台風前は、鮮やかに夕焼ける。

「明日は大荒れ」の天気予報。

うーん　お水足らないかも　と

イオンへ買い出しに出かけた。

こんな時に今朝、夫は羽田便で東京へ。

お墓参りと学生時代の仲間の集まりがあるのだそう。

突然に沸いた大型台風がどんどん西寄りの

九州に近寄っても、誰も中止を言わない。

お馬鹿すぎて、話にならない。

この7年ほど、自分の家を買った後、

夏の台風長雨、冬の凍結対策に毎年、

ルーティンのようにひとり腕まくりして

避難準備を繰り返してきた。

昨年の夏はその古い戸建に住んでいたので

風のびゆぅびゅぅ吹き荒ぶ音や、

サッシが風圧で内側にそり返る様を

自衛で対処していた。

停電するかな？　と思った時は

溶けたら腐ってしまう冷凍庫の食材で

もりもり料理を作っては、冷蔵庫で保存

数日間かけて食べていた。

発泡スチロールを切り出し、ラップでぐるぐるに巻いて、８箇所もあった床下通気口を塞いだり、土嚢も　土を袋に入れるより

庭で使う園芸土（小）をいくつもかってきて　扉の前を塞いだりした。

屋根に叩きつける雨音

暴風に軋む音

鳴くような風の音

避難を呼びかけるキャスター

それらの音が今、住み替えたマンションでは　ほとんど聞こえてこない。

それは安全の証なのかもしれないが、

少し寂しく思う私がいる。

マンションは、こんなに頑丈で

静かだったんだね…

近所の福岡空港にライブカメラがあった。

明日は雨粒も映るのだろうか？

明日から土曜まで籠城だ。

***