カバと思ってたらサイ

両親を見送って1年。終活って残された人のためにちゃんとせにゃ。と実感つつ、両親を送るまでの日々を時系列に綴っていきます。

給食の味見も必須

2023-10-24 09:32:23 | 日記
八朔です。

通勤バスで1から10まで化粧する人がいて「むむむ」と思っていたのだけど、しばらく乗り合わせないと「どうしたのか?」とふと思う。これが「情がうつる」ということなのか。
案山子が脳内を巡る。


さて。

母の「サ高住」について少々。
この「サービス付き高齢者住宅」とは基本は賃貸住宅でそれに介護サービスをつけたものになります。

母は一室をアパートのように借りて、食事や入浴介助を別途契約する形で。
アパートを借りるだけなら住民票は移さなくてもいいのだけど、そこの介護サービスを受けるためには住民票の移動が必要だと言われ、同じ市に住む私の自宅に住民票を移しました。

まだ介護を必要とはしないが、食事や入浴など大変だからという人もいて、割と全体的に活動的な印象を受けました。

ここではないけど、見学した別のサ高住では、親子で入居されている方もいました。60代息子は朝食食べたら働きに出かけ、80代母は日中見てくれる人がいるので安心という。自宅で老々介護で暗い気持ちでいるより、「行ってらっしゃい」「おかえりなさい」と言ってもらえる環境で老親を見守ってもらえるのは正解だな。
独身が増えてる今、将来を考えたら、もっとこういう使い方をアピールしたらいいのに。とか、思った次第でございます。

うちの母が入った施設は大手メーカーが介護事業としてはじめた新しい施設だったので、地域の第一次の入居者として申し込みました。
前に申し込んだ特養では「100人以上死なないと順番が来ない。この部屋では何人死んでるのやら」みたいな気持ちでどんよりしたので、ここだと新居の1人目でうれしいかも。なんて。

あとは母の屍を越えていけになっちゃうんだけどね。
ごめんちゃい🙏




安かろう悪かろうは鉄板

2023-10-22 15:16:07 | 日記
八朔です。

中年にはとりあえず「加齢からです」と言っとけと医師会は通達だしてるんやない?と思うほど、言われるように思います。これは何とかハラにはならんのかね。ちょいちょい。


さて。

母の老健から「そろそろ退去を」と言われました。
え?どして?迷惑かけたのか?

「老健」というのは長くても半年くらいで出るように国が作ったものらしく。
退院後、自宅生活が送れるようにリハビリするというのが大義名分だそうです。
老人なんだから、リハビリしてバリバリ若い頃のようになるわけないじゃん。
ましてや、ボケてくるのに。

母のいる老健を運営している医療法人は、東京の隅っこに精神病院みたいのをやっているそうで
「行き先なければそこなら」
って。
閉鎖病棟みたいな話をする。

他を探します。探してみせます。
少し待ってくれ。

てことで、よく聞く「特養」をあたりに行ってみるが、ここは介護3から5の人しか入れず、順番待ちだと。
一応介護度は3になっていたので、申し込んでみるも届いたのは
「193人待ちの185番目」と。
施設自体も100床ないところだったから、2巡しないと来ないってことで。
その間に介護5の人が申し込んできたら前に割り込みますって。
もう、3では永遠に順番は来ません。ということでした。

では「老人ホーム」か。
ここは、もうピンキリなのよ。
高級なのは無理だから、月の負担が15万程度のところを探したんだが、あまりいい印象は受けず。

建物古すぎる、職員が汗臭い、施設長が素人すぎる、入居してる人の目が暗い

月額料金が上がれば上がるほど、少しずつちゃんとしてくる。
これは断言できます。絶対そうよ。

結局決めたのは、私の自宅近くの「サ高住」。
月の負担は23~26万でした。

新しくできたばかりだったのもよかった。
キレイだし、何よりスタッフのやる気があるし。

とりあえず、無事に母は移動完了。


通りすがりの介護士

2023-10-21 11:15:50 | 日記
八朔です。

寒くなってきたのもあって、最近マスク率が増えたように思います。もはや、防寒具の1つになってるかと。


さて。

父は診断した結果
「不整脈があり、腎臓がかなり悪く、肺がんポイ」
ポイってなに?
とにかくあちこち悪いので、ガンの検査は身体に負担かかるから後回し的なことらしい。
母よりよほど悪いみたいで驚いた。

そう思ってたら、「そろそろ退院を」と1ヶ月くらいで言われる。
ポイやつとか、そういうのはもういいのか。え?
入院した原因の「肺の水」がよくなったから退院だと。
あとは通院するなりなんなりして急変したら来てね。ってことかよ。
救急病院って。。。

「あとのことはソーシャルワーカーに」
と、笑顔で医療の現場から追い出される。

父は「さー、帰るぞー」みたいに言ってるが、色々病気あるし、雑な人の1人暮らしは心配すぎる。薬も適当に飲んでたっぽいし。

訪問診療とデイケアを頼むことで、とりあえず様子をみましょうと。
看護士さんが毎日血圧管理や薬飲んだか、みてくれるらしい。日中も1日15分くらいの見回り?のケアサービスの人も来るので、様子がわかるだけでも安心か。
ただ、1日に何度も赤の他人に出入りされるのはちょっと抵抗を感じてたんだけども。
来るのが、けっこうチャラい兄ちゃんだったりするし。

「ちはー。」ガチャ。
ピンポンもしないで入ってくるし。どうなの?

「開けにいくのめんどくさいから、勝手に入ってくれって言ってるんだ。」
お前の指示か。

「おとーさん、どうすか。なんかないすか。」
「別にない。」
「わかりました。じゃ、またー。」

こっちもこっちだから、文句も言えず。
5分といないそんな介護サービス。

そんなもんか。。。





しりしりしり

2023-10-20 17:51:48 | 日記
八朔です。

しいたけの芯だと思って拾い上げたら、デカいナメクジだったことがいまだに忘れられません。
意外と声って出ないものです。


さて。

父が入院してる間に、実家のゴミ出し作業におわれます。
寝室だったので衣類の他にも布団からベッドから。水吸ってるから桁はずれに重いし。カビ臭いし。
住んでいない地域に期日指定の粗大ごみのために早朝行くとかマジきつい。

退院したら1人で暮らすと言い張る父。
とりあえず介護申請はしたけど、ボケていなくて普通に歩けると介護にはならないと聞いていたとおり、支援1の判定。

それでも介護サービスと在宅医療の手続き完了。
帰ってきたら生活できるように新しいベッドを買っていえの中を整理する。

すると、出てくる出てくる同じ銘柄のトイレットペーパー。

え?ここにも?あそこにも?なんで?

前に父が「あるっていうのにトイレットペーパーを買ってくるから怒った。」と言ってたなー。
きっとボーっと買ってから、我にかえって、怒られると思って母は隠したんだろう。
なんか、まだらボケの母の葛藤を見る気がして「あぁ」とか思いましたが、あまりにも出てくるトイレットペーパー。
ありとあらゆる収納にぎゅうぎゅうに隠してあるし。

つい「尻が何個あんねんっ」と口をついたのは本当です。







雨が降る降る降る

2023-10-19 09:58:01 | 日記
八朔です。

新幹線でパソコン開いて仕事してる人多くないですか。隣にそいつが来ると日本酒とか出しにくいんですけど。トイレも出にくいし。
そんなに働かずに共に車窓を眺めようぜ。


さて。

「毎日面会に来ていただいて構いませんよ。大歓迎です。」と言われて、日参している父。
「あいつは栃木の出身だそうだ」とか新人スタッフの出身地まで把握するにいたる。
もはや、事務長かなんかですか?みたいな態度。ヤメテ-

「いつも父がお世話になってます」という挨拶をするようになってますが。

そんな矢先に父から妹のところに電話が
「お前、今日きてなんかしたか?」
「え?行ってないよ」
「雨もりがすごくなってて」
「え?」

で、見に行ったら、雨漏りどころじゃなくて、天井に大穴あいて雨ザーザー状態。だと。
古い家なので傷んでいた屋根裏が雨の重みに耐えかねて、バキッと。ということか。

雨だからと早めに母のところを切り上げて帰ってきたら、寝室の天井が破れて、外と変わらずに雨が降ってる状態に驚いて妹に連絡したそうで。
お前か。と。忍びじゃねーし。

とにかく、応急処置やら片付けをしなくては。と翌日、仕事を休んで汚れてもいい格好で実家集合。

父がいない。
なんで?行くって言ったやん。
忘れて母のところか?と施設に電話するもまだきてないと。
どこだよ?もう。ジジイ。

と、憤っていたら、お世話になってる福祉課の担当から電話。

「朝、お伺いしたら、お父様が倒れていて救急搬送しました。」

えーっ。

慌てて運ばれた病院に行く汚れてもいい格好をした中年二人。

「父が運ばれたそうでっ。どこですかっ」
検査やらで散々待たされる。
やることないから軍手を出したり入れたりはめたりして、このポチポチは発明だとか言って時間を潰す。
この間にも、実家にカビが生えているだろうに。あぁ。

父、肺に水が溜まっており、当分の入院。と。

肺にも雨が吹き込んでいたらしい。
どういうこと?水難なの?

あぁ。