首長族。

首長族。や、カレン族、タイ北部に注目するブログ。

雨の、初ロイクラトン。

2014-11-06 22:30:09 | カレン族
朝起きて、荷物整理をして朝食の声が掛かるのを待つ。

朝食を済ませても、晴れる様子は無い。
宿のカレン族の女将さんと息子さんが、勢い良く稲刈りへ出掛けていく。日本人の宿の主人は腰痛持ちで稲刈りを手伝わないので、慌てる所は無い。

雨でも稲刈りするのかと問いかけたら、招集を掛けた田んぼの主しだいなのだという。特に今年は稲刈りが遅れているので、早く終わらせて気兼ねなく祭りに参加したい人が多いとのこと。

薬草茶とほうじ茶を混ぜたというものを飲んで寛いでいたが、稲刈りが終わってしまうといけないので出掛けてみる。


看板犬?の先導で川向こうの田んぼへ。

機械で刈っている日本に慣れているので、思ったより刈り手が多く驚く。しかも、日本の農家のおばさん達の地味な色の服と違って、独特な色の民族着などなので新鮮だ。


作業もせず小屋で焼酎を呑んでる雇い主に挨拶して、焼酎を勧められたが口に含むだけにした。

昼は町へ。
物産店でコーヒー豆を買ったり、セブンイレブンでプリペイドSIMに入金したり(日本国内でSIMロック解除してなかったので使えなかったけど)、食堂の表で買った鳥の丸焼き(なんか高いと思ったら1羽まるごと)と、またしてもカオニャオ(もち米)でお昼。

帰りに灯篭流し会場を見に行く。



宿に戻ってからは、女将さんが、今夜の灯篭流しで使う灯篭を確保すると言う。
姪っ子が灯篭を作っている所へ行き、買う。

帰って見てみると、バナナの葉を巻きつける為に、針が刺してある。その数20本以上。

てっきり、ひもか何かで縛って針は取るのかと思ったのだが、そのまま流すようだ。下流の人が踏んだら大変かな?と思ったが、気にしないようだ。

女将さんも作り始めたのだが、飽きた模様。

夜になり会場へ。意外と雨が降っている。スクーターに2ケツで、日本人の宿の親父さんの必死の形相がミラーに映り、申し訳ない感じ。そして、町に着く頃にはビショ濡れ。
雨が酷くなる。
女将さんの知り合いの?雑貨店で雨宿り。


なんとか小雨になったので会場へ。

ろうそくに火を点けたがすぐ消える。(線香はとっくに消えている)
諦めて川に流す。

もう、どれが自分の流したものやら^^;
なんか此処では、最近はカップルで流すとご利益があると言われてるらしいが、日本的だと鎮魂がメインで灯篭流しは1人かな。



宿の親父さんは風邪をひきそうなので帰るというが、女将さんがダンス会場に連れていくと言う。
着いたら、まず観覧車とお化け屋敷がある。

ダンス会場は小雨が降る中、若者達で賑わっている。

少し離れた会場で美少女コンテストかと期待したら、まだ子供の発表会の模様。

歌が聴くに堪えないので次。


射的。

女将さんが若者の中に入っていって踊り出したので、しょうがなく食べ物を買いに行くと、全ての露店が油でギトギトの串揚げの店だったのでスルー。(前回、お腹が緩んだ原因)

戻ったが、まだ踊っている。しょうがないので傍観。

それにしても、未だに、歌手の脇でセクシー衣装の女性がセクシーダンスを踊っているタイ式のステージ?に慣れない。

その後、此処で待って居ろとポツンと取り残されたり、電話で宿の親父さんにヘルプ電話したりして、宿に戻って雨のロイクラトン1日目終了。


それにしても、雨でこの人出だと、山岳地帯とは思えないくらいの人の多さだ。
仕事があまり無い地域だということだが、この人口を養える産業は、山の上ではなかなか無いんではなかろうか?(都会から一時帰宅の若者とか、奥の村から出てきた人を差し引いても)


まずはロイクラトンから。

2014-11-05 20:19:37 | カレン族
クアラルンプール空港で時間を潰して、チェンマイ行き飛行機へ。

雨の中、チェンマイ到着。


鈍足サイドカー2200km旅で疲れていたので、事前にチャーター車を用意していた。
しかし、来たのは2人。これから行く、山岳民族の村で宿をやってる日本人の友人のタイ人W氏は運転しないようだ。

中学英語で話そうとするも、なかなか話が通じず、盛り上がらず。
そういえば中学も勉強せずに遊んでたしな。

その後、運転手と助手席のW氏が会話をし続ける車で3時間。途中ホートの町の市場とセブンイレブンに寄って、山岳地帯に入る。
道路の路面状況は良い道なのだが(前回は、自分でバイクで走った。)、この夜は雨の影響か霧が凄い。

40kmくらいのスピードで慎重に走ったりすること1時間。オムコイの町に到着。新しくオープンして話題になった?セブンイレブンに寄って宿へ。親父さんが表に出ている。


宿の親父さんが出迎えしてくれた、とその時は思ったのだが、後から聞いたらロイクラトン(灯篭流し祭り)の時に玄関に火を灯すやつに、火を付けようとしていただけだとか。

ホートでかったカオニャオ(もち米・おふかし)がまだお腹に残ってる感じだったが、ご飯をご馳走になる。


運転手とW氏は、とんぼ返りするという。ガソリン代も掛かるのに、客1人だけの為に申し訳ない。

お湯を大きなタライに入れて貰って、少し濁った(水源地から引いた??)水で薄めて、お湯浴び。竹の家で就寝。竹の隙間から風が吹き抜ける高床式の建物だけれども、前回泊まった年末ほど気温は低くないので、布団と蚊帳で快適。

次の日からのロイクラトンに備える。




道との遭遇。

2013-12-25 16:08:37 | カレン族
二日目の夜を寝袋と焼酎でしのいだ私は、しかし食べ過ぎによる体調不良。
残り最後の整腸薬を飲む。

天気も良いので、洗濯をする。予備のズボンを忘れたので、オムコイの町で199バーツで買ったジャージを履いて洗濯開始。
洗ってたら、ジーンズの股の所が破ける。やばっ。

日本人ボランティアが町に寄るという話を聞いて(常日頃、震災ボランティアに参加しなかったことを後悔している自分は)興味があったので、ジャージズボンで格好悪いが、昼食ついでに町に向かった。
町に着いて、飯でも食べながら待つか・・、なんて思ってたら、宿主K・Yさんがバン(ハイエースワゴン)の窓をあけて中の人と話し出す。どうやらボランティアのようだ。
次の瞬間KYさんが私を指して、「この人は岩手の震災復興ボランティアにも参加した人で、興味が有るらしいので付いて行っていいですか?」なんてことを言う。

え!?ちょっと!(そんな嘘を!!)、と思った瞬間バンが走り出す。

慌ててメットを被り、K・Yさんの「どうせ一本道だから、すぐ追いつくはず。」と言う言葉を頼りに追いかけ、しばしバイクで飛ばしたところで追いつく。
しかし、一台しか見えない。この車か?もう一台か?どっちだ?!焦る。(結局一緒)

山を登り、下って未舗装路に突入したあたりで前の一台にも追いつく。

未舗装路との格闘が終わってから、今度は道路の陥没が多くなり、パンクの心配をしながら進むが、もう午後2時近い。お腹もすいた。
ここで引き返したら男が廃る、と意地で付いていく。

川を越え川沿いを走り、集落・学校から更に川を渡って集落を抜けて、

牛の群れを抜けてやっと教会の学校へ。

着いてウロウロしていると、可愛い娘さんが挨拶してくれた。
なんでも、岩手にも震災ボランティアで5回ほど来ているらしい。ありがたや。

聞いてみると、後から男衆(彼氏含む)も来て4日間ほどワイワイ楽しくやるよう。

午後二時半。空腹と疲れと、上はバイクウェアなのに下はジャージ。
特に参加申込みしてる訳じゃないし、手ぶらだし道を見失うとヤバいので(残念ながら)帰ることにする。

道を思い出しながら、写真を撮りながら、なんとかオムコイの町まで帰って、教えてもらったクッティアオ屋で遅めの昼食。物産館でお土産を買う。

宿に帰って、「メーターを見たら片道80kmほどある。あそこはオムコイと言えるのか?!」と、素直に宿主K・Yさんに疑問をぶつけたら、
あそこはオムコイからの分離の動きもあるらしい、とのこと。そりゃそうだ。

その後、夕食、焚き火で煙に包まれ、整腸薬が切れたので胃薬を飲んで寝袋で就寝。

酒が入ってないから、少し寒い。
次の朝、肌寒いのでバイクウェアの上にバイク用レインウェアを着て、いつもの首長族の村へと旅立つ。


>ボランティアについては、「こっちがボランティアして欲しいくらい(切迫している?)ですよ」と、タイ山岳地帯に住む宿主K・Yさんは言うけど、
旅行者の自分としては、手伝いたかったな~。(移住したら、また別なんでしょうけど。)
ただ、ボランティアの内容が子供達と遊ぶのが中心だったようなので、コミニュケーション能力の欠如した私は役に立たないか。

疑問なのは、あの娘たちは参加費いくら払ったんだろう?(最近は、参加費5万円以上のボランティア体験が流行っているらしい。まあ現地の団体としても、肉体労働は間に合っているだろうから、資金のほうが欲しいところだろう。口は出さずに金を出せ、という事か。)

ちなみにオムコイ・バンブーハウスは食事つき一泊500バーツ(1500円くらい)なので、チェンマイからの交通費入れても5万円なんてかかりません。(せいぜい1万円)

カレン族村リターンズ

2013-12-22 18:03:45 | カレン族
その町の名をオムコイと云う。
チェンマイから南西に180キロほどの山岳地帯の町だ。
此処を恐れるタイ人もいるという。

なんてね。
前回訪れたカレン族宿へ寄る。(もちろん宿主/旦那様は日本人K・Yさん)

メーテーンからチェンマイを抜けて二時間近く、ほとんど休まずにバイクで走って、ホートの時計台を右折。最後のガソリンスタンドで給油して、山岳ステージへ!?

景色の良い川沿いで、前方を遅い車に捉まる。なかなか追い越せない。
上りに入って追い越す。前方に120キロくらいで飛ばしている車も居たが、カーブで追い越す。カーブは寝かせられるバイクの方が断然早い。
所々、補修部分の砂利が滑りやすかったりしたが、段差と陥没に集中してたので、全体的には気にならず。(後日のチェンライ方面は砂っぽくて、路面がスリッピー)

前回食べたオムコイの町の食堂でカオパッ(タイチャーハン)を食す。そのまま宿まで、自分で走行。着いて挨拶して、竹の家で爆睡。(メーテーンから4時間連続運転で、ひざも痛かったので)

夕食・焚き火、

そして寝る。
異常気象ということで、メーテーンも寒かったし、覚悟はしていたのだが山の上だから更に寒い。
しかも、竹の家は隙間から風がダイレクトに吹き込む。寝ていて体感温度は外と変わらない。
冬に暖房が止まってしまった時の、東北の部屋の中と同じくらいだ。後日、「寒くない」とか言う客も居たそうだが、焼酎を呑むのと呑まないので大分違うようだ。

次の日、温泉に入りに行った。
しかし、昼は日差しで暖かいし、特に麓の温泉の辺りは低地なので暖かい。
これは暑くて温泉に入れないかなと思ったが、個室の中はちょうど良い気温だった。

水着&野外の西洋スタイルとかじゃなくて良かった。(外のも入れそうだが)
タイマッサージも受けて、バイク運転の疲れを取って75kmの山道を帰る。。;

夕飯時にはまた肌寒くなってきた。そして、三日目の“未知との遭遇”、に続く。

雨。

2013-03-06 15:03:23 | カレン族
カレン族宿・二日目は昼から、雨、そして停電。

傘は無い。
大体、タイで傘を差す人なんか居るんだろうか?

宿主たちのパチンコでのバナナの木への石当て遊びを眺めてたり、負けじと鉄砲をぶっ放す甥っ子を眺めてたり。

その後、雨も強くなってきたので何処にも行かないで寝る。

夕食時になって起きても停電から復旧せず。

まさかのキャンドルナイト。

次の日の帰りのバンだけ予約してもらって、寝る。

次の日、町へ出て、托鉢少年僧を横目にバンへ乗り込む。

バンは結構飛ばす。3時間ちょっとでチェンマイ着。
バスとソンテウも味があるが、これくらいの時間で着いてくれると虚弱で腰痛もちの自分には楽だな。

バスで行くことはもう無いだろうな、と思った。
それもあって、次回訪タイからの爆走編につながっていく。