片付け手伝いの『たけのこ屋』

片付け好きが高じて、宇治市で開店中です。
片付けのコツや考え方、併せてオモシロ小話などもちょっぴりつぶやいています。

片付け その後1

2024年03月11日 | お片付けの基本

基本の片付けで書いたが、一度片付けてみて、しばらく様子を見よう。とても過ごしやすい部屋になったのではないだろうか?モノが整理されて一つ一つに目が行き届くと、生活がスムーズになる。そして、自分の気持ちや関心に目を向けられるようになる。気力が戻ってくるのだ。

乱れた部屋や死蔵品の数々は、確実に私たちの心のエネルギーを奪うという事実に気付く。

もしこの時、スッキリした部屋に寂しさや空虚さを感じたら…?またモノで心を埋めたくなるかもしれない。

でも、それはやめたほうがいい。大切にできないモノを抱えても、余計と虚しさが増すばかりだ。相手やモノを大切にできない心は、自分を大切にできない心とつながっている。

それは、片付けとは別の問題をはらんでいる。

 

さて、本題。

片付けてもすぐに部屋が乱れてくる理由のほとんどは、以前書いた1~4の理由からくる(基本の片付け1参照)。

原因その1 収納に対し、まだまだモノが多い

原因その2 性格と収納方法が合っていない

1と2は相互に関係している。自分がマメに片付けられる性格だと思うのなら(と言っても、そもそもそんな人が部屋を散らかすことはほとんどない)、多少モノが多くても丁寧に服を畳んだり、きっちり仕分けすることで、大目にモノが収納できる。

ズボラさんは、きちんとたたまなくても(ざっくりたたんでも)収まるよう、大雑把に収納してもごちゃつかないよう、ゆとりのあるスペースの使い方をした方がいい。服に限らずモノでも何でも。

つまり、同じ収納スペースでも収納できるモノの量は…

マメマメさんズボラさん となる。

几帳面な人はモノを多めに所有してもキレイをキープできるが、ズボラさんになればなる程、『モノは少なめ』を目指した方が片付きやすい。

自分はどっちのタイプだろうか…という判断は、『疲れている時に自分がどこまで片付けられるか』を基準にすると、自分の片付け可能レベルが分かる。

もちろん今後、片付け可能レベルを上げていくことはできる。それについては、また後日。

続く


基本の片付け方3

2024年03月07日 | お片付けの基本

昨日の続きで、今は判断がつかない『保留』について。

考え方は2種類あって、

1つ目は、箱などに収めて封をして、1年(1年でなくても、ある一定期間)しまうという方法。1年間何も使うことがなければ、そのまま捨ててしまう。

もう1つは、箱などに入れたら目につく場所に置き、毎日のように要・不要の判断を迫る方法。あまり長いこと箱を置いておくと、その風景が目に馴染んでしまうので、短期決戦で決めましょう。

どちらのやり方でも、お好みで。

個人的には、封をしてしまい込むのは場所をとるし、モノを飼い殺しするようで気が引ける。その上、中身を見ることなく捨ててしまうのは、自分の買い物の結果に対して無責任な気がして、あまり良くないと思う。結果的に捨てることになっても、自分できちんとモノを見つめ、心を痛めて捨てる方が、学びがあるのではないだろうか。


基本の片付け方2

2024年03月06日 | お片付けの基本

さて、昨日の続き。

▶まずは全部出す

棚などの収納家具類に入っているものを、すべて日にさらします…と言っても、ベランダに出すのではなく、床に広げるという意味。

「えー、こんなに入っていたの?!」

と、家の中にある四次元空間(!)っぷりに感心することもしばしば。この時軽く、拭き掃除ができるといいですね。

注意したいのは、範囲を広げ過ぎないこと。片付けは、思った以上に時間がかかるもの。広範囲に棚卸をすると、終わらない~ということにもなりがち。

ちょっと疲れたけれど、もう少し片付けたい…と言うところで終了できるのがベスト。

 

▶要・不要(・保留)に分別する

最も頭を使う場面。自分を振り返るのが上手な人は、今の自分にとっての要・不要を判断するのも上手。『今』という判断の基点があれば、要・不要が分かるようになってきます。

でも、基点が『過去』になったり『将来』になったり、『自分の視点』、『他人から見た目』など、くるくる変化する人は、残すモノ、残さないモノの判断が難しいのです。

生きている私は『今』の住人です。『今』を大切に考えるようにしましょう。


基本の片付け方1

2024年03月05日 | お片付けの基本

誰でも分かる、お片付けのやり方

どの場所を片付けるにしても、基本は同じ。

①まずは全部出す

②要・不要(・保留)に分別する

③「要」と判定したものを、使う場所に片付ける

④もし保留品があるのなら、保管期限を決めて期限内に要・不要を決定する

以上。当たり前すぎて、偉そうに書くのも憚られる…。

そしてこの状態を維持できるか、一カ月程度様子を見る。もし片付いた状態がキープできているのなら、その片付けはあなたに合っていた!おめでとうございます!ということ。

 

部屋が乱れているとしたら、原因はいくつか考えられます。

原因その1 収納に対し、まだまだモノが多い

原因その2 性格と収納方法が合っていない

原因その3 片付ける場所が誤っている

原因その4 買い物、もしくは溜め込み中毒

こんな所でしょうか。明日は、片付けステップの一つ一つを解説していきます。

続く