卵と私の日常サタン事

認めたくないけど…
金銭に余裕がある時は
ストレスも比例してたまって…
貧しい時は…何だかんだ楽しいwww

あ~痛い痛い痛い!マジマジマジですって♪

2021-11-01 08:08:11 | 日記



健全なる精神を
持った者で
あればあるほど…


『今日は
仕事に行くのが面倒だな…』


とか


『あー!
寝坊してこんな時間だ!
間に合わないな…』


やら


『ちょっと
心配してもらおうかな…』


だのという時…
会社に電話を掛け


「なんか
頭痛いんで休みます…」


と電話口で告げ…
そのまま
東京ディズニーランドに
遊びに行ったりすることが
一度はある。
もちろん、実際に
頭痛など患っていないから
TDLへ遊びに行くのである。
これが俗に言う

【仮病】

である。
病気であると
虚偽の申告をして
自らの義務と
責任から逃れるのである。
自らの義務と
責任から逃れるための
他の方法としては…


『放棄』


『失踪』


『ハラキリ』


などがあるものの
義務と責任を
ひたすらに放棄し続けるには
かなり強靭な精神力を要するし
失踪したはいいが
生きて戻ってしまったら
元も子もないし
死んでしまっては
さらに元も子もない。

そう考えると…
仮病というものが
いかにお手軽な手段であるか
ということがよくわかる。
まして、実行するための手順も…


①電話をかける。


②『病気なので休む♪』と告げる。


③通話を終える。


たったこのスリーステップで
我々は
皆がせかせかと
仕事をしている真っ只中に
葛西臨海水族園で魚を鑑賞し
清々しい気持ちに
なることができるのであり
翌日に顔色を悪そうにして
出社した際には
皆に心配されるという


【おまけ】


まで付いてくるのである。
仮にその心配が
上辺だけのものだったとしても
そこに幾許かの
優越感を得ることが
できるだろう。


『あんたたちが
膨大な量の書類を眺めている間
こちとら上野動物園で
パンダを眺めていたんだぜ♪』


病気であるとの
虚偽の申告をする際
どんな病状
あるいは病気を
でっち上げるかについては
なかなか考えどころである。
ここが仮病の要所であり
核であり
言ってしまえば…
仮病とはそれがすべてである。

ここで如何なる攻撃に出て
相手を撹乱させ
納得させるか
それを考え実行に移すことは
いささかスリリングであり
同時に仮病最大の
愉しみとも言える。

仮病を用いて
湘南水族館で
イルカショーを眺めることなど
仮病をでっちあげて
納得させる瞬間の
爽快感に比べれば
何のこともないのである!
当然ながら…


『ゲホグホ…
白血病なので休みます…』


などと告げるのは
やめておいたほうがいい。
それはもう

『ちょっと休む♪』

という範囲を
著しく飛び越えてしまって
収集がつかない事に
なってしまうからである。
同様にして…

『くも膜下出血』


『マラリア』

などもやめておいたほうが無難だ。
仮病に過激さは必要ない!
仮病においては…

『インフルエンザ』

ですらも
ちょっと過激なくらいなのである。
仮病界の

【三種の病器】

というものがある!

【熱】

【腹痛】

【頭痛】

初心者においては
この辺りから始めるべきであろう。
三種の病器というだけあって
これらは俗に言う

【鉄板】

である。
すなわち、殆どの場合…
これらを用いれば
仮病として
完全に認可される
ということである。

熱であれば…
38℃を超える数値を
伝えれば大丈夫だし

(但し今の時期は
コロナを疑われるので
やめておいたほうが
無難である)

腹痛については…

『何か悪いものでも
食べたんじゃないか?
ハッハッハ♪』

と冗談みたいな感じになるし

頭痛においては…
ストレスとか鬱とか
そっちのほうの心配まで
勝手にしてくれて
翌日から仕事が
減らされているという
幸運がもたらされる
可能性も秘めている。
従って、おすすめは

【頭痛】

なのだが…
以降、また
仮病を用いる際に
ワンパターンに
なってしまっても
つまらないので
上記の三種を
当人のアレンジを含めつつ
使い分けるのがよい。
そして少し慣れてきた頃に

【肉離れ】

などという
冒険をしてみるのも一興だ。
仮病を申請し
それが認可されれば
その後の時間を
どう使うかは
完全に当人の自由だ。

すべきことなど
何もないし
追いかけてくるものも
何もないし
眠るも良し
テレビを眺めるも良し
読書するも良し
出掛けるも良し
何者にも
拘束されることなく
完全に自由なのだ。

ここで問題になるのは
仮病に対する
我々の心情についてである。
すなわち…

【良心の呵責】


【露呈の恐怖】

である!
人というのは思いのほか
真面目な
生き物であるようで
仮病で休むことに
罪悪感を覚えて
しまったりするのである。

私は以前
全く仕事に対して
やる気が出なかった日に

『頭が痛~い♪』

と虚偽の報告をして早退し
帰りがけのコンビニで
ビールを買い
平然と部屋で
テレビを眺めつつ
昼間から酔っ払っていた。
さすがの私も…
テレビを眺めつつ
ビールを飲みながら
ひどい罪悪感に
苛まれたのを
よく覚えている。

もちろん…嘘だがw

確かに…
仮病は
いけない事には違いない。
しかし我々は…
仮病で休むべくして
仮病で休んでいるのだから
そこに罪悪感など
感じる必要はないのである。

むしろ
そんなことに
なるくらいだったら
初めから
仮病なんて用いずに
嫌々ながら
仕事なり学校なり
付き合いなどに
出掛ければいいのである。
弱い意志のもとに
仮病を利用することは
仮病に対して
非常に失礼な行為であることを
仮病者は
肝に銘じておくべきである!

もうひとつの問題は…
実際には
病気でなかったことが
バレてしまうのではないか
という恐怖である!
これは由々しき事態だ…
なぜなら
バレることを前提に
病気を申告する者は
いないからである。
それが露呈してしまった際には
当人においては
著しい信頼の失墜と
目上の者からの激しい追及
叱責が待ち受けているのだ!

普通の人間なら…
信頼を失うのは嫌だし
怒られるのはもっと嫌だ。
そういう意味で
仮病は決して
明るみに出ることなく
完遂される必要がある!
仮病は完全犯罪を
志向するのである。

これは上級者向けの
話になるが
熟練した仮病使いにおいては
仮病を利用して

『サボる』

などという
無粋なことは決してしない。
仮病に対して
純粋たる姿勢である者だからこそ

『頭が痛いので休みます!』

と告げて
そのまま頭痛にうなされて
寝るのである!

ここで
間違えてはいけないのは
匠は決して
頭が痛いわけではなく
むしろ、頭なんて
全然痛くないし
心も晴れやかである
ということである!

本当に
頭が痛いのであれば
それは頭痛という
病気なのであり
仮病ではないからである!
我々は概ね仮病を

『使用』

することしか
考えていない。
仮病を

『利用』し…

頭が痛くないからこそ
後楽園遊園地へ行くのであり
熱がないからこそ
サンシャイン60
ナンジャタウンまで
足を延ばすのである。

(別に無理して
行かなくてもいいのだが…)

要するに…それが仮病を

『使用』

或いは

『利用』

するということなのである!
その考え方から
一歩踏み込んだのが…
仮病を

『患う』

ということである。

『頭痛という仮病』


『患った』

のだから
頭が痛くないのに

『頭が痛~い♪』

宣言をし
そのまま
頭痛と戦うのであるw
仮病師の匠は…

『患わない仮病は
…ただの豚だ!
仮病は会議室で
仮病するんじゃないっ!
仮病によって逃げるために
仮病するんじゃない!
仮病と向き合うために
仮病するんだ!
ああ…もちろん…
苦しいさっ!
患うんだからねw
ま…試練みたいなものかな♪
レインボー仮病…
封鎖できませ~ん!』

と口を揃えて言っている。

ともかく…
この領域に達すれば
仮病特有の

『良心の呵責』


『露呈の恐怖』

という問題は解決する!
実際に患っている訳だから
何も後ろめたいことはないし
同様にして…
嘘がバレることを
恐れることもない。
もちろん将来的には…

『ガボギホ…
仮病ですので休みます♪』

『そうか♪お大事に
ゆっくり休んで
元気な姿で
出社してくれよ♪』

などということも…
世界がもっと
寛容になれば
実現するであろうし
病院では仮病が
正式な病気として診断され
保険の対象内に
仲間入りすることも
可能であると
私は考える。

仮病とは
初心者においては
お手軽に
嗜むことができるし
上級者においても
極めて奥が深い
娯楽である。

しかし…
長期休暇を
欲している場合…

『広島の叔父貴が死にまして…』

を使用するしかないが…

『ほぅ…
キミは全国各地に
親戚がいるのかね?』

と…すでに
47都道府県の親戚を
殺してしまっている場合も

『ところで内線に
キミ宛の電話だが…
天国からかね?』

と…広島の叔父貴本人から
電話が来る場合もあるので
充分に
気を付けるべきである!









偽〓たまこ〓装


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