広島・ドラ3大道 正随バットをへし折った!気迫のオールストレート26球
「広島春季キャンプ」(4日、沖縄) クールな表情で自慢の速球をテンポ良く投げ込んだ。広島のドラフト3位・大道温貴投手(22)=八戸学院大=が4日、フリー打撃に初登板。前日に高橋昂から2本の柵越えを放った正随に直球のみ26球を投じた。ボール球は6球で、20スイング中、安打性の当たりはわずか3本。「まずは打者に投げられたという段階にこられて良かったです」と汗を拭った。 堂々たる投球だった。右の長距離砲に攻めの姿勢で挑み、7球目には内角を詰まらせ、バットをへし折った。「がむしゃらにやっていった結果だと思う」とうなずいた。佐々岡監督は「気迫をアピールする投球スタイルかなという雰囲気を持っている。なかなか強い球を投げていた。どんどん投げていってほしい」と期待を寄せた。 1月下旬から頻繁にブルペン入りし、早仕上げでキャンプインに備えた。「立場上、投げ過ぎとか言ったり、調整とかしている立場ではないので」。即戦力ルーキーは、常に危機感を持ちながら練習に励んでいる。 自身初のキャンプ第1クールを終えた。「すごく充実した。一日一日を無駄にしないで頑張りたい」と気を引き締めた快速王子が、今後も存在感を発揮していく。