基本の片付けで書いたが、一度片付けてみて、しばらく様子を見よう。とても過ごしやすい部屋になったのではないだろうか?モノが整理されて一つ一つに目が行き届くと、生活がスムーズになる。そして、自分の気持ちや関心に目を向けられるようになる。気力が戻ってくるのだ。
乱れた部屋や死蔵品の数々は、確実に私たちの心のエネルギーを奪うという事実に気付く。
もしこの時、スッキリした部屋に寂しさや空虚さを感じたら…?またモノで心を埋めたくなるかもしれない。
でも、それはやめたほうがいい。大切にできないモノを抱えても、余計と虚しさが増すばかりだ。相手やモノを大切にできない心は、自分を大切にできない心とつながっている。
それは、片付けとは別の問題をはらんでいる。
さて、本題。
片付けてもすぐに部屋が乱れてくる理由のほとんどは、以前書いた1~4の理由からくる(基本の片付け1参照)。
原因その1 収納に対し、まだまだモノが多い
原因その2 性格と収納方法が合っていない
1と2は相互に関係している。自分がマメに片付けられる性格だと思うのなら(と言っても、そもそもそんな人が部屋を散らかすことはほとんどない)、多少モノが多くても丁寧に服を畳んだり、きっちり仕分けすることで、大目にモノが収納できる。
ズボラさんは、きちんとたたまなくても(ざっくりたたんでも)収まるよう、大雑把に収納してもごちゃつかないよう、ゆとりのあるスペースの使い方をした方がいい。服に限らずモノでも何でも。
つまり、同じ収納スペースでも収納できるモノの量は…
マメマメさん>ズボラさん となる。
几帳面な人はモノを多めに所有してもキレイをキープできるが、ズボラさんになればなる程、『モノは少なめ』を目指した方が片付きやすい。
自分はどっちのタイプだろうか…という判断は、『疲れている時に自分がどこまで片付けられるか』を基準にすると、自分の片付け可能レベルが分かる。
もちろん今後、片付け可能レベルを上げていくことはできる。それについては、また後日。
続く