猫・ねこ・ネコ・・・・・いつの間にこんなになったんだろう

多頭飼いの猫日記
※猫ブログですが愚痴も少々入ります。

3.11

2013-03-11 | ペット
あれからもう2年も経ってしまったのか、まだ2年しか経ってないのか・・・




2011.3.11 当日私は会社にいた。(関東です・・・)


会社には私一人だったが、揺れ始めた時なんだか胸騒ぎがして


地震で初めて表に出た。目の前が空き地でその縁にある手すりにつかまっていると


みるみる揺れが大きくなって、まるでロデオでもやっているかのように


立っていられなくなり手すりにしがみついていた。


会社の軽トラックがバンバン跳ね、社内に置いてあった足場が


バラバラ倒れ初め、隣の家のブロック塀が倒れ近くの会社の3階部分の


壁がコンクリートブロックごと落ちるのが見えた。


「日本が終わる。」涙目で手すりにしがみつきながらそう思った。


揺れがおさまって、しばらくして社内に戻ってボー然とした。


足の踏み場が無いほど荷物が散乱していた。


ふと我に返って家の猫たちが心配になった。(息子もね・・・)


家に戻ってみるとうちの方は(会社から車で10分位)被害がほとんどなく家の中も


旦那のCDが少しと息子の本とフィギィアが落ちた程度だったが


半日近く猫たちは隠れてしまって誰も出てこなかった。











地震の日から程なくして”しんぱち”が生まれた。


うちに時々ご飯をもらいに来る”お母さん”と呼んでいた三毛猫が


うちの側の排水路で生んだ猫だった。


4~5匹生まれたはずなのに気がつくと”しんぱち”だけしか居なくなっていた。


正直うちにはその時5匹いたのでもう飼う気はなかった。(飼いたい気持ちはあったが)


そんなある日息子が写メを私にした。



うちの前で”おかあさん”と2匹でえさをくれるのを待っている”しんぱち”。


この写メを見て私は”しんぱち”を回収した。(おかあさんは出来ないのよね・・)



今でも残るほど引っ掛れたけど案外すぐになついてくれた。







初めから他の猫より身体が弱く全然大きくならなくて心配だった。


年末に近づき様子がおかしくなり年明け早々に大学病院の獣医科にも行った。


膵臓だったかガンのような物が見つかったがはっきりわからない。


1歳未満でこういう例はあまりない、手術しても助かる率は少ない。・・と


結局私は手術をせず薬で維持する方を選んだが


2月のある日、私の腕の中で息子と私に看取られながら亡くなった。


なので3.11は地震だけでなく”しんぱち”の事も思い出す日。



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