コロンビア:パーティーに爆弾!民間人多数死亡
ファルク(FARC)は弁明の余地のない攻撃をやめよ!
(ワシントンDC,2008年8月18日)-コロンビアのイツアンゴにおけるパーティー会場への爆弾テロは民間人に対する弁明の余地のない攻撃であり、犯人を訴追すべきである、と本日HRWは述べた。
2008年8月14日、アンチオキアの北西部の州にあるイツアンゴ市で数百の住民が街の伝統的な祭り“イツアンギニティー・フェスティバル”を路上で祝っていたところ、爆弾が爆発した。報道によると、数人の未成年者を含む7名が死亡、およそ52名が負傷した。
“何ら正当化することが出来ない野蛮で非人間的な攻撃であり、全世界から非難されるべきである。”とホセ・ミゲル・ビバンコ、HRWアメリカ局長は述べた。
当局はこの爆弾テロを左翼ゲリラFARC(コロンビア革命軍)の第18戦線の仕業としている。この攻撃の動機については不明であるが、コロンビア・オンブズマン省は、早期警報システムを通して、事前にレポートを発表、当局にイツアンゴ市の民間人がFARC及びコカインの売人の活動によって危険に曝されているという警告を発していた。
爆弾テロはFARCの手口の特徴から外れたものではない、とHRWは述べた。HRWはこれまでに幾つかの報告書で、FARCが組織的に行った少年の徴兵・対人地雷の使用・民間人の誘拐及び殺人の実情を取りまとめてきている。
「FARCは人道法及び人権法に対してと同様に民間人の生命を露骨に軽視する姿勢が依然として顕著である。」とビバンコHRW局長は述べた。