京の一枚

京都 青モミジ 松虫の安楽寺


鎌倉時代初期、法然上人の弟子住蓮房・安楽房の二人の僧が念仏道場「鹿ヶ谷草庵」を建て、人々に念仏をすすめました。

当時、後鳥羽上皇の女官として仕えていた19歳の松虫姫と17歳の鈴虫姫は、両上人から念仏の教えを拝聴し感銘し、密かに出家。
このことを知った上皇は激怒し、念仏の教えを説く僧侶に弾圧を企て、二僧は斬首。
これに止まらず、法然上人は讃岐へと親鸞聖人は越後へ流刑に処しました。
その後、両姫は瀬戸内海の小島で生涯を終えました。


両上人亡き後、「鹿ヶ谷草庵」は荒廃しましたが、流罪地から帰京された法然上人が両上人を弔うため草庵を復興するよう命じ「住蓮山安楽寺」と名づけました。
本堂には本尊阿弥陀三像を安置し、傍に住蓮・安楽両上人、松虫・鈴虫両姫の座像、法然上人張子の像などをまつっています。
また、境内には住蓮・安楽両上人、そして、松虫・鈴虫両姫のそれぞれの供養塔があります。

安楽寺は緑や自然が豊かな静かなお寺です。
春から夏にかけては鮮やかな新緑や深い青もみじが楽しめます。


安楽寺は紅葉の名所です。
中でも山門とその前の石段は非常に絵になる秋の景色が楽しめる場所です。

石段に積もった散り紅葉も見ごたえがあり人気もあります。
書院前庭園や書院中庭にも真っ赤な紅葉や鮮やかな紅葉があり、風情ある見事な紅葉が見られます。



アクセス
市バス「真如堂前」下車徒歩約10分
拝観時間 9:30~16:30
拝観料 500円
住所
京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町21
電話番号 075-771-5360
HPアドレス http://anrakuji-kyoto.com/





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