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2020年10月の夜空

2020-09-28 16:32:12 | 天文・事象
2020年10月の夜空
2020年  10月
  今年も余すところ3ヶ月となりました。今年はコロナウイルス禍でわけの分からない1年になりそうです。その間に地域の環境も随分と変わりました。変わらないのは夜空です、宇宙です。10月は中秋の名月と十三夜が続けてあります。火星が地球に準大接近します。流れ星の情報が2つもあります。10月は話題が豊富です。
★ 1日、中秋の名月です。満月が2日なので少し欠けたお月様です。大阪の月の出は17時46分です。
★ 2日、水星(0.1等)が東方最大離角となります。夕方の西の空に見えますが高度が低いので西の空が開けた場所からの観測がお勧めです。
★ 3日、日暮れの東の空で火星(-2.6等)と月(月齢15.7)が接近します。満月を1日過ぎた月と準大接近の明るい火星の接近です。
★ 6日、火星(-2.6等)が地球に準大接近します。2018年に大接近し話題を呼びましたが2年2ヶ月を経て、それに匹敵するほどの接近です。大きい赤い星の輝きは秋の夜空で目を引くでしょう。東の空で輝いています。次回の大接近は2035年です。
★ 8日、10月りゅう座流星群が極大になります。以前はジャコビニ流星群と呼ばれていたものです。りゅう座は北西の空にあって、こぐま座とベガの中間辺りが輻射点です。夜半前から下弦の月が昇って来ますから早めの観測がお勧めです。
★ 15日、木星(-2.2等)が東矩、火星(-2.5等)が衝となります。
★ 21日、オリオン座流星群が極大になります。オリオン座は22時頃、東の空から昇って来ますが、見付けにくい時はふたご座とペテルギウスのあいだに輻射点がありますから目印にしてください。月も無く条件は良好です。
★ 22日、夕暮れの20時頃、南西の空で木星(-2.2等)と上弦の月(月齢5.3)が接近します。この日の月の出は12時02分です。すぐ東側には土星(0.5等)が輝いて居ます。21時には西の空に沈んで仕舞いますから早めの観測がお勧めです。
★ 29日、十三夜です。31日が満月ですから少し欠けた月で栗名月とも言われます。その月と明るい赤い火星が接近しますので、今年の十三夜は圧巻です。この日の月の出は16時16分です。
★ 国際宇宙ステーション (ISS)の日本実験棟きぼうの観測が出来ます。上空を通過する時は明るく輝くので流星を見るより確率が高く、ゆっくり見る事が出来ます。(ISS)「きぼう」は次のホームページに観測情報があります。
  ISS「きぼう」の目視予想情報
★ 10月の月、満月○は2日、下弦の月は10日、新月●は17日、上弦の月は23日、満月○は31日です。満月の月の出は2日は18時12分、31日は17時9分です。
★ 10月1日の大阪の日の出は5時53分、日の入りは17時42分です。
  (大阪での日の出、月の出は、生駒山、信貴山、葛城山など金剛連山があり、時間は少し遅くなります。日の入りは六甲山、摩耶山などがありますので、時間は少し早くなります。表示時間は地平線水平線を基準にしています。)  (2020/09/28)

  この天文情報は2012年3月から掲載を始めたものです。ここでは天体望遠鏡などを使わず肉眼で見える天体ショーの情報をお知らせしています。都会の光で見えにくい時や少し暗い星を見る時は双眼鏡を用意されるとよいでしょう。この情報は、私のホームページと同時に掲載して居ります。

  参考ブログ
  天文事象 2020年 年間の概況


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