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日記、日々の想い 

雨音の朝

春の雨は、
冷たい
かじかんで、
握る
掌に、
雨粒
支える、
傘の重み
落としたままの、
視線
そぼ濡れた、
通学路
もっと、
前を
振り上げる、
視線の先
覆われている、
視界
滴る、
雨粒
どんよりと、
のぞく
灰色の、
空の端切れ

更に沈む、
気持ち
そのままで、
とぼとぼ
学校へ、
歩く
頼りない、
足取り
もっと、
早く
でも、
知らない子ばかりだ
重い気持ちが、
もっと重い

歩けよ、
自分
いつも、
こうだ
きっと、
遅刻だ
先生に、
また、怒られて
どんよりが、
染み込んで
朝の、
教室
始まってしまった、
いつも
でも、
そんな時も
かけがえが、
なかった
いつか、
過ぎて
遠く、
去って
迎えている、
朝の目覚め
雨音が、
遠い





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