横浜物語

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LEGEND ならぬ IL DEVU

2012-05-28 18:01:53 | コンサート
今から一ヶ月以上前、丁度LEGENDの今年のツァーの
初日の前日に同じようなオペラユニットのコンサートに
行ってきた。

アーチスト名は 「IL DEVU」
IL DIVO と間違わないで頂きたい。

二期会の一線級で活躍する若手のホープばかり
それぞれがソリストとして華々しい活動をして
居られる方ばかりだ。
共通するのは100キロからある巨体の持ち主ということ。
ゆえに「IL DEVU」である

テノールが2人、バリトンが1人、バスバリトンが1人
そして伴奏も日本の伴奏の第一人者河原忠之さん。
こちらも100キロ級の大型ピアニスト

題して美しくふくよかな男声アンサンブル

IL DEVUとはこんなグループである。

何故、そんな素晴らしいコンサートを今日までご報告
しなかったのかといえばこれには少々訳が・・・・・・
その訳は最後に明かしたい。

コンサート会場は代々木八幡近くにある白寿ホール
ある企業の建てたクラシックホールであるが音響効果が
素晴らしく良い。
竹中工務店の技術研究所が音響技術を請け負ったと聞いて
なるほどと思う。
座席数300と小さいのでLEGENDには難しいかも知れないが
鍵盤男子あたりが使ったらよいかも・・・・・・






チケットは気づいた時には完売しており今回はN響の従弟に
無理を言って入手してもらった。

1年前の第一回コンサートはサントリーホール。
その時の素晴らしさが忘れられず是非とも2回目も見て
みたかった。

前置きはこの位にして当日の曲目を


 曲目 

アヴェ・マリア K554(モーツァルト)

キリエ(パレストリーナ;ミサ曲「永遠のキリストの恵み」より)

われは黒し(カザルス)

きっと、とりなし給え聖母マリアよ(カザルス)

ピエ・イエズ(ロイド・ウェッバー)

夜想曲 第20番 嬰ハ短調(ショパン・ピアノ独奏)

百合と薔薇の花を(チルコット作曲)

ダニー・ボーイ(アイルランド民謡チルコット編曲)

朧月夜(岡野貞一作曲、チルコット編曲)

夢みたものは(木下牧子)

ロマンチストの豚(木下牧子)

さびしいカシの木(木下牧子)

涙そうそう(ビギン、ピアノ独奏)

オール・バイ・マイセルフ(ラフマニノフ)

ネッラ・ファンタジア(モリコーネ;映画「ミッション」より)


~ アンコール ~

ぜんぶ(さくらももこ作詞、相澤直人作曲)

マイ・ウェイ(フランソワ&ルヴォー)

これだけの曲を一回の休憩も入れずに歌い上げた。

美声を持ち、完璧なテクニック、そして抜群のアンサンブル。
それぞれが自分の持ち場を生かしそしてソロになると自分の
個性をしっかり表に出す。

各々が一つになったときの素晴らしさ。
ダニーボーイでは思わず涙が流れました。

美しくも優雅な音に包まれる気持ちの良さを皆様にも
是非体感していただきたいものです。

ここで今日までこのコンサートのご報告を暖めてきた理由を。
実は当日NHKの撮影が入っていました。
その放映が明後日30日にあるのです。
あまり早く書いてしまうと皆様お忘れになると思い今日まで
大事に暖めておきました。

番組内容 クリック
朝6時と早いですが早起きは三文の徳。
ご覧になる価値はあるかと存じます。

チャンネル:BSプレミアム
放送日: 2012年5月30日(水)
放送時間:午前6:00~午前6:55(55分)


LEGENDとILDEVUの違い。
IL DEVUはソリストが演奏会の時だけユニットを組む。
LEGENDはユニットを組んでいる5人が時々個人的にソロで
オペラやコンサートに出ると正反対の性格を持っています。

終了後はホワイエに全員座って当日のプログラムにサインを
して下さいます。


河原忠之先生
昨秋、ヒロシさんのフィガロのコンサートをプロデュース
されましたので「拝見しました」と申し上げたところ
「菅原君、年々うまくなっていくよね」とお褒めの言葉でした。


望月哲也さん(テノール)クリック
LEGENDの3人のテノールの次に大好きなテノール歌手。


大槻孝志さん(テノール)クリッく


青山貴さん(バリトン)クリック


山下浩司さん(バスバリトン)クリック
LEGENDと同じ国立音大のご出身、糧ちゃんと同じ山梨の出。
最初のコンサートを見た後柿さんにその話をしましたら
「彼、最高でしょう」と大絶賛、先日柿さんの言葉をそのまま
山下さんにお伝えしたところ「大先輩にそういっていただいて
励みになります」ととても謙虚な方。

水曜日朝のNHKBS,是非ご覧下さいね。

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