ミュージック&カルチャースタジオ ハーモニーフォレスト ♪Natsu♪ のブログ 

沖縄出身宮城県大崎市の音楽指導&料理講師。教室・パワーコーラス・ベーチェット病など自分の難病について発信してます

女川第一小学校「卒業式の曲を作ろう」⑤

2013年03月06日 | 震災復興支援
前日楽しみでなかなか寝付けなかったのですが
早起きしてしまったので今日は早めに小学校へ向かいました。

到着すると体育館で「6年生を送る会」が開かれていて
是非参加してほしいという事でタケダも体育館へ・・・
体育館は在校生が飾り付けをして華やかになっていました。


全校が集まり、各学年ごとに出し物を披露。
途中からでしたがどの学年もこの日の為に沢山練習したんでしょうね。
そして6年生の順番がまわり「女々しくて」のダンスを披露♪


しっかり笑いを取りつつ在校生を巻き込み一緒に盛り上げた最高のショーでした!

最後に6年生への言葉を述べた在校生は泣きながらスピーチ。
これには6年生、先生方やタケダまで涙しました。
最高学年として本当に信頼され、しっかりとやってきたんだなぁと
笑顔で送り出す在校生の姿を見て感じました。


式の最後に第一小の校歌が声高らかに歌われたのですが
歌はどの学校も体育館の前に飾られてますよね?
初めて聞く1小の校歌はどんな歌詞なんだろうと見たのですが・・・
よく考えるとこの体育館は女川第二小。
震災の影響で間借りしているんです。
他の学校の体育館で自分たちの学校の校歌を歌うなんて初めてです。
来年度から統合になってしまうので、
タケダが1小の校歌を聞けるのはあと卒業式のみとなります。
レコーディングの予定も無いようなのでさみしいですね。

さて、本日の授業は撮影部隊が不在でしたので授業風景の写真はありません。
内容は、発声練習の後「曲に強弱を付けた箇所の確認」をしました。
「○○は強い思いがあるからフォルテで」とか「優しく歌いたいからピアノで」とか。
そしてみんなの意見がまとまり曲は完璧の完成~!!
みんなで強弱を意識した歌い方ができ「言葉を伝える歌」になってきました。
続いて、6名ほどの少人数で歌う課題(クラス中「え~っ!」て言うかと思ったらやったるでモードでした)
聞き手には「良かった所」や「もう少し努力したら良くなる点」を発言してもらいましたが
恥ずかしいのか、まだ自信がないのか声が小さいチームには自然と手拍子の応援があったり
演奏後の良かった点の発言もかなり活発でびっくり。
授業最後に歌った合唱は本当に完成まであと少しの素晴らしいものでした。

最後にある生徒から
「卒業式泣かないで最後までうたえるかなぁ?」なんて意見が出ましたが
「みんな涙をこらえて最後までしっかり歌いきろう」と約束していました。


授業が終わると子供達は「送る会を開いてくれたみんなにお礼がしたい」と
1クラスずつ全員で給食時間にお礼を言いに行くとの事で私も全クラス一緒に回りました。

涙ぐむ声でお礼の言葉を述べながら最後に元気よく「ありがとうございました!」
この声にタケダもらい泣き・・・朝からこの子たちには泣かせられっぱなしだ。

1月から始まった授業で最初に眺めたのが6年生の教室から見えるこの風景。

子供達は「あと少しでお別れだなぁ~」と給食を食べてました。
震災以前から何もなかったのでは?と思わせるほど
想像を超える大量のがれきも随分と片付きました。
でも復興はまだまだ長い道のりです。

今日は校長室で校長先生と二人で給食を頂きました。

たわいもない話、教育の話、子供達の事、これからの事などなど
卒業式の日は忙しくゆっくり話もできないですからと給食後、2時間もお話しさせて頂きました。
途中、掃除にやってきた6年生数名も過去の卒業アルバムを見ながら一緒に雑談。
「卒業式の歌、しっかり歌うからね!」と子供達は校長室をあとにしましたが
短い時間で、彼らから多くの事を学び良い経験をさせて頂いたのはこの私です。
大人、もっとしっかりしなくっちゃ!!と元気をもらいました。

19日はいよいよ卒業式。
家族の前でも未発表。自分たちで作った曲は当日のお楽しみだそうです(笑)
卒業式最後を飾る、最高の演奏になるよう
あと少し、みんな練習頑張って下さいね。

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