身近な存在

一人は肉親

象の背中と同じ状況かな。
２年程前に告知された時は、（遠まわしではあったけど）、母親は泣いていた。
泣くに泣けなかった自分がもどかしいと思ったが、心の中では泣いていたのかもしれない。

あまり、時間がないようだ。
せめてその時までは、孝行してあげればと思っている。

自分にも他人にも厳しい人だが、今の俺の中では理想の人なのだとつくづく思う。
全てを受け継ぐにはまだ未熟だが、普段からなるべく覚えていくように心がけている。
甘えが許されない、そういう状況にあるのだから。


もう一人は大切な人

俺にとっては、かけがえのない大切な存在。
身近と感じている数少ない人の一人。

親とは異なる愛情を持つ事ができた。
かけがえのない存在の素晴らしさを教えてくれた人。
同時に、失う怖さも知った。

同じ思いを持つ人が居る事を知り、少なからず動揺した。
久しぶりにできた気の合う人だろうに、傷つけてしまいそうで怖い。
わかってはいても嫉妬はしてしまうものなのだと自分を嘲ってしまう。
こういう面でも自分自身が未熟と痛感した。


もうすぐ、忙しくなる。
自分自身の未来を左右する時期、長男の自覚を確立しなければならない時期、そして大切な人を縛ることなく見守る時期。


全てが落ち着くその日まで。