横浜物語

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吉田知明ソロライヴ IN 十字屋

2012-01-21 22:39:15 | LEGEND
今年一番の寒さではないだろうかと思える午後。
外はみぞれの様な雨、その中を仕事を抜け出し
開場ギリギリに十字屋へ。

客席は70人足らずか・・・・・
そんな中、北海道から、長崎からと相変わらず
熱いファンの心意気を感じる。

「うたことば」
こんな表題の付いた本日のコンサート。

2人は同じようチャコールグレーのスーツに高い襟の
ドレスシャツ、ノーネクタイで登場。

ピアノの前に立ち健ちゃんとアイコンタクトをとると
何のMCもなく歌が始まる。

「新音楽」よりマドリガーレ「アマリッリ」カッチーニ作曲
「貴女が私の死の栄光を」スカルラッティ作曲

ここであきさんがマイクを持つ。
今の2曲は自分の緊張を解く為の2曲だとか。

今回の「うたことば」という意味に関して。
クラシックの曲は原語で歌うのが当たり前、でも日本語で
歌うほうが気持ちが伝わるのは確か。
そんなことに歌いながらいつもジレンマを感じていた。

いつものコンサートはあまりプログラムも作らないが
今回は原語に対して和訳の対訳集を作成。
この歌詞を見てあきさんがどんな気持ちで歌っているのか。
健ちゃんがどんな気持ちで弾いているのか知ってほしい。

こんな要旨の説明があった。

『3つの小さなアリア』より ベッリーニ作曲
「激しい希求」
「フイッリデの悲しげな姿よ」
「優雅な月よ」

曲の前にあきさんの説明が続く。勉強家のあきさん、説明というより
音楽史の講義といったほうが良いかもそれを分かりやすい言葉で
巧みに繋いでいくので一つ一つ「うん、なるほど」と理解した気でいる。
今、これを書きながら覚えていない
生徒失格です。

この作曲家は34歳で若死にされたそうだがこの説明に健ちゃんも
加わり話は益々アカデミックに・・・・・・・
突然健ちゃん、「34歳といえばあきさんも先日誕生日を迎えて
35歳になられたんですよね」
会場中から祝福の拍手。
それに答えて「僕は大器晩成型の早死にと言われているんです。
花開く前に死んでしまうんですかね」

そんな事言わずに大輪の花を咲かせてくださいね。

ここからは日本の曲に移ります。

『三つの抒情詩より』「花林(まりめろ)」杉浦伊作作詞・畑中良輔作曲

歌と話し方は声の使い方が違うそうです。そのために
日本歌曲の楽譜の下にはローマ字で振り仮名が付いているのだとか。
イタリア語やフランス語のように歌ってくださいねという意味合いのよう。

「霧と話した」鎌田忠良作詞・中田喜直作曲

前のまりめろが男性の歌ならこちらは女性の歌
久しぶりに聞いたが今日のあきさんは声が良く出ていていつもは
出るかなと心配になる高音も軽々と出された。
ここの所、コンサートから遠ざかっていられるので声も休養を
とって絶好調。あきさんの代表曲ですね。

歌い終わって「あーーーーーー」っとため息。
「疲れちゃった、LEGENDのコンサートらしくないよね」
確かにしんみりと聞かせます。

本日は休憩なしの通しのコンサート。
コンレポはとりあえず分けて書かせていただきます。
先ずは前半はここまで。

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