秘密の結婚９ ラブラブ☆コンタクト

入学したその日から学校では他人の振りをしている僕達☆



偶然校内で合っても目を合わせる事も無いし、話をする事も無い、
増してやハグ♡や♡kiss♡なんて、したくても出来ない、夫婦なのに、、、涙
まるで無関係を装っているんだ



初めから判っていたことだけど、これが案外辛い。。。



朝早く甘い余韻を引き摺りながら、泣く泣く宮に戻っても暫くは放心状態、
やっと重い腰を挙げてシソンに出向き、
上殿の太皇太后陛下始め、目上の方々に朝の挨拶をする頃になって
やっと皇太子の顔に戻る
そしてユルと出会っても何も無かった様な顔が出来るんだ



二人で居る時に思いきりラブラブ♡エネルギーをchu♡入して貰うから
大抵、夜会う時まで持つのだけれど
日に依ってはどうしてもラブ♡エネルギーが足りなくなって
飢餓状態になることが有るんだ・・



そんな時は誰にも気づかれない様に待機している車にチェギョンを呼び出して
ラブ♡chu♡入して貰っていたのだけれど
チェギョンがオルチャングランプリで優勝して学校中に顔が知られる様になってからは
今までの様に呼び出すことも難しくなった。。涙



だからこっそり逢う事も出来なくて
ストレスで悶々とする日が続いていたんだ・・・泣
新婚なんだもん、当然だろ？断



それで息も出来ない重症の日が増えてきたので何とかしなくちゃいけないと
二人で色々考えた結果
僕がチェギョンの教室に顔を見に行く事にしたんだ！



でも可笑しいんだよ？petit怒



僕はいつでもチェギョンの事を思うと会いたくて仕方がなくなるのに
チェギョンは平気だって言うんだ、、、
もしかすると僕への愛が薄れて来てるんじゃないかって
この頃不安になるんだ。。



だからもっと僕を愛してくれる様に休み時間になると急いで
チェギョンの教室に出かける事にしているんだ



でも出かけると言ってもこれが結構大変なんだよな。。汗



A棟には縁もゆかりも無い僕が教室の前をうろうろして
誰かに僕らの関係がバレナイかって心配もある



だから何か良い口実はないかと考えていた時に
偶然、僕のチングのギョンがチェギョンの友達のガンヒョンに
一目ぼれしたらしくて



彼女に告白する為にチェギョンの教室に行くから
付いて来て欲しいと頼まれたんだ



心の中ではヨッシャー！って気分だったけれど
ココは冷静に顔を崩さずに、仕方なしについて行ってやるの体で
チェギョンの教室に出向いたんだ♪



休憩時間毎に、
好きだ～♡僕の理想だ～♡と
愛を告白するギョン。。汗



でもガンヒョンの方は一向に無関心
ギョンが可哀相に思えたけれど、
愛の告白ってこれが普通の事らしい。。



いい加減に諦めれば？と忠告しても
追い返されるのも嬉しいみたいで



さっきちょっと笑ってくれた♪とか、
昨日よりも多く話せた♪とか



ちょっとした彼女のしぐさに素直に喜んで、
恋の駆け引きを楽しんでいる様なんだ
ちょっと羨ましい。。妬



まぁ、僕らはもっと濃厚な愛を語っているけどね♂♡


☆


最近氷の皇太子とおぼっちゃま連中をA棟付近でよく見かけるけど
誰かお目当ての女子が居るんじゃないかって噂が出回った



特A級の結婚条件を備えた皇太子とA級の御曹司3人を加えたF4
この中の誰と交際する事になっても全女生徒の羨望の的



ましてや特A級の皇太子と交際なんて事になると
超々玉の輿！いつかは国母と呼ばれる立場だものね。。。汗



その超々玉の輿を狙ってクラスの女子達は
あの手この手で気を引こうと涙ぐましい努力をしている(笑)



でも学校でのシン君は氷の皇太子を演じる公務中だから(笑)
どんなアピールも届かずまるで無視。
それにF4のお供だと判ってからは誰もシン君に興味を示さなくなってきた



それよりも我が国のBest10に入る企業の次期後継者のギョンが
休憩時間ごとに豪華なお供を連れて来ては



好きだ～♡愛してる～♡の告白タイムを展開するので
その様子の方が面白くて冷やかしながら楽しむクラスメイト達、



お蔭ですっかり注目の的から外れたシン君と私は
教室の中と外で二人だけに判るラブラブ♡サインで
コンタクトを取れる様になった♪♪



目に手をやると会いたかった♡
唇に手を添えると愛してるわ～♡
鼻を掻くと♡kiss♡したい～♂♡♡
耳を触ると抱き締めて～♀♡。。etc
なんてね。。。♡恥



秘密のコンタクトでシン君に笑顔を向けていると、
私達のやり取りに気が付いたのかユル君がスッと近寄って来て
今日の予定はどうか、とか、天気がどうとか話しかけて来るの



嫌だなと思ったけれど、無下に冷たくする訳にもいかないから
愛想笑いをしただけなのに



ギョン帰るぞ！怒。。　って



シン君が急に教室に戻って行ったの
それもものすご～く判り易い顔で。。。



そんな怒らなくてもいいじゃない・・泣
私だってもっとシン君の顔を見ていたかったのよ
でもユル君は何を考えているのか判らないから
気をつけろって言ったのはシン君でしょ？



夫の言葉を忠実に守ったのだから誉めてくれてもいいのに・・



1度拗ねると結構長引くのよね～。。
きっと今夜は無言の行が続くんだろうな。。。
あ～ぁ、折角楽しかったのに、、涙



意気消沈している私に
元気ないね？って心配そうに声を掛けるユル君



あんたのせいでしょ！！怒
とも言えなくてただ笑うしかない、私




今年の皇室のお花見会に僕達オルチャン・カップルとして
チェジュ島に行く事になったんだけど聞いてるよね？って？



そう言えばさっき書類を貰ったけれどまだ読んでないわ



そうか、よく読んどいて
楽しみだな～君と一緒に過せるなんて♪



書類は明日の朝までに出してくれる？
皇族専用機に民間人を搭乗させるので名簿を提出しなくてはいけないから
保護者の判を忘れない様にね＊




と渡されたのがこの書類、
明日までって事は今夜中に判を貰わないといけないんだけど
今夜はソレどころじゃなさそうだわ。。



でも本当は私も皇族だから判はいらないのよね、、秘密だけど♪♪(笑)