片付け手伝いの『たけのこ屋』

片付け好きが高じて、宇治市で開店中です。
片付けのコツや考え方、併せてオモシロ小話などもちょっぴりつぶやいています。

冷蔵庫の掃除と使い方改造 2

2024年04月23日 | お片付けの基本

冷蔵庫談義の続き

ルールもなく詰め込んだ冷蔵庫、何が一番面倒かと言うと『何が入っているか分からない保存容器』だった。確か作ったはず…と蓋を開けて探し回ったり、作ったことも忘れて冷蔵庫の奥から残念な状態で発掘されたり、プラスチックの容器に臭いがついて取れなくなったり(逆に、食品にプラスチックの臭いがつくことも)と、多くの失敗をしてきた。それも何度か。

 

きっと実行している人も多いと思う。保存容器をガラス製のものにした。耐熱で、さらに蓋が買い足せる、イワキガラス製を選んだ。使い始めたころ、中身がすぐ分かるとはこんなにも便利なんだと驚いた。

作り置きのおかず、一週間分のゆで青菜、煮卵などなど、保存に重宝している。冷蔵庫を開ければすぐに目に飛び込んでくるので、探すことがなくなった。そして調理時間が短くなった。何だかデキる人になったようで嬉しくなった。

液体の保存も耐熱ガラスポットだ。煮物の煮汁だとか、ドライフルーツの洋酒漬け(フルーツ漬けを作ることがメインなのか、漬けた後の洋酒を飲むのがメインなのか?!)も外側から見てすぐわかる。さっきも書いたが、プラスチックは長年使うと色が濁ってくるし、臭いも付く。結局ガラスの方が長く、気分良く使えると思う。

冷凍保存には、ステンレス製の保存容器を使っている。金属は熱伝導率がいいので冷凍向きだと思う。ただし中身が見えないので、蓋部分に中身を書いたメモを貼り付けている。

※冷蔵庫近くにペンとマスキングテープをぶら下げておくと便利!

 

空き缶や空き缶の蓋をトレイ代わりにして、ジャンル別に分けて整理すれば、探すのも、取り出すのも簡単になる。

と言っても、ジャンル別に分けられるというのは、自分の調理の癖を知っていなければできないこと。どんな調理をすることが多いのか、何をどんな状態で保存するのか(または、したいのか)振り返らないと、冷蔵庫はまた迷子王国になる。

冷蔵庫の中身をチェックしよう。常時ある食材は何だろう?それが入る大きさはどの位(つまり保存容器の容量は、どの位が適切)?どんな量・状態で保存する?

ここまで振り返ることが出来たら、使いやすい冷蔵庫はもうすぐ。

まだ続く。


冷蔵庫の掃除と使い方改造

2024年04月22日 | お片付けの基本

随分と暖かくなってきた。今日は冷蔵庫の掃除について。

本当は、寒い時期に冷蔵庫の掃除をした方がいいと思う。だって、中身をすべて冷蔵庫から出して、アルコールで拭き掃除をするから。暑いと、肉やら牛乳がぬるくなってしまう。でも、寒すぎると掃除をしたくなくなるのだ。冷蔵庫を開けるだけで冷気がヒヤリ。あぁ、凍える。

 

そんな訳で、春先にするのが定番になった。忘れっぽい私は、冷蔵庫にモノを詰め込まないようにしている。何が入っているか分からなくなり、カオスと化することが目に見えてる!…から。買ってくる食材もだいたい決まっているので、指定席があるものも多い。冷蔵庫での探し物はまずない。エッヘン。楽で嬉しい。

でも、最初から楽だった訳ではなく、『探す』と『(食べごろを逸して)ダメにする』を繰り返していた頃もあった。特に大家族だった時は、買ってくる食材も大量なので、探し物は多かった。無駄や捨てることが嫌いな私には、ストレスのかかる電化製品だったと思う。その上、使い方が荒いと、庫内が臭ってくるのだ。冷蔵庫の臭いが付いた夕飯を、子ども達は嫌がった。そりゃあそうだ。そしてケンカになった。これもストレス…。

そんな中、少しずつ冷蔵庫の使い方を改善してきた。不思議なもので、冷蔵庫の中が乱れていた時の方が、ストレスに気付かない。『そういうものだ』と思ってやり過ごしてしまう。使いやすくなって初めて、それがストレスだったことに気付くのだ。

続く。


片付け その後4

2024年03月14日 | お片付けの基本

溜め込み中毒について。

使えるモノを捨てると、私の中のもったいないオバケに攻撃されるのが、辛いところ。何故か、ご近所さんや友達からしょっちゅうモノが回ってくるので、使い切れない分をどう回そうか、何とか生かせないか頭をひねる。

メルカリや人の集まる場所へ持って行って、モノの嫁ぎ先を探す。最終リサイクルストア。それでも廃棄するものは出てくる。

お嫁入先を探すのも、捨てるのも、エネルギーを使う。何か良い方法がないか模索中。

よく言われることだが、捨てることを考えて購入しよう。本当に必要か考えて、購入しよう。それは定価でも欲しいものですか?

浅はかな欲望をむき出しにして買うのは、美しくない。


片付け その後3

2024年03月13日 | お片付けの基本

前回の続き。片付かない原因について。

原因その4 買い物、もしくは溜め込み中毒

これは、片付け技術だけではどうしようもない問題。すぐに解決するのは難しい。かくいう私も、使えるモノを捨てる罪悪感から、ついつい溜め込んでしまう。性格というのは、分かっていても変え難い。

まだ使えるモノがあるのについ買いこんでしまう、その気持ちにフォーカスしてみよう。

買うことで何を求めてる?もっと良い生活、もっと素敵な私を夢見てる?それは購入によって叶う?

今はない自分を夢見るのも楽しいけれど、今の自分の素敵な部分に気付こう。自分に満足していたら、あれこれ取り入れて、自分や人生を飾り立てる必要はなくなるような気がする。

 

足りなくなると困るから買う?足りなくて困るのは、トイレットペーパーくらいではないか。それ以外のモノは、工夫次第で数日くらいは乗り切れると思う。

なくても何とかなるという自信は、生活を身軽にする。モノやお金に頼らずとも、楽しく生活できる人の人生は明るい。

知恵を使いながらお金やモノへの依存度を下げていくことは、災害時に役立つだけではない。普段から、自分が何かに振り回されない生き方につながる。

コロナ時のティッシュや消毒エタノールの買い占め、不足という言葉に踊らされてぼったくり価格のマスクを買ってしまう…ではなく、代替品を考える、節約方法はないか、それでも足りなければご近所さんとシェアする。慌てふためく前にできることはある。

続く


片付け その後2

2024年03月12日 | お片付けの基本

前回の続きで、部屋が乱れる原因について。

原因その3 片付ける場所が誤っている

そりゃあ、そうだ。調理器具は台所にあるから使いやすいのであって、居間に鍋を片付けようなんて無理がある…当たり前のことですね。ま、これは当たり前すぎる極端な例ですが、実際はなかなか実行できていないことも多い。

 

実は、本当に『使う場所に使うモノ』を実行するには、発想の柔軟さも必要になる。

我が家の文具セットは、食器棚の引き出しに収まっている。漬物の容器に賞味期限をラベリングしたり、生協の注文用紙の記入、牛乳パックを切るなど、キッチンで使用することが多いから。

同様に、手拭きタオル、食器ふき、食器洗いスポンジ、台ふき4点セットも、食器棚だ。毎日ここから出して、夜、洗濯機へ。食器棚には食器…でなくても良い。

タンスの最下段は、辞書や、ちょっとしたお勉強セット。タンス脇のちゃぶ台で使うから。

 

毎日の生活を思い返してみよう。

どこで何をしているのだろうか。もしくは、どこで何をしたいのだろうか。