地球のどこかで会いましょう。

『社会』のことを少しでもおもしろく、勉強をしてほしいと思います。
いろいろな情報をこの場を借りて提供します。では。

呪文のような九九…苦苦

2016-11-06 23:51:03 | 日記
私にとって九九は呪文であり「苦苦」だった。
それをいま、教えている。
わたしは、最近、口癖のようにいうことがある。
それは…
「覚えたことは忘れる」
「考えたことは一生忘れない」
大切なことだと私は思う。
「九九」を伝統的に丸暗記させる日本の教育。
なぜ、そう教えるのかがわからない。
乗法の交換法則が成立するのだから、
「九九」を覚えるのなら、半分でいいのだ。
それを2のだんから9のだんまで丸暗記させるから、覚えきれない。
じゃ、どうすりゃいいのと聞かれる。
一般的に「九九」を勉強するとき、
最初に…
5→2→3→4のだんの順で覚える。
じつは、覚えるのは、これだけで十分なのである。
5のだんは、5,10,15,20…かんたんに覚えられる。
「5のかたまり」をすでに覚えているからだ。
2のだんは、2,4、6…これも、簡単。
古い方は、「にーしーろーやーとう」なんて物を数えたものだ。
癖のあるのが3、4のだん。
でも、ちょっと集中すれば、覚えてしまう。
でも、4のだんをどう 覚えるかというと...
ちょっと、考えてみよう。
そう、2のだんを2回、足せばいいのだ。
2のだんは、みんな得意だから、簡単である。
すぐに、書けるだろう。
そして、上と下の数字を足してみると…
2のだん:2 4  6  8 10 12 14 16 18
2のだん:2 4  6  8 10 12 14 16 18
4のだん:4 8 12 16 20 24 28 32 36
ほら、4のだんの出来上がりである。
さて、問題は6のだん。
どう覚えるかである。じつは、覚えるのではなく考えればいい。
3のだんを2列書いてみよう。上下の数字を足してみると…
3のだん:3  6  9 12 15 18 21 24 27
3のだん:3  6  9 12 15 18 21 24 27
6のだん:6 12 18 24 30 36 42 48 54
ほら、6のだんの誕生である。では、7のだんは、どうだろうか。
3のだんと4のだんをたせばいい…だろうか。
ちょっと、覚えるのに苦労しているから、それはやめた方がいい。
じゃ、どのだんを使おうか。そうなのである。
「九九」の最初に覚えた、5、2のだんをつかえばいい。
では、書いてみよう。そして、5と2のだんを足してみると…
2のだん:2  4  6  8 10 12 14 16 18
5のだん:5 10 15 20 25 30 35 40 45
7のだん:7 14 21 28 35 42 49 56 63
ほら、できた。みんなが難しがる7のだんが無理なくでてくる。
では、8のだんは、どうだろうか。
4のだんを2回、足せばいいでしょ。
4のだん:4  8 12 16 20 24 28 32 36
4のだん:4  8 12 16 20 24 28 32 36
8のだん:8 16 24 32 40 48 56 64 72
では、最後の難関。9のだんはというと…
ここまで書けば、もう、わかったでしょう。
5のだんと4のだんの合わせ技。
4のだん:4  8 12 16 20 24 28 32 36
5のだん:5 10 15 20 25 30 35 40 45
9のだん:9 18 27 36 45 54 63 72 81
ほら、難関の9のだんが無理なくできた。
小学2年生で「九九」を覚える。
「九九」を覚える前に、2けたのひっ算を覚えている。
しかも、足し算は、比較的みんな得意なのである。
この時期、繰り上がりのある足し算も平気でこなす児童が多い。
だからこそ、このやり方で「九九」を覚えるといいのだ。
覚えるというよりも
考えながら覚えるのがいいのである。
数学的な考え方を育てながら「九九」を覚えると一生忘れない。
わたしも、そうやって「九九」を覚えたかった。

夢…

2016-11-06 23:49:12 | 日記
夢...
夢をもつことが少なくなった。

インターネッとの普及は情報過多を加速させ、
様々な情報を低年齢層まで
素早く、大量に情報を入手できるようになった昨今。
そんな中、
「自分の夢を持っている子」と願っている親も多いと思う。
ところが、あまりに現実がわかってしまうと
夢を追いかけることするらできなくなる。
そんなこと、いまやってどうすんだよ。
と言われて、おしまいである。
わたしが幼少のころ、夢を持つ子が少なくなったと父に言われたことがる。

昔は、大臣になりたい、宇宙飛行士になりたい
みんな大きな夢をもっていたぞ
これが父の口癖だった。
戦後まもなく、新聞配達をしたり、米軍キャンプでアルバイトをした父。
日本が負けたって、なんとか生きようと思った父。
だから、敵国だったアメリカの英語も勉強した。
少ない情報の中で、いろんな夢を膨らませ
それを明日を生きるエネルギーにした父の言葉が忘れられない。