昨夜は従弟の在籍するNHK交響楽団の年末恒例
「第九」へ出かける。
毎年NHKホールで見るのだが今年は最終日に
サントリーホールでスペシャルコンサートがあり
こちらのほうが音響が良いよという従弟のアドバイスも
あり最終日に決めた
従弟がN響に入団したのが30数年前、それから毎年
兄妹や従兄妹たちと一緒に見るのが我が家の年中行事に
なっている。

今年の指揮者はスクロヴァチェフスキさん。
御歳88歳。
確か10年位前の指揮もこの方だった。
今年は22日、23日、25日がNHKホール
27日がサントリーホール
その中で昨日のみ前半にオルガン独奏が加わる。
トッカータとフーガ(バッハ)
アヴェ・ヴェルム・コルプス(モーツァルト)
主よ、人の望みの喜びよ(バッハ)
演奏者は東京芸大オルガン科卒業の勝山雅世さんという若い方
海外での受賞暦も数々。
サントリーホールのオルガンの音量一杯に迫力有る演奏には大きな
拍手が沸いた。
休憩の後、国立音大の合唱団入場。
総勢200人くらいいたと思いますが今年も男子は四分の一くらい。
合唱団が着席すると楽団員が入場。
各々のチューニングが終ったところでマエストロのスクロヴァチェフスキさんが
入場。引きずるような歩き方にお年を感じるが指揮台にのぼり
タクトを振り下ろすと場内の空気がきーーんと一変。
一楽章、二楽章、アダージオと続いていく。
その間スクロヴァチェフスキ氏は手を回して楽団員を鼓舞するような
仕草、今回はその中で特に素晴らしいと感じたのがティンパニー
二楽章がこんなに印象的だったのも今まで無かったこと。
第九は最終楽章の合唱が有名だが三楽章からそのまま終楽章に入って
行く為にいつもは三楽章の開始前にソリストたちがスタンバイする
ところが今回は終楽章が始まっても登場してこない。
オケの音量が最大となったところで登場。
ソプラノ 安藤赴美子
アルト 加納悦子
テノール 福井 敬
バリトン 福島明也
O Freunde, nicht diese Töne
バリトンのソロ、サー始まります。
強く、弱く、高く、低く、早く、遅く
声と楽器が掛け合いをしながらクライマックスに突き進んで
行きます。
Deine Zauber binden wieder, Was die Mode streng geteilt
声にならない声で歌っている自分がいる。
ソリスト中ではやはり福井さんの天井を突き抜けるような高音の
素晴らしさは圧巻。
中村匡宏君が卒業演奏会の日に国立音大のロビーで直立不動の姿で
福井教授と話していたのをふと歌を聴きながら思い出す。
N響の第九のテノールは福井さんが定位置になってしまいましたね。
年明け3日のNHKニューイヤーオペラも勿論ご出演です。

今年の国立音大の学生さんの合唱はここ数年で一番素晴らしかったかも。
終演後スクロヴァチェフスキさんが何度も何度も合唱団を讃えていられたのが
印象的。
合唱団を毎年まとめていられる東京混声合唱団常任指揮者の田中信昭先生も
すでに80歳を超えていられるはず。
それがこんなに若々しい音を作られるなんて音楽の奥の深さを思い知る。
LEGENDのメンバーも全員、学部時代にこの舞台を踏んでいられる。
私はすでに10年位前にメンバーを見ていたのですね。
今年も舞台を見ながら糧さんは何処、浩史さんはと無意識に探してしまう
自分がいた。
終演後はブラボーと万雷の拍手の嵐。
会場中から送られた拍手は合唱団の最後の一人が去っても終らず。
再度スクロヴァチェフスキさんが登場。
大きく手を振って退場されるその姿に無事に4日間の第九を終えた
安堵感が溢れていたようだ。
今年の私のコンサートもこれでおしまい。
来年も又沢山の音のシャワーを浴びたいものです。
「第九」へ出かける。
毎年NHKホールで見るのだが今年は最終日に
サントリーホールでスペシャルコンサートがあり
こちらのほうが音響が良いよという従弟のアドバイスも
あり最終日に決めた
従弟がN響に入団したのが30数年前、それから毎年
兄妹や従兄妹たちと一緒に見るのが我が家の年中行事に
なっている。

今年の指揮者はスクロヴァチェフスキさん。
御歳88歳。
確か10年位前の指揮もこの方だった。
今年は22日、23日、25日がNHKホール
27日がサントリーホール
その中で昨日のみ前半にオルガン独奏が加わる。



演奏者は東京芸大オルガン科卒業の勝山雅世さんという若い方
海外での受賞暦も数々。
サントリーホールのオルガンの音量一杯に迫力有る演奏には大きな
拍手が沸いた。
休憩の後、国立音大の合唱団入場。
総勢200人くらいいたと思いますが今年も男子は四分の一くらい。
合唱団が着席すると楽団員が入場。
各々のチューニングが終ったところでマエストロのスクロヴァチェフスキさんが
入場。引きずるような歩き方にお年を感じるが指揮台にのぼり
タクトを振り下ろすと場内の空気がきーーんと一変。
一楽章、二楽章、アダージオと続いていく。
その間スクロヴァチェフスキ氏は手を回して楽団員を鼓舞するような
仕草、今回はその中で特に素晴らしいと感じたのがティンパニー
二楽章がこんなに印象的だったのも今まで無かったこと。
第九は最終楽章の合唱が有名だが三楽章からそのまま終楽章に入って
行く為にいつもは三楽章の開始前にソリストたちがスタンバイする
ところが今回は終楽章が始まっても登場してこない。
オケの音量が最大となったところで登場。
ソプラノ 安藤赴美子
アルト 加納悦子
テノール 福井 敬
バリトン 福島明也
O Freunde, nicht diese Töne
バリトンのソロ、サー始まります。
強く、弱く、高く、低く、早く、遅く
声と楽器が掛け合いをしながらクライマックスに突き進んで
行きます。
Deine Zauber binden wieder, Was die Mode streng geteilt
声にならない声で歌っている自分がいる。
ソリスト中ではやはり福井さんの天井を突き抜けるような高音の
素晴らしさは圧巻。
中村匡宏君が卒業演奏会の日に国立音大のロビーで直立不動の姿で
福井教授と話していたのをふと歌を聴きながら思い出す。
N響の第九のテノールは福井さんが定位置になってしまいましたね。
年明け3日のNHKニューイヤーオペラも勿論ご出演です。

今年の国立音大の学生さんの合唱はここ数年で一番素晴らしかったかも。
終演後スクロヴァチェフスキさんが何度も何度も合唱団を讃えていられたのが
印象的。
合唱団を毎年まとめていられる東京混声合唱団常任指揮者の田中信昭先生も
すでに80歳を超えていられるはず。
それがこんなに若々しい音を作られるなんて音楽の奥の深さを思い知る。
LEGENDのメンバーも全員、学部時代にこの舞台を踏んでいられる。
私はすでに10年位前にメンバーを見ていたのですね。
今年も舞台を見ながら糧さんは何処、浩史さんはと無意識に探してしまう
自分がいた。
終演後はブラボーと万雷の拍手の嵐。
会場中から送られた拍手は合唱団の最後の一人が去っても終らず。
再度スクロヴァチェフスキさんが登場。
大きく手を振って退場されるその姿に無事に4日間の第九を終えた
安堵感が溢れていたようだ。
今年の私のコンサートもこれでおしまい。
来年も又沢山の音のシャワーを浴びたいものです。
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