多摩爺の「時のつれづれ(文月の23)」
グッジョブ4連発
分っていたこととはいえ、梅雨が明けると、
いきなり列島の各地で猛暑だから、老体には厳しい環境だが、
偶然だとはいえ、昨日はちょっと気になってた案件で、
グッジョブといえるような判断が、立て続けにくだされたので、
これは、記しておかねばならないだろう。
その一つ目は、オリンピックの開会式で使われる楽曲制作を担当するミュージシャンが、
学生時代に起こしたスキャンダルについて、その内容が障がいをもった学生へのイジメだったことと、
そのことについて、20数年前の雑誌インタビューで、武勇伝のごとく自慢げに話していたことから、
東京2020の楽曲を担当する者として、相応しくないとの批判が高まり、
ニッチモサッチモ行かない状況に陥っていた。
まったくもって、ふざけた話であり、即刻クビにするのが妥当だと思うが、
本番までに日がないことから、オリンピック組織委員会は、反省してるとして黙認を表明したし、
当事者はツイッターで謝罪して、なんとかならないだろうかと様子見してたが、
官房長官が毎日行う定例会見で発した「適切な対応を取るように」の一言でとうとう詰んでしまった。
いつもは官僚的な発言が目立ち、木で鼻をくくったような応答で、
あまり好印象ではない官房長官だが、今日の一言は・・・ グッジョブだろう。
大変なのは組織委員会だろう。
自らのリサーチ不足とは云え、絶対に失敗できない開会式で使用する楽曲を
あと4日で作り上げ、ほぼぶっつけに近い状況で、本番を迎えなければならなくなった。
寝る暇も無く気の毒だと思うし、人生で最も過酷な4日間になると思うが、
一方でやりきれば、達成感はもの凄いはずだ。
失敗が許されないだけに・・・ 頑張ってもらうしかないだろう。
二つ目は、東京2020の開会式に合わせて、我が国を訪問するとかしないとか、
ぐずぐず、ぐずぐず・・・ 我が儘を言ってた半島の大統領が、
やっと訪問しないと表明したことだろう。
慰安婦問題や、徴用工問題、さらにはレーダー照射問題について、
ボールを投げられているにも拘わらず、ほったらかしにしていたら、同盟国のアメリカに突き放され、
我が国と仲良くならないと、外交面、経済面で雪隠詰めになると分ると、
途端にすり寄ってくるのだから、もうどうしようもなく、
オリンピックの開会式に行くと言ったら、
首脳会談ができると思っていたんだから・・・ 頭が悪すぎる。
どうしても、オリンピックの開会式に来たいんだったら、
まずは、選手村に垂れ幕を掛けたり、福島産の食材にクレームをつけたり、
竹島の地図にイチャモンつけたりして、
スポーツに政治を持ち込んで、平気で嫌がらせをするような選手団を派遣しないことだ。
鬱陶しいとはいえ、一国のトップだから・・・ むげにできないことを良いことに、
官邸も苦心してたと思うが、官邸が頑として、半島からの我が儘な要求を受けなかったことから、
とうとう自ら引かざる得なくなってしまった。
これが野党政権だったらと思うと、ぞっとしてしまうが、
強気で対応し続けた官邸は・・・ グッジョブだった。
大きな声じゃ言えないが、半島の面倒くさい大統領の話題が、
ここ数日、テレビで放映されなくなったと思うと・・・ 正直なところ、ホッとしてる。
三つ目は、日本相撲協会の諮問機関である横綱審議委員会(横審)の定例会において、
7月場所で準優勝して、横綱へ推進された照ノ富士を満場一致で決めたことだが、
これはむしろ・・・ まったくもって異論の無かったことから、
グッジョブというより、当然といった方が正しい。
横審のグッジョブは照ノ富士のことではない。
7月場所で全勝優勝したものの、その取り口に著しく品格を欠き、
勝てばなにをやっても良いという取り口に、
多くの大相撲ファンを失望させ、ひんしゅくを買った横綱・白鵬に苦言を呈したことである。
初日から格下を相手に張り手(フック)を使い、
14日目には仕切り線から大きく下がって立つという奇策、
とどめは千秋楽、立ち会いで相手を幻惑させると、
顔面を狙ったかち上げ(ひじ打ち)から、左右の張り手
強引なこて投げで勝ったあとは、鬼の形相でガッツポーズだから、
もはや相撲という、格式の高い神事を・・・ 武道ではなく、格闘技にしてしまった。
そういった取り口に対し、横審は「見苦しい。」「美しくない。」と言及し、
品格に対して注文をつけた。
懲戒へ進言ができる横審の注文だけに、とりあえずは・・・ グッジョブだが、
相撲がだんだん面白くなくなっていくのが分るから、
これにはけっこうな重みがあり・・・ 一大事だと思う。
四つ目は、学校関係者にコロナ患者がでたことから、
夏の選手権大会を辞退せざる得なくなった鳥取県の高校に、同校野球部主将がSNSでつぶやくと、
ワイドショーのコメンテーターが呼応して、為政者を動きだしたら、
同県の高野連は、あっさり白旗を上げ、不戦敗を取り消したうえで大会への復帰を認めたのだった。
なんでもかんでも一蓮托生ではない。
チーム内に感染者が出ていても、陰性の者だけでチーム編成ができのであれば、
特別措置で、登録メンバーの変更をしてでも大会への参加を認めなきゃ、
教育の一環としてのスポーツではなくなる。
頭が固いと思われていた高野連だが、
柔軟な発想で生徒に寄り添ったことは・・・ グッジョブだと思うし、
200年前だったら、直訴は厳罰だったが、
勇気を持って一石を投じた野球部主将も・・・ グッジョブだったと称えたい。
余談になるが・・・ よくオリンピックはできるのに、
子供の運動会はできないという声があるが、無観客なら運動会もできるんじゃなかろうか?
教育に指導者は必須だが・・・ 観戦者は必須ではない。
やれることに知恵を絞って、それでもってできるのなら・・・ 運動会をやれば良い。
また、宮城県知事が観客を入れてオリンピックのサッカーをやることに、
仙台市長が無観客を要望して揉めている。
地方のことは、地方でしか分らないので、しっかり議論して決めれば良いと思うが、
数字的に見れば、4万人が入るサッカー場に、
1万人だけ入れるのだから収容率(密の度合い)は25%だが、
先週末、仙台で行われたオールスターゲームでは、
3万人が入る球場に、1.5万人を入れたので収容率は50%である。
どちらが密で、どちらが危険なのだろうか・・・ そのことが議論されることがあったのだろうか?
オリンピックが危険だと、決めつけてはいないだろうか?
無観客を否定するものではないが・・・ ダブルスタンダードでは、理解は得られないと思う。
地方で行う競技については、
国民が分りやすい、客観的な数値目標と、会場近辺の環境をデータ化して、
スーパーコンピューター富岳に、シミュレーションを依頼すれば良いと思うがどうだろう?
なにをやっても、嫌な人は嫌なんだろうが、
スーパーコンピューターには逆らえないんじゃなかろうか。
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