本当にお疲れ様

最初は体全体で息をする。

次は肩で。

その次は首で。

だんだん顔の方に呼吸が集中してきたら、それはいよいよお別れの時だと看護婦さんは仰った。


あぁ、本当にその通りなんだなぁと思った。

最期が安らかだったのはせめてもの救いだった。
とはいえ、それは大量の眠り薬があったからで、それまでは痛み止めすら効かない壮絶な状況だった。


眠り薬を大量に投入して、意識を失くしたままにするか。
少し量を減らして、苦しみつつも意識を戻した状態にするか。

俺も家族も意見は一致した。
もう苦しませないで欲しいと。


結局、意識が戻らないまま、あっちの世界へ旅立った。
でも、仕事休んででもきっちり看取れたのだから満足だった。


一度、死ぬ瞬間までをしっかり見ておくと、大概の事ってちっぽけに思えてきた。
映画みたいなもんじゃない、はっきりいって生々しい。

でもそれが人間なのだから。
親父、ほんまによう頑張った、お疲れ様です。


葬儀屋との打ち合わせもさっきようやく終わり、これからが気合の入れどころ。
通夜と葬式終わったら、相続やら保険やら、証券関係やら・・・

弔辞休暇中に終わるんかいな。。。ｗ



ま、赤石はたま～の息抜きでインします。
時間って大切よ～。
人生って線香花火よ～。