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2018年12月の夜空

2018-11-27 13:36:06 | 天文・事象
2018年12月の夜空
  2018年  12月
  12月に這入り今年最後の星空情報となりました。12月は22日が冬至で寒さが一段と増してきます。そして年賀状の準備、クリスマス、越年準備と気ぜわしくなる12月です。夜空を見上げる暇も無いでしょうが、この様な時に、流れ星の情報が2件、肉眼で見える彗星の情報が1件ありますから、仕事の手を休めて星空を眺める時間を作ってください。
★ 2日、金星(-4.7等)が最大光度になります。明け方の東の空に輝きます。夜が明けてからも見えます。
★ 4日、明け方の東の空で金星と三日月(月齢26.5)が接近します。月と金星は夜が明けてからも見る事が出来ます。
★ 9日、夕方の南西の空で土星(0.5等)と三日月(月齢1.8)が接近します。しかし17時頃には沈んで姿が見えなくなりますので早めに観測してください。
★ 14日、ふたご座流星群が極大になります。ふたご座は20時頃東の空から昇って来ますが、21時頃が極大になると予想されます。上弦の月(月齢6.8)が南西の空にありますが22時頃には沈みますので、一晩中楽しめるでしょう。
★ 15日、水星(-0.4等)が西方最大離角となります。明け方の東の空に見えますが高度が低いので金星を目印に、その下辺りに水星が、その下に木星(-1.7等)が居ますので間違わないようにしてください。6時頃から日の出までの短時間です。
★ 15日、南の空で火星(0.2等)と上弦の月(月齢7.8)が接近します。夜半には没しますので、それまでの観測がお勧めです。
★ 16日、46P/ウィルタネン彗星は太陽の周りを約21年周期で廻っていますが12月16日に地球へ最接近します。この時は3.5等級の肉眼で見える彗星となります。肉眼で見えるとは言え光度3.5等では、やはり双眼鏡は必要だと思います。目印はおうし座で、おうし座は日暮れと共に東の空から昇って来ます。おうし座の近くにアルデバラン(0.8等)が輝いて居ますので目印にしてください。彗星は直ぐ横を通過中です。
★ 23日、こぐま座流星群が極大になります。北の空で北極星の周りをぐるぐる廻るこぐま座が輻射点です。しかし、満月が一晩中夜空を明るくしますので条件は良いとは言えません。
★ 国際宇宙ステーション (ISS)の日本実験棟きぼうの観測が出来ます。上空を通過する時は明るく輝くので流星を見るより確率が高く、ゆっくり見る事が出来ます。(ISS)「きぼう」は次のホームページに観測情報があります。
  ISS「きぼう」の目視予想情報
★ 12月の月、新月●は7日、上弦の月は15日、満月○は23日、下弦の月は29日です。満月の月の出は17時32分です。
★ 12月1日の大阪の日の出は6時46分、日の入りは16時47分です。
  (大阪での日の出、月の出は、生駒山、信貴山、葛城山など金剛連山があり、時間は少し遅くなります。日の入りは六甲山、摩耶山などがありますので、時間は少し早くなります。表示時間は地平線水平線を基準にしています。)  (2018/11/27)

  この天文情報は2012年3月から掲載を始めたものです。ここでは天体望遠鏡などを使わず肉眼で見える天体ショーの情報をお知らせしています。都会の光で見えにくい時や少し暗い星を見る時は双眼鏡を用意されるとよいでしょう。この情報は、私のホームページと同時に掲載して居ります。

  参考ブログ
  天文事象 2018年 年間の概況


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