たかきの独りごとパートⅡ

近況報告(感謝・感動・感心をテーマとし、今年度は家庭菜園が中心予定です。尚、不定期更新とさせていただきます。)

◎【人間力】 あの感動実話「縁を生かす」全文

2010-09-07 07:44:35 | 日記
☆富士山ライブカメラ(三ッ峠山頂カメラ) 今朝7:05.

★今朝は、雲が多いが陽が射している。台風9号の影響か早朝から気温が高く28℃だった。フェーン現象のせいか、もうすでにこの時間30℃近くまで上がっている。天気予報では、夕方頃から雨になると予想しているが?台風は困るが、まとまった雨が降ってくれれば嬉しい。
昨日の朝刊一部(日本経済新聞・産経新聞・北海道新聞・静岡新聞・西日本新聞・南日本新聞・琉球新聞)に月刊『致知』の全面広告が出ました。
その新聞には、『致知』に掲載され話題を呼んだ「縁を生かす」が全文掲載された。
ある少年と小学校担任教師との感動エピソードをご紹介!
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         「縁を生かす」
       
       
    『致知』2005年12月号総リードより
   http://www.chichi.co.jp/enwoikasu.html

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その先生が5年生の担任になった時、
一人、服装が汚くだらしなく、
どうしても好きになれない少年がいた。

中間記録に先生は少年の悪いところばかりを
記入するようになっていた。


ある時、少年の1年生からの記録が目に止まった。
「朗らかで、友達が好きで、人にも親切。
勉強もよくでき、将来が楽しみ」とある。
間違いだ。他の子の記録に違いない。先生はそう思った。

2年生になると、
「母親が病気で世話をしなければならず、時々遅刻する」
と書かれていた。

3年生では
「母親の病気が悪くなり、疲れていて、教室で居眠りする」
後半の記録には「母親が死亡。希望を失い、悲しんでいる」とあり、
4年生になると
「父は生きる意欲を失い、アルコール依存症となり、
 子どもに暴力をふるう」


先生の胸に激しい痛みが走った。

ダメと決めつけていた子が突然、
深い悲しみを生き抜いている生身の人間として
自分の前に立ち現れてきたのだ。
先生にとって目を開かれた瞬間であった。


放課後、先生は少年に声をかけた。

「先生は夕方まで教室で仕事をするから、
 あなたも勉強していかない? 
 分からないところは教えてあげるから」

少年は初めて笑顔を見せた。


それから毎日、少年は教室の自分の机で
予習復習を熱心に続けた。
授業で少年が初めて手をあげた時、
先生に大きな喜びがわき起こった。

少年は自信を持ち始めていた。


クリスマスの午後だった。

少年が小さな包みを先生の胸に押しつけてきた。
あとで開けてみると、香水の瓶だった。
亡くなったお母さんが使っていたものに違いない。
先生はその一滴をつけ、夕暮れに少年の家を訪ねた。


雑然とした部屋で独り本を読んでいた少年は、
気がつくと飛んできて、先生の胸に顔を埋めて叫んだ。


「ああ、お母さんの匂い! きょうはすてきなクリスマスだ」


6年生では先生は少年の担任ではなくなった。
卒業の時、先生に少年から一枚のカードが届いた。


「先生は僕のお母さんのようです。
そして、いままで出会った中で一番すばらしい先生でした」


それから6年。またカードが届いた。


「明日は高校の卒業式です。僕は5年生で先生に担当してもらって、
 とても幸せでした。おかげで奨学金をもらって
 医学部に進学することができます」


10年を経て、またカードがきた。
そこには先生と出会えたことへの感謝と
父親に叩かれた体験があるから
患者の痛みが分かる医者になれると記され、
こう締めくくられていた。


「僕はよく5年生の時の先生を思い出します。
 あのままだめになってしまう僕を救ってくださった先生を、
 神様のように感じます。
 
 大人になり、医者になった僕にとって最高の先生は、
 5年生の時に担任してくださった先生です」


そして1年。届いたカードは結婚式の招待状だった。


「母の席に座ってください」


と一行、書き添えられていた。

・。。・゜゜・。。・゜・。。・゜゜・。。・゜・。。・゜゜・。。

本誌連載にご登場の鈴木秀子先生に教わった話である。

たった1年間の担任の先生との縁。
その縁に少年は無限の光を見出し、
それを拠り所として、それからの人生を生きた。

ここにこの少年の素晴らしさがある。



人は誰でも無数の縁の中に生きている。
無数の縁に育まれ、人はその人生を開花させていく。

大事なのは、与えられた縁をどう生かすかである。
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 ご紹介した文章は、月刊『致知』2005年12月号に
 掲載され、ネット上などで大きな話題を呼んだ記事です。
⇒ http://www.chichi.co.jp/enwoikasu.html

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【夢を実現する今日の一言】

・感動を与える人は、準備が感動レベル!

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◆過去の出来事・トピックス
・安政の大獄始まる(1858)
・ドイツ連邦共和国発足(1949)
・長沼ナイキ裁判で初の自衛隊違憲判決(1972)

・ボクシング最初のタイトルマッチ(1892)
 ボクシングは“拳で闘う”と書いて拳闘。素手でなぐり合うのがその起源は、アダムとイブの子どもの兄弟げんかから始まったとする説もあるほど古い。1892年の今日、現代のボクシングの出発点である“クイーンズベリー・ルール”を適用した世界タイトル・マッチがアメリカで開催された。日本では1922年(大正11)の「日本拳闘倶楽部」開設以後に広がり、1952年(昭和27)に初の世界チャンピオン(白井義男)が誕生した。

☆記念日・年中行事・お祭り

☆本日の誕生日
・山本コウタロー(音楽家・1948)、長渕剛(歌手・1956)

☆今日の「誕生日の花と花言葉」
・コルチカム(ユリ科)
・「回顧・努力」

☆「きょうの一句」

・恋のこお来し花野にて子を抱けり  辻美奈子
   
~心に響く366の寸言~

【中 2】

「中」というと、
相対するものを結んだその真ん中を
「中」というと考えるが、
それは「中」の一番幼稚な段階。

本当の「中」というのは
矛盾撞着(むじゅんどうちゃく)しているものを
解決して高いところへ進める

──これを「中」という。

    『安岡正篤 一日一言』より(致知出版社刊)
http://shop.chichi.co.jp/item_detail.command?item_cd=746&category_cd

☆9月7日 松下幸之助[一日一話]
<徳性を養う>
人間が人間を動かすことは、なかなか容易ではない。力で、あるいは理論で動かすことも、できないことではない。しかしそれでは何をやっても大きな成功は収められまい。やはり何といっても大事なのは、徳をもっていわゆる心服させるということだと思う。指導者に人から慕われるような徳があってはじめて、指導者の持つ権力その他もろもろの力も生きてくる。
だから、指導者はつとめてみずからの徳性を高めなくてはならない。力を行使しつつも、反対する者、敵対する者をみずからに同化せしめるような徳性を養うため、常に相手の心持をくみとり、自分の心をみがき高めることを怠ってはならないと思う。

☆「たかきの独りごとパートⅡ」はブログの開設から 409日
・昨日、9月6日のアクセス数 閲覧数:282訪問者数:107

タイトル:たかきの独りごとパートⅡ
URL:http://blog.goo.ne.jp/takaki_1947
☆来年五月まで目標とする言葉(浜田市三隅町:龍雲寺にて出会う:2010.5,8。



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