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DREAM THEATER 「DISTANCE OVER TIME」

2019年03月16日 | Music

前作は2枚組でしたが楽曲が好みではなかったため、CDでの購入がアダとなりましたので今回はDL版にしようかと思っておりましたがオビに「原点回帰」と謳っていましたのでDL・ストリーミング全盛の中、国内盤CDにてゲットしました。
オビが危険なのは重々承知しており(笑、「北欧が生んだ極上のメロディー」とか「究極の様式美」など映画予告編にも通じる一種賭けのようなシステムですが、今回はと言うと・・・。

前半はシングルカットされた楽曲が含まれ、メタルとは呼べませんがメロディは良い感じです。が、後半は好みに合わず、間延び感あるスローテンポ変調が続きプログレっぽいテクニカルな掛け合わせも無く、でパンチ不足を感じました。
個人的には最近ですと2作前の「DREAM THEATER」が好印象でして、メタルと呼べる楽曲にDTの真髄であるテクニカルなパートを散りばめてもらいたい、と思いつついつも通り聞き込んでいきたいと思います。

変わって、一部ではジャイアンとも揶揄される元リーダー・マイクポートノイも色んなバンドを転々としたり掛け持ちしたりで精力的に活動されている様子ですが、Adrenaline Mob以外はあまり定着していない様子ですね。既にAdrenaline Mobも脱退してしまってますが。
動画サイトでドラムオンリー動画を見ると動きが本当になめらかで変にリキんだ感じも一切なく、かと言って手数の多さ故置きにいっているわけでもなくパワフルで、バカテク具合は素晴らしいです。この辺りジャイアン以上のポジションを確立しているイングウェイと共通していると常々感じます。イングウェイも本当に指がなめらかに動いていて運指の上手さはホレボレします。使わない時は小指は格納するなど無駄なくあらゆるコード・スケールに対応できるテクニックは素晴らしいです。
後任のマイクマンジーニは音だけ聴いている分には上手いなぁ、で済むのですが動画を見ると動きに余裕が無く悪い意味での必死さが見てとれたりして、どうしてもポートノイと比較しがちになります。
もちろんテクニック志向が全てではありませんので色んなタイプのミュージシャンが活躍しているわけですが「粒ぞろいの良さ」とか「素性の良さからくる良プレイ」は個人的に大好物ですので聴く際の重要ポイントではあります。

しかしイングウェイの最新作は、ヤバイです。個人レーベルになり、ボーカルまで自分で録っている現状は王様的には城主なのかも知れませんが、楽曲はもうデタラメです。80年代の最盛期を思うと寂しくなります。王様発言だけは残念ながら健在のようですが。
アルカトラスのアルバムを今のサウンドプロダクションで出して欲しいと切に願う今日この頃です。

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