夫の月命日を4回迎えた。まだ4回。夫を失ってからまだたった4か月しかたっていない。ずいぶん経った気がするのに。その間にあった四十九日と新盆。準備に追われ忙しくしている間はなんとかなるが、やることがなくなると無性に不安感が増してくる。一人ぼっちだという不安感。考えないようにはしているけれど、将来一人ぼっちというのは現実だ。息子はいるが、それは別の話。配偶者の死は誰でも向き合うことなのでしょうが、まだまだ心の準備はちっともできていなかった。当分先の話のはずだった。それなのに、夫は64歳で逝ってしまった。早すぎる。若すぎる。2年半の闘病の甲斐なく、逝ってしまった。私を一人残して。夫の看病のために仕事は辞めた。それはちっとも悔いはない。もっと早く辞めて、看病に専念すれば良かったと今では思う。ごめんね。もっともっと見ていてあげればよかった。元気な時からずっと。あなたと過ごせる時間がこんなに少なかったとは。神様ひどいよ。どうしてなの？私から夫を奪って。私が何かそれに匹敵するくらいの悪いことをしてきたのだろうか。私は一人で生きていく定めがあるのだろうか。最後にあなたと過ごした2か月半は私の宝物。私のことを愛しているよと何度も言ってくれたね。感謝していると言ってくれた。ありがとうと言ってくれた。私といた時が一番最高でしたと言ってくれた。そういう言葉を残していくんだから。残されたって困っちゃうよ。私だってあなたと一緒にいられた時間が最高だったよ。この先一人でどうしていったらいいんだよ。答えも出ないまま、日々過ごす。ただやり過ごす。そしてやっと4か月。この先どれだけそれが続くのだろう。