たかきの独りごとパートⅡ

近況報告(感謝・感動・感心をテーマとし、今年度は家庭菜園が中心予定です。尚、不定期更新とさせていただきます。)

◎過疎地で巨大スーパーが繁盛する理由

2010-03-05 05:45:12 | 日記
☆古座間味ビーチ(座間味島、沖縄県島尻郡座間味村)

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◆最新号の名言
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       当時の私はかつて商業界で学んだ
       
       「正しきによりて滅ぶるものあらば
        滅びてもよし、断じて滅びず」
       
        という言葉を心の支えとし、
        自分のことは度外視して必死に行動していれば、
        天が必ず味方してくれるものだと信じていました。


         牧尾英二(マキオ社長)

           『致知』2010年4月号 特集「発展繁栄の法則」より
         http://www.chichi.co.jp/monthly/201004_pickup.html#pick3


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過疎化が進む鹿児島県の地方都市に、
巨大スーパー「A-Z」を設立し、
独自の経営手法で業績を伸ばし続ける牧尾社長。

年中無休の24時間営業、
食料品から自動車までを取り揃えた商品群など、
従来の小売業の概念に捉われない事業スタイルを確立し、
大きな注目を集めています。

ただし、牧尾社長が歩まれてきた道のりは、
多くの苦難に満ちたものでした。


行政からは「前例がない」などの理由で
出店計画書はなかなか認めてもらえず、
やっと受理されたのは、申請から11年が経った日のこと。

その後も、同業他社から、

「あいつは頭がおかしい」
「うまくいくわけがない」

などと中傷を受け、融資の約束をしてくれたはずの銀行までが、
突然、融資の辞退を表明します。


しかし、そういう状況の中にあっても、牧尾社長は、


「うまくいかなかったら、なんてことは考えず、
 なんとかなるんだと考えていましたね。
 
 自分はこの地域の人たちが、不自由で困っている部分に
 何かお手伝いをしよう、と。
 これをやっている限りは、
 必ずなんとかなるんじゃないかという、
 勝手な思い込みのようなものがありました」


と述懐されています。

中国古典の『荀子』に、
「先義後利(義を先じて、利は後とする)」
という言葉がありますが、
時代や国を問わずに当てはまる商売の基本であり、
事業が発展繁栄していく秘訣といえるかもしれません。

☆昨夜からの雨が今朝も降り続いている。気温は、この時間10度Cと高くかなり暖かい。しかし来週は、かなり気温が下がり寒くなると言う。
今朝は、釣りに行く予定で5時に起きる。外は真っ暗で、近所のお家もまだ起きて無い。電気の付いているのは、我が家のみである。
上記の「最新号の名言」は、月刊誌・『致知』2010年4月号で紹介された記事である。
さらに興味があったので、この企業を調べて見る。不況と言われる中、凄い企業だと感心したのでご紹介しましょう!
只今沖縄旅行を計画中!さすがに、沖縄の海はとても奇麗である。 

★日本初の24時間営業大型店を鹿児島県で開業
(株)マキオ 代表取締役社長 牧尾英二 氏
鹿児島県阿久根市赤瀬川2210 / tel 0996-72-2500

昨秋来、福岡市で展開されている熾烈なデパート戦争を尻目に、次代の流通業をリードする二つの新しい動きが九州から起こっている。
 一つはトリアス久山に代表される、売り上げ仕入れ方式という欧米型のテナントとの契約方法である。
 もう一つは人口わずか2万7000人の鹿児島県阿久根市に開業した24時間営業の「AZスーパーセンター」(牧尾英二社長、売り場面積1万1635㎡)である。売り場面積1万㎡を超えた大型店で24時間営業に踏み切ったのは同店が日本で最初だ。
 なぜ、そんな田舎で24時間営業が可能なのか。夜中に買いに来る客はいるのか。本当に売れているのか。今回はそんな数々の疑問に答えながら、新しい流通業の姿に迫ってみる。

24時間営業店は都会型商売
田舎立地で成り立つのか?

 売り場面積1万1635㎡といえば、増床前の博多大丸(2万2000㎡)のほぼ半分である。つまり博多大丸の1階~5階までを1フロアにしたスペースが、人口わずか2万7000人の町に出現したのである。それだけでも驚くのに、24時間営業と聞けば耳目を疑うに違いない。
 場所は鹿児島県阿久根市。地図を見れば分かるように、隣接している街は鶴の飛来地で有名な出水市と川内市である。筆者も取材に出かけて驚いたが、間違いなく立派な田舎である。田舎に立派もそうでないもなかろうが、正真正銘の田舎。誰もが、まさかこんな所で、と思うに違いない。実際、筆者もこの目で確かめるまでは、失礼ながら「どうせ田舎にできた大型店。ホームセンターに毛の生えた程度の店舗だろう。商品構成やディスプレイもダサイに違いない」などと思っていた。実際そう思わせるぐらいの田舎立地なのである。まして24時間営業ともなると、本当に成り立つのかと首を傾げたくなる。

 ここのところ規制緩和が進み、各地で24時間営業に踏み切るスーパーが増えている。ダイエーは神戸の「コウズ」ポートアイランド店が95年8月から24時間営業をしているし、九州スーパーマーケットダイエーも97年から24時間営業に踏み切っている。しかし後者は大店法の調整対象外の1000㎡未満の店舗であり、「コウズ」ポートアイランド店も売り場面積は8800㎡とAZスーパーセンターの1万1635㎡には及ばない。
 このほか広島でも24時間営業に踏み切るスーパーがあるが200㎡前後で、コンビニを少し大きくしたミニスーパーというところだ。しかも立地は24時間活動している人達がいる市中心部かそれに準ずるところで、身の回り商品に食品を加えた商品構成の店であり、24時間営業は「都市部でこそ成り立つ商売」というのが業界の共通した認識だろう。実際、ダイエーは24時間営業の店を「大型コンビニ」と位置づけている。

 ところが、アメリカでは24時間営業は当たり前、消費者のために24時間営業を推し進める、と言っていたダイエーが、最近、必ずしも24時間営業にこだわらないと方針を変換した。人件費や光熱費等の諸経費と売り上げを秤にかけると、経営効率が悪いという結果が出たからだろう。
 いずれにしろ24時間営業に対する業界の共通した認識は①立地は都心部②規模は大型コンビニ、である。

初年度売り上げ50億円を65億円に修正
1日平均来店客数は約1万3000人

 さて、阿久根市のAZスーパーセンターの場合はどうなのか。
 オープンしたのは1年前の97年3月26日。場所は阿久根駅前から4㎞ほど離れた郊外の国道3号沿い。鉄骨平屋建てで、食料品を中心に衣料、酒類、日用雑貨など生活必需品全般を販売。取り扱い品目は約16万アイテム。開店後6カ月間の来店客数は1日平均約1万3000人、客単価は昼間が3500円、夜間4500円。売り上げ点数も夜間の方が多い。こうしたことから初年度売り上げ予測を当初の50億円から65億円に上方修正したほどである。

 この数字を見てもにわかには信じられないに違いない。それはそうだろう。福岡市近郊ならまだしも、どう考えても鹿児島の人口2万7000人のところで、24時間営業の大型店が成り立つはずがないと考えるのが過去の常識からすれば当たり前である。
 でも、これが事実なのだ。問題は利益率だ、という声が聞こえてきそうだが、その点に関しては牧尾社長の次の言葉を引用しておこう。
 「実は、当初予定より経常利益が上がったものですから、思い切って、長年私が考えていた、高齢者の方、身体障害者の方に対する還元・優遇処置を実行しようということで、7月10日から60歳以上の方と身体障害者の方に消費税5%分を現金でバックする制度を導入しました」

 レジで支払いを済ませた後、カウンターに行きAZカードを見せれば買い上げ価格の5%を現金でバックするシステムである。
 ダイエーあたりも年末年始のある時期に買い上げ金額の数%をバックするキャンペーンを実施しているが、それはあくまで交換期間限定の商品券である。
 ところがAZスーパーセンターはキャッシュバックである。それも売ろうかなという意図が見え見えの期間限定キャンペーンではなく、障害者・高齢者を対象に年中実施しているのだ。
 消費者の利益のためにエブリデイ・ロープライスとか、地域社会への貢献をうたう企業は多いが、同社ほど分かりやすい形でそのことを実行している企業はあまり例がないに違いない。

都会は進んで、地方は遅れている?
情報は都会から地方へのみ流れる?

 では、次にAZスーパーセンター成功の秘訣に迫ってみよう。
 キーはいくつかある。
まず一つは思考の盲点である。偏見と劣等感の構造といってもいいだろう。
都会は進んでいて、地方は遅れているという考え方である。
都会の人間は24時間生活を楽しんでいるが、地方の人間は夜早く寝るという偏見。
都会の人間はいろんな情報を知っているが、地方の人間が最新の情報を知っているはずがないという偏見。
情報(流行)は常に都会から地方へ伝達されるという偏見。
地方は都会に比べて遅れている、劣っていると自ら思い込む地方の人間の劣等感である。

 だが、朝まで起きているのは東京の人間だけだろうか。
九州では福岡の人間だけが朝まで起きていて、鹿児島や宮崎の人間は夜9時になったら寝ているのか。
 そんなことはないのは言うまでもないだろう。東京も福岡も鹿児島も宮崎も北海道も9時に寝る人間はいるし、朝まで起きている人間はいるのだ。つまり日本国中、いや世界がすでに24時間型社会なのである。

 そんなことを言っても商店街は夜7時前には閉まっているし、飲み屋だって午前零時か1時には閉まる、と言うかもしれない。
 たしかに遊びに行くところはない(少ない)かもしれない。だが、それぞれ家の中では24時間社会を楽しんでいるのだ。それが証拠に子供は自分の部屋で夜遅くまでファミコンやマンガを読みふけっているし、年寄りは朝4時に起きて衛星放送を見ているではないか。テレビは多チャンネル放送だし、衛星放送は24時間放送しているし、ビデオはどこでも見られる。インターネットを利用すれば最新のニュースやファッション情報でも、なんでも簡単に入手できる。

 つまり、都会と地方の違いは屋外に24時間楽しめる施設があるかどうかだけで、人間の生活時間は全国どこでも24時間型になっているのだ。
 逆にいえば地方ほど24時間楽しめる屋外施設に飢えているということである。そうした施設をつくれば集客できるということであり、まさにAZスーパーセンターはそうした施設なのだ。

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【夢を実現する今日の一言】

・他人から学ぼうと思ったら、ありがたい人しかいない

他人を思い通りにしようと思ったら、困った人しかいない


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◆過去の出来事・トピックス
・日本初のミス日本「全国美人写真審査」発表(1908)
・東京航空輸送、日本初のスチュワーデスを採用(1931)
・東京に初めて空襲警報発令(1942)
・英国のチャーチルが演説で「鉄のカーテン」のことばを使う(1946)
・ソ連首相スターリン没(1953)
・ガンが初めて死因のトップに(1981)

・第1回青梅マラソン開催(1967)
 市民マラソン大会の先駆けといわれる青梅マラソンの第1回は、1967年のこの日にスタート。参加者は33人だったが、その後はジョギングブームの波にも乗り、第11回大会には参加者1万人を数えるまでに成長した。

・財界の鞍馬天狗・中山素平生まれる(1906)
「大きなことはひとりではできっこないんです」――財界の鞍馬天狗・中山素平が、1906年のこの日、誕生した。東京商科大学(現一橋大学)卒業後、日本興行銀行に入社。「私利私欲の人、自己顕示の人は評価しない。大きなスケールでものを考える人は、右であれ左であれ共感を覚えます」という懐の深い人物鑑定で幅広い人脈を構築。海運業界の再編成、共同証券の設立、八幡・富士、日産・プリンスの合併など、政財界に危機があると現れ、影武者に徹しつつも名調整役として大きな役割を果たした。

◆記念日・年中行事・お祭り

◆本日の誕生日

☆今日の「誕生日の花と花言葉」
・キブシ(キブシ科)
・「出会い」

☆「きょうの一句」

・きぶし咲き山に水還(かえ)りくる  西山睦(むつみ)
 
~心に響く366の寸言~

【但惜身命と不惜身命】

お互いがこうして生きている。
考えてみれば、
これくらい不思議なことはない。

この悠久なる時間と、
この茫漠(ほうばく)たる空間の中にあって、
たまたま時と所を一にしてこうしているという、

こんな不思議なことはないということがわかれば、
この現実、この刹那、この寸陰(わずかの時間)、
この場、この身というものが、
何よりも大事なのである。

無限に愛惜(あいせき)すべきものになる。
これを「但惜身命(たんじゃくしんみょう)」という。

それを把握するためには、
取りとめのない日常の身命などは、
値打ちがない。

これは不惜身命(ふしゃくしんみょう)
(身命を惜{お}しまぬ)である。
 
真に道を得るためには、
それこそ不惜身命でなければならない。

何が故に身命を惜しまぬかといえば、
但惜身命──本当の身命というものを
限りなく愛するからである。

真の自己・真の存在というものを
限りなく愛着するが故に、
この取りとめない、はかない、
迷える身命など、問題ではない。

命がけで命を惜しむ。
但惜身命なるが故に、不惜身命。
不惜身命にして、但惜身命になる。

  『安岡正篤 一日一言』より(致知出版社刊)
  http://shop.chichi.co.jp/item_detail.command?item_cd=746&category_cd

☆3月5日 松下幸之助[一日一話]

<庄屋と狩人ときつね>
昔のたとえ話に庄屋と狩人ときつねの話がある。狩人は庄屋の前ではかしこまっている。しかし庄屋はきつねにばかされる。きつねには弱い。そしてきつねは鉄砲で撃たれるかもしれないから狩人はこわい。結局この中で誰が偉いとも何ともわからない、という話である。
私は今日でもこの話は生きていると思う。勝負に勝つ人が偉いのでも、負ける人が偉くないのでも何でもない。教育する人が偉いのでもないし、教育を要する人ができが悪いのでもない。それぞれやっぱり一つの生きる姿である。そう考えれば、喜んで人に協力することができるし、また協力を受けて仕事ができるのではないかと思うのである。

☆「たかきの独りごとパートⅡ」はブログの開設から 223日
・昨日、3月4日のアクセス数 閲覧数:179 訪問者数:78

タイトル:たかきの独りごとパートⅡ
URL:http://blog.goo.ne.jp/takaki_1947


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