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2021年7月の夜空

2021-06-29 13:39:58 | 天文・事象
2021年7月の夜空
2021年 7月
  毎年書いているのですが7月7日の七夕については、天ノ川が東の空から昇ったばかりの位置で織女星ベガ(0.0等)も牽牛星アルタイル(0.8等)も7月の空では目立ちません。それに梅雨空で雲が多く天ノ川が見える確率も低い。やはり七夕は旧暦(8月14日)の方が天ノ川も空の真上に来て見やすくなります。しかし、それでは遅すぎる感じがするので、仙台の七夕祭りのように8月6日~8日(8月7日)が設定されています。
  7月の終わりの頃には、流星群の情報があり、夏休み最初の天文イベントです。7月の前半は梅雨空が続きますが、梅雨が明けますと東南の空で木星と土星が輝いて主役を務めます。
★ 2日、半夏生。
★ 7日、七夕。小暑。
★ 12日、夕方の西の空で、宵の明星の金星(-3.9等)と火星(1.8等)と上弦の月(月齢2.4)が接近します。夜8時半には西の空に沈みますから早めの観測をお勧めします。この日の月沒は21時18分です。
★ 24日、南東の空が注目です。満月が土星(0.2等)に接近しつつあります。この日の月の出は19時38分です。
★ 25日、月と土星が最接近します。この日の月の出は20時21分です。
★ 26日、満月を過ぎた月を挟んで土星と木星(-2.8等)が輝いて居ます。この日の月の出は20時58分です。
★ 27日、月と木星が接近します。少し通りすぎた感じです。この日の月の出は21時29分です。24日から27日は夜明けまで観測出来ます。
★ 30日、みずがめ座δ(デルタ)南・北 流星群が極大となります。みずがめ座は22時頃、南東の空から昇って来ます。輻射点はペガスス座、みずがめ座、木星、土星、を結ぶ範囲です。下弦の月が東の空から昇って来ますが気にせず観測しましょう。
★ 国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟きぼうの観測が出来ます。上空を通過する時は明るく輝くので流星を見るより確率が高く、ゆっくり見る事が出来ます。(ISS)「きぼう」は次のホームページに観測情報があります。
    ISS「きぼう」の目視予想情報
★ 7月の月、下弦の月は2日、新月●は10日、上弦の月は17日、満月○は24日、下弦の月は31日です。大阪での満月の月の出は19時38分です。
★ 7月1日の大阪の日の出は4時48分、日の入りは19時15分です。
  (大阪での日の出、月の出は、生駒山、信貴山、葛城山など金剛連山があり、時間は少し遅くなります。日の入りは六甲山、摩耶山などがありますので、時間は少し早くなります。表示時間は地平線水平線を基準にしています。)       (2021/06/29)

  この天文情報は2012年3月から掲載を始めたものです。ここでは天体望遠鏡などを使わず肉眼で見える天体ショーの情報をお知らせしています。都会の光で見えにくい時や少し暗い星を見る時は双眼鏡を用意されるとよいでしょう。この情報は、私のホームページと同時に掲載して居ります。

  参考ブログ
  天文事象 2021年 年間の概況


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