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2020年8月の夜空

2020-07-26 18:32:41 | 天文・事象
2020年8月の夜空
2020年  8月
  今年の長い梅雨が明け、晴天が続く8月がやって来ました。小中高校の夏休みは新型コロナウイルス感染症の影響で、始まりがばらばらで短くなって居り、お気の毒ですが、夜空は天ノ川がほぼ真上に見え、その天ノ川の両岸には織女星ベガと牽牛星アルタイルがはっきり見えます。また天ノ川の南側には土星と木星が接近して輝いております。仙台の七夕祭りは8月6日7日8日の予定でしたが、先月お知らせしたように今年はコロナのために休止となりました。しかし、8月は夏休み恒例のペルセウス座流星群を見られるのが楽しみですね。
★ 1日、夕暮れの20時頃、南東の空で木星(-2.7等)と月(月齢11.4)が接近します。この日の月の出は17時21分です。すぐ東側には土星(0.1等)が輝いて居ます。夜半過ぎの2時には西の空に沈んで仕舞いますから早めの観測がお勧めです。
★ 2日、夕暮れ20時頃、南東の空で土星(0.1等)と月(月齢12.4)が接近します。すぐ西側には木星(-2.7等)が輝いて居ます。この日の月の出は18時14分です。夜半過ぎの2時には西の空に沈んで仕舞いますから早めの観測がお勧めです。
★ 7日、立秋。
★ 9日、8日の夜中から9日の未明に掛けて南東の空で火星(-1.3等)と月(月齢18.9)が接近します。火星は10月に地球に接近しますので輝きを増しています、月との接近は注目です。
★ 12日、ペルセウス座流星群が22時頃極大になります。ペルセウス座は夜半頃、北東の空から昇って来ますが、見付けにくく隣のカシオペア座とのあいだに輻射点がありますので夕方から昇ってくるカシオペア座のW形を目印に観測してください。しかし下弦の月が夜半から昇って来ますので、早めの観測がお勧めです。月が出れば観測の条件は悪くなります。
★ 13日、金星(-4.3等)が西方最大離角となります。これからは明け方の東の空で見えるようになります。
★ 15日16日、未明の4時頃、金星(-4.3等)と下弦の三日月(月齢25.4~26.4)が接近します。夜が明けても観測出来ます。
★ 25日、旧七夕。
★ 28日29日30日、20時頃、南東の空で木星(-2.6等)と土星(0.3等)と月(月齢9.3~11.3)が接近します。29日に月が木星と土星の中間に来ます。月の出は28日15:15、29日16:10、30日16:58です。夜半の1時頃まで観測出来ます。
★ 国際宇宙ステーション (ISS)の日本実験棟きぼうの観測が出来ます。上空を通過する時は明るく輝くので流星を見るより確率が高く、ゆっくり見る事が出来ます。(ISS)「きぼう」は次のホームページに観測情報があります。
  ISS「きぼう」の目視予想情報
★ 8月の月、満月○は4日、下弦の月は12日、新月●は19日、上弦の月は26日です。満月の月の出は19時40分です。
★ 8月1日の大阪の日の出は5時8分、日の入りは19時0分です。
  (大阪での日の出、月の出は、生駒山、信貴山、葛城山など金剛連山があり、時間は少し遅くなります。日の入りは六甲山、摩耶山などがありますので、時間は少し早くなります。表示時間は地平線水平線を基準にしています。)  (2019/07/25)

  この天文情報は2012年3月から掲載を始めたものです。ここでは天体望遠鏡などを使わず肉眼で見える天体ショーの情報をお知らせしています。都会の光で見えにくい時や少し暗い星を見る時は双眼鏡を用意されるとよいでしょう。この情報は、私のホームページと同時に掲載して居ります。

  参考ブログ
  天文事象 2020年 年間の概況


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