先週土曜日、6回目の月命日。ついに霊園の契約をしてきた。自宅に一番近い霊園。毎日あなたに会いに行ける。いずれは私も一緒にそこに入るよ。自分のお墓でもあるんだなと改めて気づく。あなたを供養する場所がもう一つ増えることになる。納骨は一周忌の時に同時にすることにする。あそこで良かったかな。あなたからは何も希望を聞いていなかったから、お墓については完全に私任せ。他の事もほとんどが私が決めてきたけれど、こればっかりはあなたの意思は全くわからないことだ。ただひとつ。ある場所への散骨。それは、必ず叶えるよ。息子と一緒に行ってくるよ。コロナ禍で今海外には行けないから、2~3年後になるかな。それまでに旅費を貯めておかないとね。仕事がしたい。というか稼ぎたい。今後のためにも。でも今はのんびりする時間もとても必要。少しずつでいいのかな。みんなにそう言われるけど、実際はのんびりし過ぎなのではないかと思うこともある。今のうちにできるだけ、貯金することは本当に必要。体力と相談しながら頑張っていくしかない。あなた、見守っていてね。また私が倒れないように。仕事を全うできるように。そういう仕事をみつけられますように。お願いします。今日はお休みの日。でも特別用事もないし、特別何もする気になれない。昨日一昨日は実家に行っていた。楽しく過ごした。両親も歳とってきて、これからどれだけ見守っていかなければならなくなるかわからない。まだまだ元気でいてください。私の生活が軌道にのるまで。しっかり一人立ちできるまで。あなたが見守っていてくれないといけないもう一つのこと。お願いだよ。今日はゆっくりすることにするよ。何もせかされず、精神を安定させることにするよ。あなたの仏壇は掃除して綺麗にしたからね。毎週月曜日にする仕事。それは終わったよ。1週間早くて、気が付くと月曜日だよ。明日からは仕事は3日間。今週も無事に終わりますように。見守っていてね、あなた。お願いだよ。
あなたと過ごしていた時間。今は一人で何とか過ごしている。いろいろ予定を入れながら、一人で時間を持て余さないように、頑張っている。実家に帰れる時間がとれるのは良い。両親も老いてきて、心配だ。私の事も気にかけてくれるが、こちらの方がよほど心配だ。今日は朝早く実家を立ち、マネープラン講座に参加してきた。今後の人生設計の一助になればと思い、申し込んだ。今日は全体会だったので、あまり収穫はなかったが、次回の個人相談会の予約をすることができた。助けになることを願う。老後は本当に心配だ。あなたがいないし、もっともっと、経済的プランを立てておけばよかったと今更思う。老後はまだまだ先の話と思っていたが、あなたがいなくなったことで、否応なしに考えざるを得なくなってしまった。一人だと不安だ。二人だと乗り越えられることも一人ではどうなってしまうのか。何とかしていくしかない。その何とかとは、どこまで頑張ればよいのか。第3者に相談してみたい。不安ばかり感じていても仕方ないから。不安感をなくす手だてが何か見つかればと思う。自宅に戻ってきて、あなたにお線香をあげて手を合わせると少しほっとする。あなたを近くに感じることはないけれど、仏壇以外にないのだから。今頃は空を吹き渡っているのかな、家で休んでいるのかな、想像しても実際のところはわからない。わかるとよいのだけど。あなたが安らかにしていられることを願っています。あなたも私の事見守っていてね。お願いします。
今週月曜日、グリーフケアの会に初めて参加してみた。対面での会は、コロナ禍では中止しているところが多い中、開催していて貴重な会だと思って参加した。そんなわけで、参加者が多かった。一人話せる時間が限られているし、何故かあまり、本音で話せなかった。自分の想いを素直に言葉にしずらかった。やはりオンラインの方が私にはあっているのかもしれない。来月は2回分予約を入れた。楽しみだ。対面での場合、話している人の話に聞き入りすぎて、そちらへ思いが入りすぎてしまって、良くないのかもしれない。自分の方がましだとか、立ち直り方が上だとか、妙な比較をしてしまっていた。そんなこと関係なく、素直に思いを話したい。次回のオンラインでの会はそうしたいと思っている。私の場合は、どうしても、夫の最後の時に立ち会えなかったことが、尾を引いている。立ち会えていたら、今とは少し違った悲しみ方だったのだと思う。多かれ少なかれ、悲しいのだが、しっかり見届けられなかったことは悔いが残ってたまらない。ずっと一緒にいたいと思って仕事を辞めて、看護をスタートさせたのに、どうして最後一緒にいられなかったのか。そればかり考えてしまう。もちろん、また会いたいとか、もっと一緒にいたかったという思いも強いのだが、最後手を握っていてあげられていれば、絶対違ったと思う。今更だが。どうしても後悔が残って仕方がない。神様、こんな思いを持ち続けないでいられるようにしてください。もっと気持ちを切り替えられるように力をください。あなた、そんなこと気にすることないんだよと、私に思わせて下さい。お願いだよ。こんなにあなたのこと思っているのだから。いつまでもいつまでも、あなたのこと、思い続けているから。またあなたに会える時まで、私のことずっと見守っていてよね。忘れないでよね。大好きなあなた。今日はこれから実家に行ってきます。両親も私が行くと喜んでくれる。あなたのことで忙しかったときは、あまり顔を出すこともできなかったから、なるべく、元気なうちに親孝行しないとという思いが強くある。あなたのことがあってから、人の命の限りを痛感するようになった。命には限りがある。ずっと、続くと思っていた。何の根拠もなく。そうではない。限りがある。もちろん、自分の命にも。日々、落胆しながら生きていったって仕方がないのに。もっと、自分の人生を充実させたいのに。まだそんな気分になれない。あなたは、道半ばで逝ってしまったのに、私だけ美味しいもの食べるとか、おしゃれするとか、そんなことをする気分になれない。一番大好きな温泉に行くこともできない。あなたと一緒に行った思い出が蘇って辛いということもあるが、私一人、余暇を楽しむという気分になれない。そんな気持ちを持つことは、まったく必要ないと思うが、何故かまだ駄目だ。あとどのくらい、あとどのくらい月日が過ぎれば、あなたの死を受け入れられるようになるのかな。あなたの死。悲しい死。寂しい死。私一人残して。ひどいよ。
今週も仕事は昨日で終わり。今日は雨の中、昼ごろ外出。あなたも雨だから、空を飛べなかったよね。おうちにずっといたのかな。お休みの日は1日が短い。もう夕方だ。週末は4日あるから、中日2日は実家に帰る。明日は台風がくるから、暴風雨が来る前に行くようにしよう。日曜日の夜には台風も去るだろうから、そしたら自宅に戻ってこよう。ベランダの植木鉢も玄関に避難した。ちっとも咲かないコスモス。なかなか成長しない、アネモネとキンセンカ。でも大事に育てないと。植物は私が手入れをしないと自分ではどうにもできないわけだから。もっと成長しないかな。ひまわりのように。あなたの仏壇に供えられるように。時々寂しさが募るけど、やり過ごしてなんとか日々生活している。もっかの心配事は今後の仕事。今はまだ仮の仕事。それにしてはまだ半年もあって、長いけど。来年度からは正社員になりたい。経済的な心配事を避けられたらずいぶん、精神的には楽になれる。あなたがもっと、私の老後を考えてくれていればこんな心配せずにすんだのに。あなたは本当に経済観念ゼロの人だったよね。あればあるだけ使っていたし、貯金もほぼゼロだったよね。困った人だ。でも人一倍数字には関心があったし、物が高いとか安いとか、結構気にしてたんだよね。格好つけて気にしてない素振りしていたのかなと今では思うよ。あなたのこと、もっと知ろうとすれば良かったよ。もっと話せば良かったよ。心のうちをもっと話して伝え合えば良かったよ。もう2度とかなわない夢だけど、あなたにまた会いたいよ。また話したいよ。あなたの服や靴や持ち物がまだそのままだ。いつになったら手を付けられるようになるかな。どうしようかな。1つ1つに思いがあるから、どうしようもできないよ。たくさんある眼鏡。あなたは本当に眼鏡好きだったね。一体いくつあるんだ?あなたのパソコンのハードディスクも手をつけられないよ。何が出てくるか怖いしね。とんでもないものが出てくるもんね。あなたは私のこと裏切っていた。それも忘れられない。でもそれを許すと決めたから、なるべく思い出さないようにしよう。いろいろなこと、思い出すと辛くなることは、早く忘れたい。人は記憶をなくすことで、辛さから逃れることができる。忘れる能力が欲しい。いい思い出だけ、選択して残しておけたらどれだけ幸せか。そう努めていこう。いろいろ難しいことがある中、私はよくやっているよな。自分で褒めてあげよう。自分を大事にしよう。もっと幸せになろう。義兄が言ってくれた。これからの人生に幸多かれって。ありがたいよね。感謝しています。
毎週月曜日は仏壇周りを掃除する日と決めている。写真をたくさん飾っているので、1枚1枚、丁寧に拭くようにしている。夫のいろいろな表情をいつも眺めている。昔の写真も好きだが、1番好きなのは、亡くなる2か月前からの自宅療養していたころの写真。薬のせいで、かつては骨ばっていた輪郭が、真ん丸くなって、本人はとても嫌がっていた。丸くて嫌だな、何この顔!と鏡を見るたびに言っていた。必ず顔のことを嘆いていた。でも私はそのまん丸くなった顔が大好きだった。私は好きだよ、その顔。と言っていた。そう言うと、好きなの?と驚いていた。ふふふ。私はあなたのその顔が大好きだったし、話し方も好きだった。のんびり、ゆっくり、とても穏やかに話すようになっていた。以前は体つきも顔つきも、仕草も、話し方もどちらかというと、とげがあった。それが、病気になってから、とても丸くなった。何もかも。こんなに変わるものかと思うくらい。でもそれが大好きだった。だから、いつも夫を思い出すときは、その頃のことを思い出すと優しい気持ちになれる。動画であなたと一緒に微笑むことができるようになってきた。あなたが次に何を話すか覚えてしまってきた。何度も何度も繰り返し観ているから。素のあなたはとても優しく、穏やかで、おおらかな人。そんなあなたが大好きだったよ。また会いたいよ。会っておしゃべりがしたいよ。笑いあいたいよ。どんなにどんなに願ってももう無理なんだね。寂しいよ。