今までプレイ動画一辺倒だったYoutubeのマイチャンネルに、結月ゆかり実況の動画をいくつか上げてみました。
自分へのメモも兼ねて、どういう手順で作成したのか書き記してみます。
(あくまで自分流の作り方です)
その前に、「結月ゆかり」とは何ぞやという方のために説明しますと、
簡潔に言うと「入力した文字を喋ってくれるソフトウェア」です。
その喋るキャラクターが結月ゆかりというキャラクターです。
この手のソフトは「VOICEROID」としてシリーズがあり、それぞれキャラクターも異なります。
中には他作品のキャラクターをVOICEROIDとして起用したものも。
ボカロシリーズなどとは違い、「話す」ことに特化しているのが特徴です。
中でも結月ゆかりシリーズは違和感のないボイスを作成でき、耳触りがよく聞き取りやすいと評価も高く、
VOICEROID実況の中では定番中の定番と言っていいかもしれません。
同じVOICEROIDになっているキャラ「弦巻マキ」とコンビで扱われることが多いです。
とまあここまでVOICEROIDの話をしておいて何ですが、
これから紹介する動画の作成手順は、「ゆっくり実況」にも簡単に流用できます。
というか本来はゆっくり実況を作成する手順にVOICEROIDを乗せたものなので、
ゆっくりの方が作成は簡単です。
◆用意するもの
(勝手にリンクを貼っていいものか判断に困ったのでリンクはしません)
・ゆっくりムービーメーカー
元の動画に音声や字幕を付ける編集に使います。
一番使用頻度が高いソフトになります。
有志の方が作成した多機能ソフトで、フリーソフト。
・音声ソフト
各種VOICEROIDやCeVIOなど。もちろん有料。
無料で作成したい場合はゆっくりなどを使いますが、ゆっくりで作成する場合「ゆっくりムービーメーカー」単体で喋らせられるので、音声ソフトは必要ありません。
・AviUtl
言わずと知れた多機能動画編集ソフト。フリー。
ただしそれはこのソフトの幅広い拡張性があってのことなので、多機能で使いたいなら自分でカスタムしないとなりません。
「ゆっくりムービーメーカー」で作成、出力した編集ファイルを1つの動画に出力する最後の役割を担当します。
・L-SMASH Works
「AviUtl」に使う入力プラグイン。フリー。
AviUtlは素の状態ではAVI形式とWMV形式の動画しか読み込めないため、
その他の形式の動画を読み込みたい場合、このプラグインが必要です。
・x264guiEx
「AviUtl」に使う出力プラグイン。フリー。
AviUtlは素の状態ではAVI形式でしか動画を出力できないので、
このプラグインで高画質、高圧縮のh.264で出力できるようになります。コンテナはmp4。
h.265で出力できる「x265guiEx」もあります。更に高画質、高圧縮ですがそれなりに出力に処理能力を要するのでスペックと相談で。
・拡張編集プラグイン
「AviUtl」上でタイムラインを表示し、高度な編集が可能になるプラグイン。フリー。
今回はゆっくりムービーメーカー上で編集のほとんどを行うので、
ゆっくりームービーメーカーから出力した編集ファイルを読み込みするのが主な仕事です。
AviUtlと制作者が同じなので、AviUtlと同じページからダウンロードできます。
・元になる動画
これがないと始まりません。
文字だけの動画や、静止画だけの動画の場合は必要ないです。
・キャラクターの立ち絵
立ち絵を表示したいときに。
立ち絵を提供してくださっている絵師さんからお借りするといいです。
もちろんできるなら自分で描いてしまうのもアリ。
AviUtl上に表示できる画像のサイズは800×800までです。
それ以上のファイルはリサイズしてください。
◆プラグイン導入などの事前準備
・L-SMASH Worksの導入
①:aviutl.exeがある階層に「Plugins」というフォルダを作成する(あれば①はスルーしてください)
②:ダウンロードしたファイルを解凍して出てきた「lwcolor.auc」、「lwdumper.auf」、「lwinput.aui」、「lwmuxer.auf」の4つのファイルを先ほどの「Plugins」フォルダに入れる
③:導入完了
・x264guiExの導入
①:ダウンロードしたファイルを解凍して出てきた「auo_setup.exe」を実行する
②:画面の指示に従い、aviutl.exeがあるフォルダを指定し、次へをクリック
③:ファイルの展開が終わるまで少し待てば導入完了
・拡張編集プラグインの導入
①:ダウンロードしたファイルを解凍して出てきたフォルダの中身のファイルをすべてaviutl.exeがある階層に直接入れる
②:導入完了
・ゆっくりムービーメーカーへの立ち絵の登録
①:ファイル→設定→キャラ素材のタブへ移動する
②:「ここの素材をD&Dする」の範囲にキャラ素材をzip形式のまま解凍せずにドロップする
もしくすぐ上の項目で直接キャラ素材のある場所を指定する
③:すると自動でキャラ素材フォルダと立ち絵ファイルを中に展開してくれるので完了
これで事前準備は終わりました。
以降から動画編集の手順になります。
◆手順1:ゆっくりムービーメーカーで編集する
・動画の読み込み、編集
①:ゆっくりムービーメーカーのタイムラインに実況をつけたい動画をドロップするか、
タイムライン上の「動画を追加」から読み込む
②:タイムライン上のレイヤーに動画のアイテムが現れる。ドラッグすると再生開始時間を調節できる。左端をドラッグして縮めると開始場面、右端だと終了場面を調節できる
③:タイムライン上の動画アイテムをダブルクリックで、動画の編集画面が表示される。音量やフェードイン、フェードアウト、回転、拡縮を必要に応じて調整する
④:動画の内容が表示されるプレビューウインドウ上でホイールを回すことでも画面の拡大、縮小ができる
これでゆっくりムービーメーカーに動画を乗せることができました。
ここから実況音声や効果音などを乗せていきます。
・キャラクターの登録、立ち絵の表示
(ゆっくりを使う場合は既にいくつか用意されているので、①~⑤は必要ありません)
①:タイムライン最下部の「+」をクリックする(「ここにセリフを入力する」の左)
②:キャラクター編集ウインドウが開くので、下部にある「新規追加」をクリック
③:新規に名無しの項目が増えるので、全般タブで自分のわかりやすいキャラクター名を付ける
④:キャラ素材→全般タブの素材名の項目にあるプルダウンから登録した立ち絵素材を選択する
⑤:キャラ素材→デフォルトの表情タブから、基本となる立ち絵を選択する
⑥:タイムラインへ戻り、先ほどの「+」の左にあるキャラ名から登録したキャラクターを選ぶ
⑦:タイムライン下部にある「キャラ素材専用タイムライン」(レイヤー○○とは区切られているレイヤー。どこかわからない場合、タイムライン上でカーソルを置いておくと各部の説明が出るのでわかりやすい)
で右クリック。「アイテムの追加」を選択すると、レイヤー上にキャラクターのアイテムが現れる。
このアイテムが表示されている範囲で先ほど設定した「デフォルトの表情」の立ち絵が表示される。
ダブルクリックで編集画面が開ける
また、動画と同じ操作で表示時間を伸ばしたり縮めたり、ずらしたりできる。
基本、動画の開始から終了まで出しっぱなしで良い
⑧:立ち絵は動画内容が表示されているプレビューウインドウ上でドラッグして位置や大きさを調節できる
これで基本となる、「動画の上に立ち絵」の状態の絵面を作ることができました。
ここまで来たらあとは単純作業となります。
・実況音声の追加、表情変え
(ゆっくり実況の場合は、①の工程は必要ありません。「ここにテキストを入力」に直接テキストを入力するだけでタイムライン上にゆっくり音声と字幕が追加されます)
①:作成した音声ファイルをタイムラインの「ここにテキストを入力」の部分にドロップする
②:「追加」をクリックでタイムライン上に音声のアイテムが追加されると同時に字幕も追加される
③:他のアイテムと同じようにずらしたり伸ばしたりできる。伸ばした場合、字幕の表示時間が延びる。音声の再生時間より縮めることはできない
アイテム右端の区切られた余白は「音声が再生し終わった後の字幕表示時間」
④:アイテムをダブルクリックで詳細設定ができる。立ち絵の表情変化や字幕の大きさ、音声の音量もここから
⑤:プレビューウインドウ上で字幕を直接ドラッグし位置の調整
これらの操作で「セリフごとに表情を変える」ことができます。
ここまでで一通り「実況動画」として形になりましたので、編集を終了します。
◆手順2:ゆっくりムービーメーカーで編集した情報をファイル出力する
・出力の前にゆっくりムービーメーカーで編集した内容を保存しておく
①:タイムラインのフロッピーのアイコン💾か、プレビューウインドウのファイル→名前を付けて保存から現在の状況を保存する。保存したファイルの拡張子はymmpとなり、ゆっくりムービーメーカー専用
編集内容はこまめに保存しておくと安心
・AviUtl用のオブジェクトファイルを出力する
①:プレビューウインドウのファイル→出力でAviUtlで読み込む、exoファイルを名前を付けて出力する
これでゆっくりムービーメーカーでの編集は終了です。
◆手順3:AviUtlで動画を出力する
①:AviUtlを起動(ゆっくりムービーメーカーにAviUtlのパスを通している場合は出力後に直接起動する)し、
設定→拡張編集の設定をクリックする
②:AviUtlのタイムラインが表示されるので、タイムライン上で右クリックし「オブジェクトファイルから新規作成」を選択
③:先ほど出力したexoファイルを読み込む
④:するとゆっくりムービーメーカーで編集した内容がAviUtlのタイムラインに読み込まれる
⑤:追加の編集がしたい場合は編集する(特にない場合はそのまま)
⑥:プレビューウインドウのファイル→プラグイン出力→拡張 x264 出力(GUI)Exを選択
⑦:出力する場所とファイルネームを決め、「保存」
⑧:エンコードが開始されるので待ちます。お茶でも飲んで待ちましょう
⑨:エンコードが終わったら動画完成 お疲れさまでした
◆手順Ex:その他小ネタ
・動画に実況以外の音声を追加する(ゆっくりムービーメーカー)
①:ゆっくりムービーメーカーのタイムライン上に音声ファイルを直接ドロップする
②:タイムライン上に音声アイテムが追加されるので、ダブルクリックで編集したり、位置をずらしたりと扱いは他のアイテムと同じ
・動画の冒頭に余白を入れる(ゆっくりムービーメーカー)
①:タイムラインで動画アイテムを右にずらして開始時間を遅らせる
②:動画が再生されるまでは真っ黒背景になるので、字幕を入れるなり画像を入れるなりBGMを入れるなり
・動画の再生終了後に余白を入れる(ゆっくりムービーメーカー、AviUtl)
私はゆっくりムービーメーカーのほうでは方法を把握していないので、
メインの動画の後にただの真っ黒動画をタイムラインに追加し、長さを調節してフェードアウト後の暗転として使っていました
強引な解決法ですが、出来上がったものは問題なく仕上がっていました。
AviUtlの場合
①:動画アイテムの右端より先のフレームを選択しておく
②:タイムライン上で右クリックし、「範囲選択」を選択
③:現在のフレーム位置を最終フレームにするを選択
④:動画が再生終了してから最終フレームまでは無映像無音となるので、その余白を使う
・動画に実況以外の字幕を入れる(ゆっくりムービーメーカー)
①:ゆっくりムービーメーカーのタイムラインから「字幕を追加」をクリック
②:テキストを入力して追加する
③:テキストアイテムもダブルクリックで編集でき、プレビューウインドウでドラッグして位置を調整できる
・セリフではないところで立ち絵を変える(ゆっくりムービーメーカー)
①:キャラ素材専用タイムラインの表情アイテムを、表情を変えたい部分で右クリック
②:「分割」を選択し、分割したあとは伸ばしたりしてタイミングを微調整
③:分割したあとそれぞれの表情アイテムをダブルクリックで編集。表情を変える
…以上、自分が編集でやっている範囲での説明でした。
ゆっくりムービーメーカーで立ち絵をアニメーションさせたり、AviUtlでもっと高度な編集をかけたりもできますが、
ゲーム実況というジャンルにおいては、ゲーム画面に集中させるのも重要ですので、そこまで過度な編集は必要ないというところがとっつきやすいですね。
画面効果みたいなものは一切学んでいないので、集中線やアップ、シェイクくらいは身につけたいですね。
…上の一文書いてる途中でアップはゆっくりムービーメーカーのタイムライン上で動画アイテム分割して拡大率いじればできるんじゃね?みたいなこと思いついたり
一度覚えるとできることの幅がどんどん広がるのが面白いですね。
2022/06追記:現在ではAviUtlだけで編集をしています。こちらでは同じ要領でより高度な編集ができますが、とっつきやすさで言えばゆっくりムービメーカーのほうに軍配が上がるので、初心を忘れない入門用としてこの記事の内容は残しておきます。
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