、この日に持ち込まれたお人形を並べ、年に一度の総供養の日として、お勤めが盛大に執り行われます。


毎朝のお勤めに参列はできませんが、当日は皆様にも参列していただき、お焼香もしていただけます。






■場 所: 宝鏡寺


■期 間:※2021年度は一般の参列を中止。


人形の供養は前日まで受付中。


詳細は公式サイトをご確認ください。


10/14(※毎年同じ日程です)




■時 間: 人形供養祭:10時半~11時半頃


人形の受付は10時~10時半

■アクセス: 市バス9「堀川寺ノ内」


■お問合せ: 075-451-1550


■詳細ページhttp://www.hokyoji.net/


※主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。














京都の古都なら:http://www.e-kyoto.net/











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