平和コンサート

ここ１０数年来、８月６日はいつも長崎の稲佐山に居た。
私の大好きなさだまさしさんが広島の原爆の日に長崎で
「夏、長崎から」という平和コンサートを無料で行って
いたのだ。

そのコンサートが２０年を区切りとして終了になり
２１年目にさださんのたっての願いで長崎の原爆の日に
広島で行われた。

平成１９年８月９日
本当に暑い日だった。
でも被爆者の熱さに比べたら・・・・・



あれから一年、広島の友人達が応援している
オペラユニット「レジェンド」が今年は原爆記念日に
灯篭流しの会場で歌を奉納するという。

さださんは、最後の平和コンサートで「僕の使命は
終わったけれど、その意思を継いでくれる若者が
どんどん出て欲しい」と言っていた。
それを実践しているのが沖縄のＢＩＧＩＮであり、
長崎の若いアマチュアのメンバー達だ。

レジェンドもそんな思いを持っていると知って出かけて
行く気になった。

羽田は夏休みの真最中とあって人・人・人。



空の上は夏の雲が一杯。
これが昨夜関東中を暴れた雷雨の正体だろうか？


原爆ドームは何事もなかったようにあの日の姿を
保ち続けている。
　　　　　　　

元安川はとうろう流しに参加する人たちで溢れていた。
川面では準備も始まっている。




５時半より、レジェンドのレクエイムが始まる。
彼らは暑い中黒のタキシードに身を包みその歌声が
厳かに会場に流れていく。


終わってほっとしたのか記念撮影では笑みもこぼれた。


メンバーもとうろう流しに参加。このとうろう流しは夜の
１０時くらいまで延々と続くそうだ。


一年に一日くらい平和を考える日があっても良い
そんな思いで広島に来たが沢山の考えさせられることを
胸に刻んだ３日間であった。

最後に落ちを一つ。
平和コンサートに参加するという崇高な気持ちもあったのは
確かであるが下の若者を応援に行ったという邪な気持ちが
あったのも事実である。

レジェンド専属の二人の若いピアニストたち



　　　　　　　　　　　祈り　（さだまさし作詞、作曲）
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