いつもブログ投資家への道をご覧いただき誠にありがとうございます!
この理屈っぽい長編のブログをお読みになって問い合わせいただける方は、本当に貴重な投資家様と心より歓迎いたしております。
元々は、海外で学んだいろんな投資にまつわる話を書き残すために始めたことなので、内容を残すことを優先すると、ブログ更新が進まないというジレンマがありました。
現在は、リアルタイムに海外投資のポイントとなる情報発信を、Facebookページで行っておりますので、そちらも併せてチェックいただけると、世界の動きがさらにわかりやすいのではないかと思います。
是非、多くの方の「いいね!」宜しくお願い致します。
発信情報はCMですよ…
「海外投資」という現場を自分の足で回る中で気付く、知られざる世界というのは非常に多いのです!
ハッキリ言って、顧客獲得のために良いことしか言ってないというのが現状で、これはあらゆるビジネスのコマーシャルと同じ世界だと感じています。
日本人は、ある意味特異な環境で育まれた人間性があり、諸外国から見れば神がかりに映るほど、礼儀正しく、相手を敬い、自己を抑制しながら調和を保とうとする非常にバランスの良い性質があります。
しかし、セールスを仕掛ける者にとっては、この性格が非常に手玉に取りやすい、言わば「カモりやすい」お客さんになってしまうようです。みなさんはもしかすると、自分がカモられていることさえ気づいていないかも知れません。
よくある例を一つ。
日本人が新興国にチャンスがあると思って、現地の物件を手に入れるとします。
これは住宅でも商売をするテナントでも何でもいいのですが、ほとんどの日本人は、現地の日本人案内を探し、その人のいう事をほぼ全面的に信じた情報が思考の基盤となり、その後自分が手に入れようとする物件の判断をするのです。その日本人と会うまでは特に下調べもせず、「現地を知った人に話を聞くのが一番早い」と疑わず、丸腰状態で現地視察します。
これがチャイニーズやその他のビジネスマンはどうするのか。
彼らは、現地に入るまでに、既に自分がターゲットにする地域のマーケティングや市場調査を、現地の情報網から徹底的に収集し、自らの希望と合致する物件を絞り込んで現地入りします。
だから彼らは、現場で良いものを発見したら即決判断しますし、その場で手付金をドカッとキャッシュで支払います。
これが典型的なビジネススタンスの違いです。
一体何を信じていいのか分からないという声
確かにこの行動には、言葉が障害になっていることも多少あるかも知れませんが、基本的なスタンスの違いは歴然としています。
このように比較すれば「日本人の海外情報収集」は、頼りにした一部の日本人ブローカーの資質で将来が大きく左右されるという、非常に危険なリスクをはらんでいることが分かるでしょう。
しかし多くの海外投資家は、日本人ブローカーを信用しきって行動するやり方から抜けられないのです。他人を信用しない疑心暗鬼な状態より、相手を受け入れて和平友好を望む日本人にとっては仕方のない現象と言えるかもしれません。
だから、日本人投資家にとっては、
誠実で正直なビジネススタイルを持った、
真面目な情報サイトが必要なのです!
残念ながら日本の監督官庁は、ライセンスを維持するための費用などを払って金融の資格を持ったところでないと、海外の投資情報を日本人に教えてはいけないというやり方です。
でもその様なライセンスを持った会社は、会社を維持するため利益を考えなければなりませんから、お客には耳触りが良くて自社が儲かる情報しかお勧めしないのです。
ファーストフードは体に悪いと分かっていても、CMの洗脳で買い易い場所にあれば、皆が通ってしまうシステムと同じなのです。
当サイトも、金融監督庁からすれば悪者扱いされる立場なのでしょうが、同庁が看板を与えた会社が日本人の資産を守ったためしがあるでしょうか。
最近だけでも、AIJの年金消失問題、MRIの投資詐欺事件などは、正規の金融の看板を持った会社が行なっていたことではありませんか!
これからも、海外投資について真面目に向き合い、正確な情報配信を続けていきたいと思います。
ブローカーにカモられているのはあなたです
下記は、投資家への道Facebookページから引用します。
マレーシアの永住権を取りたいという方が非常に多いそうです。
日本のメディアでも露出が多く、大きな経済成長を遂げる多民族国家で、教育水準も高く、英語や中国語の外国語習得も容易だという事で、現地のセレブな生活が画像で流れて一層興味をそそっているようです。
また、日本人が興味を持つ分野はビジネスチャンスも大きいようで、新興国で仕掛ける業者は、例外なくビザ斡旋仲介と不動産投資。中でも高価なマンション型住宅の販売は、日本人には大変興味がある情報のようで、セミナーなども大好評だそうです。
実は今、この様な斡旋業者がマレーシアの永住権取得条件が厳しくなるとあおりを入れてきています。
定期預金条件が数倍に跳ね上がり、6000万円!もの大金が必要になりそうだというのです…。
日本人にはもう少し冷静に、海外の事を考えて欲しいと思います。
海外情報を発信する業者は、ビジネスでインフォメーションしているという事を忘れないで欲しいのです。
日本は経済が伸びない
英語が話せない
教育がダメだ
などと如何にも日本で生活しているとダメになりそうな吹き込みで、海外を勧める業者が多いのですが、果たして本当にそうでしょうか?
日本人の市民モラルは、世界でも絶賛されているのはご存じのとおり。今でも日本の治安の良さは格別で、新興国圏の人に聞けば、日本に住みたいという方が圧倒的に多いと思います。
私はフィリピンに住み、新興国の各地を回りながらビジネスをする中で、言葉の問題は大きな部分ではないと思っています。もちろんコミュニケーションはもとより仕事上でもペラペラできた方がいいに決まってますが、肝心なのは、人間の資質をどこで養成したか「人間力」が重要だと思うのです。
日本人が培った精神的な財産は、日本で伝承されなければ身につかないと思っています。
フィリピン人はほとんどが英語を話し、多国籍の人々が混在した社会で生きていますが、生活はどうでしょうか?
大切なのは、向学心、向上心、羞恥心等々、いろんな「心」を研鑽する環境で生きる事だと思います。
マレーシアの永住権を取ることで、国際的感覚と言葉が身につき、世界を舞台に活躍できるエグゼクティブが量産できるでしょうか?
どこの業者もメディアも、その地の影の部分は最初にクローズアップすることはありません。概ね、大衆が競って動き始めたら、警鐘を鳴らすように注意を促すのです。発信情報が目立つようにするためです。
私は、日本人のそうした情報に振り回される思考と行動に、新興国在住の立場から警告しておきたいと思います。
マレーシアに興味があるなら、まずは1か月でも現地で生活してみることです。買い物したり、公共料金を払ったり、現地レベルの生活を自分自身でやってみれば、永住権を持って住みたい所かどうか一番よく分かります。
また、マレーシアの裏表全てを知っている人に話を聞けばよいのです。私のビジネスパートナーの会社代表は、今から25年も前に、20代の若さでマレーシアで起業して、現地従業員を使いながら成功してきたアジア通です。
そういう人に聞いてみると、数千万円もの担保金を国に出してビザを取ったり、コンドミニアムを買って儲かると言っている人はおかしいんじゃないかと思えて仕方がありません。
海外で身を守るのは、知識と良識です。
この良識がどのレベルで、どんな背景で養成されたかが、国際人となっても問われる重要な部分だという事を忘れないでほしいと思います。
その基本的人格があった上で、言葉や経験などの要素が生きてくるのだと思います。