中国銀聯(ギンレン)ChainaUnionPayとは中国人民銀行が02年に設立した金融サービス機関。デビットカードとしての機能も併せ持ち、02年の導入後、瞬く間に中国全土に普及し、09年6月には20億枚を発行するに至った。
中国国内では、ほぼ国民1人に1枚の割合で普及していることから、「カードと言えば銀聯」というイメージが定着している。ビザ、マスターに匹敵するもうひとつのブランドと言えそうだ。
現在では、中国人の海外旅行ブームに乗って銀聯のネットワークも国境を超え、香港を皮切りに、09年6月には61の国と地域で59.7万台のATM機が稼動し、銀聯の端末を置く加盟店は45万店にまで増えた。日本国内でも5,500店舗を超える銀聯カード加盟店があり、日々増え続けているという。
中国銀聯日本語サイト
今日のお話は銀聯カードの宣伝ではない。
実はこの銀聯カード、円高の今、我々日本人にとっては非常にメリットが大きいのである。
皆さんにはいつも、海外の安定した金融機関で通貨分散しておくことをお勧めしているが、このブログでもご紹介している「香港HSBC」と「中国銀行」のキャッシュカードには、何と銀聯カードが提携しているのである。
つまり、この2行の口座に預金があれば、日本国内や海外でも銀聯で支払いできるところなら、手数料無しでお財布代わりに支払いができるのである。
しかも、銀聯カードはデビットカードだから実質青天井だ。クレジットカードであれば利用限度額に拘束されるが、銀聯カードは預金残高まで使えるというところも◎。
「中国人セレブが何百万円の高級腕時計を買った」というのは、実はこの銀聯カードが可能にする話なのだ。
現在の円高は、今年に入り1米ドル約90円付近をうろうろしている。この水準は過去20年間を見ても非常に割安な水準だ。
そして、香港ドルも中国元も、現在は米ドルに実質連動しているので、同様に超割安なのである。
将来は香港ドルも母国中国の元に連動すると言われており、中国元は、世界からもっと通貨を切り上げるよう圧力がかかっていることはご承知のとおりだ。
温首相は、そんな圧力を一蹴しているので直ぐに元が高騰する事はなさそうだが、近い将来切り上げざるを得ないのは確実。今のうちに香港ドルや中国元に交換しておくことのメリットがお分かりになるだろう。
こんなところにも、金融破綻国家「日本」の沈没に飲み込まれない、資産保全法が隠れているのである。
このような事情が理解できてくると、香港HSBCや中国銀行の現地口座を持つメリットが分かり、そこで提供されている高利回りの預金やファンドを取り入れる動きになるのである。
何事もしっかり知識をつけないと行動するまでには中々届かない。皆さんも是非、そんな「知らないと損するお金の話」を聞いて、この不況下、お隣さんと差をつけた人生を送ってみては?
3月20日大阪講演、3月21日東京講演決定
金融庁登録業者が主催する「お金の勉強会」
格安でサポート受付中
香港HSBC・中国銀行口座開設サポート
日本政府は、海外に日本円が流出するのを歓迎しない。
作れるうちに口座を持って通貨分散しましょう。