寺伝によれば、化野の地にお寺が建立されたのは、約千百年前、弘法大師が、五智山如来寺を開創され、その後、法然上人の常念仏道場となり、現在、華西山東漸院念仏寺と称し浄土宗に属する。
「あだしの」は「化野」と記す。
「あだし」とははかない、むなしいとの意で、又「化」の字は「生」が化して「死」となり、この世に再び生まれ化る事や、極楽浄土に往来する願いなどを意図している。
この地は古来より葬送の地で、初めは風葬であったが、後世土葬となり人々が石仏を奉り、永遠の別離を悲しんだ所である。
境内に奉る多くの石仏・石塔は往古あだしの一帯に葬られた人々のお墓である。
「あだしの」は「化野」と記す。
「あだし」とははかない、むなしいとの意で、又「化」の字は「生」が化して「死」となり、この世に再び生まれ化る事や、極楽浄土に往来する願いなどを意図している。
この地は古来より葬送の地で、初めは風葬であったが、後世土葬となり人々が石仏を奉り、永遠の別離を悲しんだ所である。
境内に奉る多くの石仏・石塔は往古あだしの一帯に葬られた人々のお墓である。
何百年という歳月を経て無縁仏と化し、あだしのの山野に散乱埋没したいた。
明治中期に地元の人々の協力を得て集め、釈尊宝塔説法を聴く人々になぞらえ配列安祀してある。
賽の河原に模して「西院の河原」と名付けられた。
本尊阿弥陀如来像 西院の河原
8月23日・24日「千灯供養(せんとうくよう)」
明治時代、無縁仏を弔う行事として始まったのが、「千灯供養」です。
地蔵盆の時期に行われ、この2日間には地元の方々をはじめ、参拝者が手を合わせに訪れます。
陽も落ち始める頃、数千体もの無縁仏にろうそくが供えられます。
あかりと石仏が織りなす幻想的な光景が、あたり一面に広がります。
■アクセス JR嵯峨野線 京都駅から嵯峨嵐山駅下車
京都駅から京都バス 72号系統『嵐山・清滝』行き
→四条烏丸-四条大宮-鳥居本下車(約40分)
*バス停『鳥居本』より 徒歩約5分
■開門 9:00~16:30(受付終了)
■入山拝観料
大人 500円
中学、高校生400円
■〒616-8436
京都市右京区嵯峨鳥居本化野町17 あだしの 念仏寺
■電話:075-861-2221 Fax:075-881-9800
■詳しくは:http://www.nenbutsuji.jp/