片付け手伝いの『たけのこ屋』

片付け好きが高じて、宇治市で開店中です。
片付けのコツや考え方、併せてオモシロ小話などもちょっぴりつぶやいています。

冷蔵庫の掃除と使い方改造 5

2024年04月30日 | お片付けの基本

まだまだ続く

容量の大きな冷凍庫については、ネットでも本でも、区切って使いましょうとアドバイスしている。押し入れと同じで、ただ広い空間は、ただ押し込んではいけない。冷蔵庫の項でも書いたが、まず自分が、①どんな形態のものを②どの程度の量収納したいのかを考えてみる。その上で、どのように仕切るか決めよう。

仕切りについて。お手軽なところでは100均のプラスチック製を使う人もいるようだ。私はもっとお手軽に、牛乳パックを利用している。横長の箱をいくつも作り(冷蔵庫談義3参照)、並べている。冷蔵庫ほど汚れることはないが、汚れたら新しい牛乳パックに交換している。

何故牛乳パックにこだわるか。捨てる時の環境負荷が、プラスチックよりも小さいと思うからだ。

牛乳パックを冷凍庫いっぱいに並べると、安定感のある仕切りになる(→1個や2個並べても、すぐ倒れてしまう)。

話は逸れるが、野菜室では450㏄のヨーグルトパックを仕切りにしている。こちらも幅いっぱいに並べると安定する。野菜を立てて収納するのに具合がいい。もちろん、ヨーグルトパックは紙製のものを選んで購入している(ブル〇〇アヨーグルトなど)。うちでは、パックが汚れてきたら、ヨーグルトの食べ頃である。

話は戻って、冷凍庫に横長牛乳パックを並べたら、ひと箱に一種類ずつ冷凍の食材を入れていく。冷凍庫を開けると、何が入っているか一目瞭然。そして冷凍庫上部引き出しには、ステンレス製の保存容器。蓋にラベルを付けて。

整然と並んだ冷凍食材を見ると嬉しくなる。しばらく買い物に行かなくても良さそうだと、安心もする。

他にも良いこと。冷凍庫を開ける時間が短くなり、電気代節約(気分)。それから、食材が見渡せるので、メニューが決めやすくなる。もっとある。食材を無駄にすることが減った。食材だけでなく、食べ残した料理も最後まで忘れることなく消費できるようになる。そして掃除が楽になる。

こうした小さな積み重ねが、臭わない冷蔵庫につながっていく。

デキる人になったように感じられて、エッヘンと威張りたくなる。エッヘン。


冷蔵庫の掃除と使い方改造 4

2024年04月29日 | お片付けの基本

冷蔵庫収納談義、冷凍庫編(→漢字が続いて、中国語みたい?)

冷凍庫はしっかり詰め込んだ方が効率的に冷やせると言われているのは、皆さんご存知のことと思う。うちの冷凍庫も、詰め込むほどには収納していないが、冷蔵庫よりはモノが多い。

冷凍庫は冷蔵庫と違い、棚がない。その割に容積があるので、散らかり易い。その上、冷蔵に比べて長期保存が前提なので、存在を忘れてしまう。化石と化するのだ。

冷凍してたし食べられる…はず?でもちょっと不安だなという『化石』が存在しているお家は多いのでは?私も油断すると、そんな化石を発生させる。まず不安だと思ったら、その場でどうするか判断しよう。『見なかったことに』して、冷蔵庫に戻してはいけない。今日(もしくは日を決めて)食べるのか、捨てるのかの二択である。自己責任で思い切って食べるか、罪悪感を持って捨てるかである。

しっかり罪悪感を持つことで同じ過ちを繰り返さない(繰り返しにくくなる)と思う。

続く


冷蔵庫の掃除と使い方改造 3

2024年04月25日 | お片付けの基本

冷蔵庫談義 続き

前回、保存容器と整理の仕方について書いた。勘のいい方なら、これだけで冷蔵庫が使いやすくなるかもしれない。あとは行動あるのみ。他にも細かい工夫はあるけれど、工夫がいらないほどすっきりした冷蔵庫を目指す方が楽だ。特にズボラさんは。

 

さて、ドアポケットはどのように使う?おそらく液体もの(調味料とか牛乳)そして玉子が、一般的な配置だと思う。…そう、液体!ドアポケットは汚れやすいのだ。液だれすると、手を突っ込んで拭かなくてはならないので、拭きにくい。そして、汚れたことに気付きにくい。だって、満員電車並みの乗車率のドアポケットの人、多くないですか?

こんな時は、牛乳パックの出番。パックの上部2/3程は切り取ってしまい、下の部分をドアポケットに並べ、その中に調味料類を入れている。もしくは、パックの側面(1面だけ)を切り取り、上部をホッチキスで留め、横長の箱を作る。それをドアポケットに置いてもいい。こうすると、汚れにくく、取り換えも簡単。そして定位置が決まりやすい(この効果は大きい!)。

もっと言うと、このドアポケットに入る量だけに調味料を厳選しよう。出しやすく、片付けやすい量だけにしよう。それが、その冷蔵庫の容量だ。容量を超えるから、面倒が発生する。


冷蔵庫の掃除と使い方改造 2

2024年04月23日 | お片付けの基本

冷蔵庫談義の続き

ルールもなく詰め込んだ冷蔵庫、何が一番面倒かと言うと『何が入っているか分からない保存容器』だった。確か作ったはず…と蓋を開けて探し回ったり、作ったことも忘れて冷蔵庫の奥から残念な状態で発掘されたり、プラスチックの容器に臭いがついて取れなくなったり(逆に、食品にプラスチックの臭いがつくことも)と、多くの失敗をしてきた。それも何度か。

 

きっと実行している人も多いと思う。保存容器をガラス製のものにした。耐熱で、さらに蓋が買い足せる、イワキガラス製を選んだ。使い始めたころ、中身がすぐ分かるとはこんなにも便利なんだと驚いた。

作り置きのおかず、一週間分のゆで青菜、煮卵などなど、保存に重宝している。冷蔵庫を開ければすぐに目に飛び込んでくるので、探すことがなくなった。そして調理時間が短くなった。何だかデキる人になったようで嬉しくなった。

液体の保存も耐熱ガラスポットだ。煮物の煮汁だとか、ドライフルーツの洋酒漬け(フルーツ漬けを作ることがメインなのか、漬けた後の洋酒を飲むのがメインなのか?!)も外側から見てすぐわかる。さっきも書いたが、プラスチックは長年使うと色が濁ってくるし、臭いも付く。結局ガラスの方が長く、気分良く使えると思う。

冷凍保存には、ステンレス製の保存容器を使っている。金属は熱伝導率がいいので冷凍向きだと思う。ただし中身が見えないので、蓋部分に中身を書いたメモを貼り付けている。

※冷蔵庫近くにペンとマスキングテープをぶら下げておくと便利!

 

空き缶や空き缶の蓋をトレイ代わりにして、ジャンル別に分けて整理すれば、探すのも、取り出すのも簡単になる。

と言っても、ジャンル別に分けられるというのは、自分の調理の癖を知っていなければできないこと。どんな調理をすることが多いのか、何をどんな状態で保存するのか(または、したいのか)振り返らないと、冷蔵庫はまた迷子王国になる。

冷蔵庫の中身をチェックしよう。常時ある食材は何だろう?それが入る大きさはどの位(つまり保存容器の容量は、どの位が適切)?どんな量・状態で保存する?

ここまで振り返ることが出来たら、使いやすい冷蔵庫はもうすぐ。

まだ続く。